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ザ・ボーイズ (テレビドラマ)
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『ザ・ボーイズ』(原題:The Boys)は、スーパーヒーローを題材としたアメリカ合衆国のストリーミングテレビシリーズである。原作はDCコミックスのワイルドストームのインプリントと、ダイナマイト・エンターテインメントにて出版された、ガース・エニスとダリック・ロバートソンによる同名のコミック。
概要
要約
視点
企業によって管理されたヒーローが活躍する世界を舞台とし、あらゆるヒーローを軽蔑するビリー・ブッチャーが率いる超能力を持たない人間たちの集団「ザ・ボーイズ」と、自己中心的で不安定なヒーロー・ホームランダーが率いるヒーローチーム「セブン」の戦いを描く[1]。
シリーズはエリック・クリプキ、エヴァン・ゴールドバーグ、セス・ローゲンによって創作され、2019年7月26日にAmazonプライム・ビデオよりシーズン1(全8話)が配信された[2]。
シーズン1配信前の2019年7月19日にシーズン2の製作が発表され[3]、2020年9月4日から配信された[4]。シーズン2は同日に3話が配信された後は毎週1話ずつ、全8話が配信された。2020年8月28日からはシーズン2の配信に合わせてアフターショー『Prime Rewind:「ザ・ボーイズ」の裏側』("Prime Rewind:Inside the Boys")が配信された。
2022年6月3日からはシーズン3が前シーズンと同様に配信された[5]。
シーズン4は脚本家組合のストライキにより遅れたが[6][7]、2024年6月13日から配信されている[8]。
2024年5月14日、シーズン5の製作が発表され[9]、同年6月11日にはこれが最終シーズンとなると発表された[10][11]。今後はスピンオフとしての展開を予定している[12]。
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あらすじ
要約
視点
シーズン1
巨大企業"ヴォート・インターナショナル"に雇用された200名超のヒーローたちは各地でのヒーロー活動の他、米政府や他国から恐れられる特殊兵器として、また、様々なエンターテインメントに登場するポップアイコンとして活躍している。その中でも特に人気が高く、実力が認められた七人はスーパーヒーローチーム"セブン"としてヒーロー界の顔を務めている。ヴォート社はヒーローを利用して巨利を得る一方、ヒーローの中には、権力や私欲、名声に取り憑かれ腐敗した者も少なくない。
主人公ヒューイ・キャンベルは給料の良くない小さな電化製品店で働く平凡な青年だったが、ある日恋人のロビンをセブンの一員で高速移動の能力を持つスーパーヒーローのAトレインに衝突されて失う。最愛の恋人を殺されたヒューイは、ヴォート社から謝罪と賠償の提案を受けるが、社員の態度やAトレイン本人の誠意の無さに怒る。
ヴォート社を相手取って裁判を起こそうとするも、満足な資金もないことから断念せざるを得ず、無力感に苛まれる中、ヒューイはFBI捜査官を名乗るビリー・ブッチャーという男に出会う。ブッチャーはなぜか、ヴォート社が公表しなかったロビンの事件の真相やヒューイが和解に応じなかったことなどを知っていた。
ブッチャーはヒーローの腐敗した実態を語り、彼らに復讐することが"ザ・ボーイズ"の使命だとしてヒューイを勧誘する。疑いながらも、ヴォート社やAトレインの説明がデタラメであることを示す証拠を見せられたヒューイはブッチャーに協力することを決意。ブッチャーとヒューイはさらに武器密売人のフレンチー、ブッチャーの戦友マザーズミルク(MM)、超能力保持者の少女キミコらを仲間にし、徐々にセブンを追い詰めていく。
