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イギリスの競走馬・種牡馬 ウィキペディアから
シャーペンアップ (Sharpen Up) とは、イギリスの競走馬及び種牡馬である。
日本に輸出されたエタンが欧州供用1年の間に残した産駒であり、2歳時には5戦5勝でミドルパークステークスを制するも、3歳時には1勝もあげることができなかった。
種牡馬としては、後継種牡馬として活躍したクリスとダイイシスの全兄弟、凱旋門賞馬トランポリーノ、BCターフ優勝馬ペブルスなどを輩出した。
父エタンはアメリカ生まれのネイティヴダンサー産駒であり、デビュー戦に優勝したものの、その競走中に故障を発症し、1戦限りで引退を余儀なくされた馬で、引退後は1965年からアメリカで種牡馬となったが、1967年にアイルランドへ、さらに翌1968年には日本へ輸出されており、シャーペンアップはわずか1年のアイルランド供用時代に輩出された。
母Rocchettaは5号族出身で、全姉Outcropはヨークシャーオークス優勝馬であった。
シャーペンアップは6月にレスター競馬場のメイドンレースを4馬身差で制すると、続くドンカスターのキャントリープレートも制して、7月にはアスコットのハイペリオンステークスを3馬身差で勝利し、8月にはニューキャッスルのシートンディラヴァルステークスでも勝利して4連勝を飾った。
その後、G1レースであるニューマーケットのミドルパークステークス(6f)に挑み、ニューステークス優勝馬フィリップオブスペインやロベールパパン賞優勝馬サンプリンス相手に見事優勝した。
なお、この年は5戦5勝と無敗ではあったが、フリーハンデでは同厩のクラウンドプリンスとハイトップより低い3番手評価に留まった。
3歳初戦はグリーナムステークス(7f)に出走したがマーティンマスの2着に敗れ連勝がストップすると、2000ギニーには出走しなかった。 3ヶ月後に復帰するとスプリント路線を歩み、ジュライカップで牝馬のパーシモニーの2着と健闘したが、ナンソープステークスではディープダイヴァーの着外に敗れた。
シャーペンアップは引退後、ニューマーケットのサイドヒルスタッドで種牡馬入りし、1980年にはアメリカ・ケンタッキーのゲインズウェイファームに移った。
シャーペンアップの血統(ネイティヴダンサー系 / Hyperion M3×S5) | (血統表の出典) | |||
父 *エタン Atan (USA) 1961年 栗毛 |
父の父 Native Dancer (USA)1950 芦毛 |
Polynesian | Unbreakable | |
Black Polly | ||||
Geisha | Discovery | |||
Miyako | ||||
父の母 Mixed Marriage (GB)1952 鹿毛 |
Tudor Minstrel | Owen Tudor | ||
Sansonnet | ||||
Persian Maid | Tehran | |||
Aroma | ||||
母 Rocchetta (GB) 1961年 栗毛 |
Rockefella (GB) 1941年 黒鹿毛 |
Hyperion | Gainsborough | |
Selene | ||||
Rockfel | Felstead | |||
Rockliffe | ||||
母の母 Chambiges (FR)1949 鹿毛 |
Majano | Deiri | ||
Madgi Moto | ||||
Chanterelle | Gris Perle | |||
Shah Bibi (F-No.5-i) |
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