一方、ヒューイはニューヨークに出てきた少女のアニー・ジャニュアリーと知り合う。しかし、アニーのもう一つの顔はセブンの新メンバーとしてスーパーヒーローになったスターライトである。長年セブンに憧れを抱いていたアニーだったが、セブンのメンバーであるディープにセクハラを受けたばかりか、ヴォート社の露骨な商業主義を目の当たりにしたことでスーパーヒーローに幻滅し始める。
ザ・ボーイズはやがて、ヒーローたちは生まれながらにして超能力を持っていたのではなく、胎児の段階でヴォート社によって強化薬"コンパウンドV"を投与されて作り出されていたことを知り、ヴォート社を証拠と共に告発するも、ヴォート社との契約を優先した政府はこれを黙殺してザ・ボーイズを逮捕する。逮捕を免れたブッチャーはホームランダーに戦いを挑み、ホームランダーを巻き込んで自爆しようとするが阻止され、8年前にホームランダーにレイプされて殺されたと信じていた妻ベッカと、ホームランダーとの間の息子を見せられる。
シーズン2
指名手配されたザ・ボーイズの面々は地下に潜伏。一方、セブンには新メンバーのストームフロントが加わり、人気を得てホームランダーの地位を脅かす。ホームランダーは息子ライアンとの父子関係に苦心し、人気の低迷にも悩まされる。やがてホームランダーはストームフロントと関係を持つようになり、その正体が100才を超える元ナチスであることを知る。
アニーはヒューイの依頼を受け、超能力者がコンパウンドVによって人工的に作成されたことをマスコミに漏らすが、ヴォート社はテロリストの脅威を訴えることで危機を乗り切り、人種マイノリティ軽視の批判をかわすため、クイーン・メイヴが同性愛者であることを広報で強調する。
セクハラの件で左遷されたディープはセブンへの復帰が叶わず落ち込み、カルト宗教"共同教会"[注釈 1]に依存するようになり、心臓の異常によりセブンから外されたAトレインも勧誘する。
ザ・ボーイズはヴォート社が超能力者を密入国させていることを知って踏み込み、キミコの弟を捕らえるが、ストームフロントがキミコの弟を抹殺する。
その後、ザ・ボーイズはストームフロントの正体が1970年代に活躍したヒーロー"リバティー"であることを突き止める。ブッチャーはヴォート社に保護されているベッカと再会して逃亡を持ち掛けるも、ライアンを育てるために拒否される。やがてライアンをホームランダーが連れ去ったため、ベッカはブッチャーに助けを求める。
ザ・ボーイズはヴォート社がコンパウンドVを実験する施設で、元セブンで、なおかつザ・ボーイズのためのスパイでありながら裏切ったランプライターに再会する。ランプライターは再びザ・ボーイズに協力するが、裏切りが露見して監禁されたアニーを救出する際、セブンの彫像から自分が外されたことを知って焼身自殺する。
ニューマン下院議員がヴォート社の不正を追及するために公聴会を開くも、多くの出席者が頭部を破裂させられて妨害される。ザ・ボーイズとヴォート社経営者エドガーは、ホームランダーからその弱みであるライアンを引き離すために協力する。元ナチスの経歴を暴露されたストームフロントがザ・ボーイズを襲い、ライアンに倒されるもベッカが巻き添えで死ぬ。クイーン・メイヴはかつて飛行機の乗客を見殺しにしたビデオを持ち出してホームランダーを脅し、公聴会の虐殺の罪はストームフロントに帰せられ、ザ・ボーイズへの起訴は取り下げられる。スターライトとAトレインがセブンに復帰するも、ディープは復帰を認められない。
シーズン3
1年後、ニューマンが立ち上げた超能力管理局に就職したヒューイ、離婚したMMはザ・ボーイズを離れ、残りのザ・ボーイズは管理局の依頼で超能力者の犯罪を取り締まっている。一方、セブンには共同教会を抜けたディープが復帰し、新人のスーパーソニックが加わる。
元ナチスのストームフロントとの関係が暴露され人気の落ちたホームランダーは、スターライトとセブンの共同リーダーにさせられて苛立つも、本音を爆発させることで人気を取り戻し増長する。クイーン・メイヴはそんなホームランダーを危惧し、超能力を24時間だけ使えるようになるヴォート社の新薬"V24"をブッチャーに渡す。
ブッチャーはホームランダーを倒すため、かつて最強と呼ばれたヒーロー"ソルジャー・ボーイ"を倒した武器を探し、V24を試す。MMはソルジャー・ボーイがかつて父を殺したと知り、ヒューイはニューマンが頭部を破裂させる超能力者であると同時にエドガーの養女でもあると知り、それぞれザ・ボーイズに戻る。
旧ソ連政府がソルジャー・ボーイを倒して連れ去ったことが判明し、ザ・ボーイズはロシアに向かう。囚われのソルジャー・ボーイを見つけるが、キミコは能力を失う。ホームランダーはニューマンと組みエドガーを陥れてヴォート社を支配し、敵対するスーパーソニックを殺し、クイーン・メイヴを捕らえる。
帰国したザ・ボーイズのうちヒューイとブッチャーはV24を服用し、裏切り者を探すソルジャー・ボーイと手を組むも、他の仲間は離反する。ソルジャー・ボーイはかつての仲間を尋問しては殺し、ホームランダーが自分の息子であること、仲間たちがエドガーの命令で自分を裏切ったことを知る。ヴォート社に反旗を翻したスターライトはV24に致死性の副作用があると知る。キミコはフレンチーを守るためにコンパウンドVで能力を取り戻す。
ホームランダーはブラック・ノワールを殺し、ライアンを味方につける。ソルジャー・ボーイ、ブッチャー、クイーン・メイヴはホームランダーと戦おうとするも、ブッチャーがライアンを守るために変心してソルジャー・ボーイと戦う。エネルギーの大放出をしようとしたソルジャー・ボーイをクイーン・メイヴが倒すも、能力を失い姿を消す。ブッチャーは余命1年となり、ライアンはホームランダーを父と選ぶ。ニューマンが副大統領候補となる。Aトレインは心臓移植を受ける。
シーズン4
世論がホームランダー支持派とスターライト支持派に分断される中、ロバート・シンガーとニューマンがそれぞれ大統領・副大統領に選出されて認定を待つ。
ヒューイの父ヒューは脳卒中で脳死となり、コンパウンドVの投与で覚醒するも、超能力で人々を殺してしまい、息子に安楽死させられる。余命短いブッチャーはザ・ボーイズを離れ、ホームランダーを殺してライアンを取り戻すため、ニューマンの恋人で科学者のサミールを誘拐し、超能力者だけを殺すウイルスを完成させる。MMはブッチャーに代わりザ・ボーイズのリーダーに就任、フレンチーは恋人コリンの家族をかつて殺した罪の意識に苦しんでいた。
ホームランダーはライアンをブッチャーの影響から引き離し、自分に繋ぎとめようと苦心。そのストレスから、かつて自分を育てた研究所の職員たちを惨殺する。一方、セブンには世界一賢い人間であるシスター・セージとスターライトを憎むファイアクラッカーが新たに加わり、饒舌な別の人物がブラック・ノワールの代役に就任。アシュリーに代わりヴォート社のCEOとなったセージは、スターライトの中絶を暴露して評判を落とし、シンガーを殺してニューマンを大統領にする陰謀を企む。
Aトレインは密かにザ・ボーイズに協力していたが、露見して姿を消す。ホームランダーは、Aトレインの裏切りを知りながら偽情報を与えて利用していたセージをセブンから解雇する。ライアンはホームランダーと戦うことを求めたマロリーを殺す。
シンガーが大統領認定を受けた直後、アニーに化けて潜入していた能力者がシンガー暗殺に失敗する。ブッチャーはコンパウンドVを服用して回復し、ホームランダーを恐れてザ・ボーイズに保護を求めたニューマンを殺し、ウイルスを奪って逃走。隠れていたセージは計画を変更、シンガーを犯人として逮捕させ、下院議長カルフーンが大統領となる。
カルフーンはヴォート社に服従し、超能力者たちを使って全土に戒厳令を発する。ザ・ボーイズは逮捕され、アニーは辛くも逃げる。
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登場人物
ザ・ボーイズ
- ヒューイ・キャンベル(Hughie Campbell)
- 演 - ジャック・クエイド / 日本語吹替 - 平野潤也
- 声 - サイモン・ペッグ[注釈 2] / 日本語吹替 - 村井雄治(ザ・ボーイズ:ダイアボリカル)
- 主人公。父子家庭で育った給料の安い電化製品店で働く、温厚で心優しい平凡な青年。最愛の恋人をAトレインとの衝突事故で失ったことをきっかけに騒動に巻き込まれていく。恋人の仇であるAトレインを激しく憎んでいる。ビリー・ジョエルのファンで、作中でもよく聴いている。
- スターライトとは先に一般人のアニーとしての状態で知り合ったこともあって徐々に惹かれていき、ロビンを引きずりつつもアニーと恋仲になる。アニーがスターライトであることを知っても分け隔てなく接し、彼女を支える。(S1、S2)
- スターライトを守るためにホームランダーを倒そうとし、ブッチャーの制止を聞かず一時的にV24を使用して瞬間移動能力を得る。この能力は自分と触れている人物を瞬間移動させることができるも、身につけた衣服などは置き去りになる。(S3)
- 脳卒中の父を安楽死させる。戒厳令のもとで逮捕される。(S4)
- ウィリアム・“ビリー”・ブッチャー(William "Billy" Butcher)
- 演 - カール・アーバン、Luca Villacis(若年期)、Josh Zaharia(青年期) / 日本語吹替 - 宮内敦士
- 声 - ジェイソン・アイザック / 日本語吹替 - 宮内敦士(ザ・ボーイズ:ダイアボリカル)
- 元イギリス軍特殊部隊かつ元CIA工作員のフリーランスでザ・ボーイズのリーダー。イギリス出身であり、強いロンドン訛りで話す。スーパーヒーローを憎み容赦なく追い詰め、目的達成のためなら手段を厭わない。
- 本作の8年前に妻のベッカがホームランダーにレイプされた後に殺されたと信じてスーパーヒーローを憎むようになり、マロリーと手を組む。
- ヴォート社の管理下で密かに生きていたベッカと、ホームランダーとの子ライアンに会う。(S1)
- ストームフロントとライアンの戦闘の巻き添えでベッカを失う。(S2)
- ライアンには父と慕われながら手段を選ばずホームランダーを倒そうとし、仲間の離反を招く。V24を使用して怪力や目からの熱線、頑強な肉体などホームランダーに酷似した能力を得るが、副作用による脳腫瘍で1年の余命となる。(S3)
- 脳腫瘍は悪化し、幻覚を見るようになる。ザ・ボーイズとは別行動を取り、ライアンを取り戻そうとする。コンパウンドVを投与して回復し、それによって得た新しい能力である強力な触手でニューマンを殺す。戒厳令のもと、超能力者を殺すウイルスを奪って身を隠す。(S4)
- フレンチー / セルジュ / セルゲイ(Frenchie / Serge / Sergei)
- マザーズミルク(MM) / マーヴィン・T・ミルク(Mother's Milk / Marvin T. Milk)
- キミコ・ミヤシロ(Kimiko Miyashiro)
- 演 - 福原かれん
- 両親を殺されたショックで喋れなくなった日本人の少女。幼少の頃、弟とともに誘拐された後、フィリピンで兵士として育てられ"光解放軍"というテロリスト集団に所属する。コンパウンドVを投与されており、感知能力や身体能力、再生能力が異常に発達している。
- コンパウンドVの密売人に監禁されていたところをザ・ボーイズに救出され、彼らと行動を共にするようになる。フレンチーと強い絆を結ぶ。その内に、人間らしい感情を取り戻し、笑顔が増えるようになる(S1)
- 目前でストームフロントに弟を殺害され、ストームフロントを強く憎むようになる。(S2)
- ソルジャー・ボーイの発するエネルギーにより超能力を失うも、フレンチーを守るためにコンパウンドVを注射し力を取り戻す。(S3)
- 戒厳令で逮捕され、声を発するようになる。(S4)
- スターライト / アニー・ジャニュアリー(Starlight / Annie January)
- S4からザ・ボーイズに加入。→詳細は「§ スターライト/アニージャニュアリー」を参照
- S4からザ・ボーイズに加入。
セブン
- ホームランダー / ジョン(Homelander / John)
- 演 - アントニー・スター / 日本語吹替 - 近藤浩徳
- 声 - アントニー・スター/ 日本語吹替 - 堀内賢雄(ザ・ボーイズ:ダイアボリカル)
- セブンのリーダーを務めるブロンドヘアの白人。星条旗を模した意匠のコスチュームを身につける。目から赤色の熱線を出す能力、空中を高速で飛ぶ能力、万物(亜鉛を除く)を透視する能力、非常に高い聴力、怪力、銃弾を弾き返す強靭な肉体を持っている。スーパーマンおよびキャプテン・アメリカのパロディである[14][15][16][17]。
- 表向きは正義のために悪人と闘うが、非常に自己愛が強い上、本性は自己中心的かつ冷酷非道であり、自身を称える人々を内心では見下す。他のメンバーたちにもパワハラまがいの言動を繰り返す。
- 幼い頃から周囲から隔離された環境でヒーローとなるべく育てられ、周囲からの愛情に飢えているため、強いマザーコンプレックスを抱えており、マデリンに対して倒錯した愛情を向ける。そのためか母乳や牛乳をよく飲んでいる。
- 自分の同類が居ないことからも息子のライアンに対して自分と同じ人間であると囁き、異常な執着を見せる。
- ハイジャック犯と戦い、失敗を隠ぺいするために飛行機乗客を見捨てて全員の死を招く。その事件ではクイーン・メイヴにも見捨てるように強要し、彼女に深い心の傷を負わせる。セブンの必要性を高めるため、コンパウンドVをテロリストに横流ししてスーパーヴィランを育成する。ライアンの存在を隠していたマデリンを殺す。(S1)
- ライアンとの関係に苦心する。ストームフロントと親密になり、スターライトの裏切りを告発する。エドガーがブッチャーと組んでライアンを奪おうとしたことを知るも、飛行機事故の件でクイーン・メイヴに脅迫されて引き下がる。(S2)
- ストームフロントとの関係のため一時人気を落とすも、本音を暴露して人気を取り戻す。ニューマンと組んでエドガーを陥れ、ヴォート社とセブンを支配する。ソルジャー・ボーイが父であると知る。ライアンと再会し父子の絆を深める。(S3)
- シスター・セージと陰謀を巡らし、次期大統領のシンガーを殺してニューマンに代えようとする。陰謀は失敗するも、結果的に新大統領となったカルフーンの服従を得る。(S4)
- スターライト / アニー・ジャニュアリー(Starlight / Annie January)
- 演 - エリン・モリアーティ / 日本語吹替 - 山咲しづ香
- 壁を素手で破壊する、片手で乗用車を持ち上げる怪力、電気を操り手から光弾を放出するなどの能力を持つ若い白人女性。電撃を操り空を飛べる。また、周囲の電力を使用してパワーを増幅させることが出来る。23歳。白と黄色の基本色に星をあしらった衣装を身につけている。
- 長年セブンに憧れており、念願叶ってランプライターの後任として加入する。しかし、初対面のディープに幼少期から憧れていたことを伝えるやフェラチオを強要されたばかりか、応じなければセブンを追放するとの脅迫をも受け、会社からは胸を露出した衣装の着用やカメラのない場での人命救助・犯罪者制圧の中止を強要されたりといった腐敗した実態に失望し、やがて社の方針や上司の命令に対して反抗的な態度を見せるようになる。そういった経緯からディープを特に嫌っており、母親とも確執がある。
- スターライトであることを知って以降も分け隔てなく自分を受け入れてくれるヒューイに惹かれ、恋仲になり、セブンに所属しながらも力を貸す。(S1)
- 裏切り者と指弾されて監禁されるもヒューイに救出され、クイーン・メイヴがホームランダーを脅迫することで名誉を回復しセブンに復帰する。(S2)
- ホームランダーの人気が落ちたため、白人同士のペアとしてセブンの共同リーダーになる。密かにホームランダー打倒を狙うも露見し、ヴォート社を告発してザ・ボーイズに味方する。冤罪を着せられ世間から批判されながらもセブン及びヒーローを引退する。(S3)
- ザ・ボーイズに加わり、ヴォート社から人々を守る活動をするが、かつて陥れた因縁のあるファイアクラッカーに中絶体験を暴かれる。戒厳令のもとで政府に反抗する危険勢力の筆頭として扱われ、逃走する。(S4)
- クイーン・メイヴ / マギー・ショウ(Queen Maeve / Maggie Shaw)
- 演 - ドミニク・マケリゴット / 日本語吹替 - 高宮彩織
- 声 - ドミニク・マケリゴット / 日本語吹替 - 小若和郁那(ザ・ボーイズ:ダイアボリカル)
- アマゾネス風のコスチュームを身に着ける白人女性。驚異的な身体能力を持っており、トラックとまともに衝突しても身体に傷一つ付かない。両性愛者で、元恋人のエレナに未練があり、心の支えにしている。
- かつてはスターライトのように正義感に溢れていたが、ヒーロー社会の腐敗に幻滅し、今では現実を受け入れている。ヒーローとしても残虐行為を行わない、スターライトを気に掛けるなど、セブンのメンバー内ではまともな人格の持ち主である。ただその一方で、ホームランダーやマデリンなど権力を持つ者に対しては苦悩や葛藤をしながらも追従する。
- ホームランダーの失敗を隠ぺいするために民間人を見殺しにするよう強要され、大勢の人命を奪った罪悪感と良心の呵責に苦しむ。(S1)
- スターライトにヴォート社告発を依頼されて一度は断るも、協力してストームフロントと戦い、飛行機墜落の件でホームランダーを脅迫することでザ・ボーイズの安全とスターライトの復帰を受け入れさせる。(S2)
- ホームランダー打倒のため、V24を密かにブッチャーに渡すが、怪しまれてホームランダーに捕らえられる。ヴォート本社でホームランダーと戦い、右目を失う重傷を負う。最終的にソルジャー・ボーイの自爆に巻き込まれ死んだとされたが、能力を失ったまま生き延びエレナと共に姿を消す。(S3)
- ディープ / ケビン・モスコウィッツ(The Deep / Kevin Moskowitz)
- 演 - チェイス・クロフォード / 日本語吹替 - 村井雄治
- 声 - チェイス・クロフォード / 日本語吹替 - 平野潤也(ザ・ボーイズ:ダイアボリカル)
- 7つの海の支配者を名乗る白人男性。自称セブンの2番手。水棲生物と会話による意思疎通が可能であるほか、腹部に生えたえらのおかげで水中でも呼吸が可能。他のセブンメンバーには及ばないと推察されるが、身体能力も常人より遥かに上。能力の特性上、派遣される現場は、港や桟橋など水が多い場所に限定される。水族館「オーシャンランド」のイメージキャラクターも担当している。
- スターライトに悪質なセクハラを繰り返す一方、海洋動物保護家でもあり、魚をはじめとする海洋動物には別人のように慈悲深い。また、タコに性的な魅力を抱いている。オーシャンランドで虐げられている海洋動物たちを水族館から逃がそうと画策するが、常にうまくいかない。
- 自分の肉体にあるえらがコンプレックスで、本人は醜いと思っている。えらは敏感で、乱暴に指を入れられると痛みを感じる。
- スターライトに対する日頃の性加害を暴露され、ヒーローとしても人間としても社会的地位を失い、オハイオ州に左遷される。そのショックで奇行に走る。(S1)
- セブンへの復帰が叶わず落ち込み、宗教カルト"共同教会"に勧誘され、メンバーのカサンドラと結婚し、その広告塔となる。復帰が認められなかったために共同教会を離れる。(S2)
- カサンドラの尻に敷かれ、共同教会を離れた体験を著書にする。やがてセブンに復帰し、ヴォート社の犯罪分析室長にも任命される。ホームランダーの命令によりアメリカ副大統領候補を殺害する。カサンドラに離反される。(S3)
- 密かに蛸の”アンブロシウス"を恋人にするも、最終的に殺してしまう。(S4)
- Aトレイン / レジー・フランクリン(A-Train / Reggie Franklin)
- 演 - ジェシー・T・アッシャー / 日本語吹替 - 柏野昌俊
- 高速移動能力を持つ黒人男性。電車を丸々1台牽引できるほどの馬力も持ち合わせる。陸上競技でも活躍しており、世間からは世界最速と謳われている。台本がないと上手く話せない、軽口を叩くなど口下手なところが目立つ。同じく能力者のポップクロウと恋仲である。
- ヒューイの恋人・ロビンを誤って殺害してしまうが、罪の意識は皆無で反省もしておらず、ヒーローしか入れない秘密クラブで話のネタにする、直接謝罪を行ったはずのヒューイの顔を忘れるなど、下劣な人格を有する。
- 同じ能力を持つショックウェーブに世界最速の座を脅かされ、その不安からコンパウンドVの常用者となる。やがてコンパウンドVの過剰摂取により体に不調を抱える。(S1)
- セブンから引退させられ、落ち込んだところを共同教会に勧誘される。ストームフロントとナチスの関係を暴露して失脚させ、セブンへの復帰が叶う。(S2)
- 体型が崩れスピードが落ちたためにホームランダーから批判される。ブルー・ホークによる黒人殺害事件と差別問題に介入し解決を図るも失敗、兄が下半身付随になる程の重傷を負わされる。その件でアシェリーに三件の殺人を犯しておきながら事件の当事者になったら掌を返すとは何事かと批判され、自身の罪の重さを思い知る。
- ヒーローガズムでヒューイと再会し、ロビンのことを責められ、殴られる。兄の件で自分もヒューイと同じ立場になった心情を明かし、改めて心の底からヒューイに謝罪。その後ブルー・ホークを殺害するも自身も倒れ、ブルー・ホークの心臓を移植されて目覚める。(S3)
- 密かにザ・ボーイズに協力していたが、発覚して身を隠す。(S4)
- トランスルーセント(Translucent)
- 演 - アレックス・ハッセル / 日本語吹替 - 手塚ヒロミチ
- オリジナルキャラクター。コミックにおけるジャック・フロム・ジュピターに相当する。透明化能力を持つ白人男性。Aトレインと仲が良い。離婚した妻との間に息子がいる。
- 透明化は、身体の表皮を炭素系メタ物質に変化させることで、光を捻じ曲げ周囲と同化し透明に見せるという仕組みである(そのため完全に姿を消すには全裸になる必要がある)。また、そのような性質を持つことから皮膚を簡単には貫くことができず、刃物はもちろん銃も効かない。ちなみに、トランスルーセントは「半透明」を意味し、ブッチャーにもその点を指摘されている。
- 暇な時は透明になり、トイレや産婦人科で覗き行為を行っている変態である。それがきっかけでヒューイの盗聴器作戦に気付き、彼を尾行し襲撃するも、逆に捕らえられてしまい、最終的には爆弾を肛門から入れられ爆殺される。(S1)
- ブラック・ノワール / アーヴィング(Black Noir / Earving)
- 演 - ネイサン・ミッチェル、Fritzy-Klevans Destine(若年期)
- 漆黒のアーマースーツに身を包み黒のヘルメットとマスクを装着した無愛想なまでに寡黙な黒人男性。他のセブン所属ヒーローと比べて特殊な能力はないが、至近距離での爆発に耐える高度な耐久力と人体を引き裂くほどの腕力を持ち、スーツに装備された暗器を駆使して戦う。屋根などに潜むのも得意である。
- 茶道やピアノ演奏、アニメを嗜む様子が描かれる。ナッツに対する強いアレルギーを持つ。
- 自己主張せず忠実なため、他の面々と異なり、ホームランダーから一定の信頼を得ている。
- もともとは饒舌でエディ・マーフィに憧れ、映画出演を目指す目立ちたがり屋だった。セブン結成前からペイバックに所属しており、素顔でのヒーロー活動を希望していたが、黒人男性では民衆の支持を得られないとの理由で若き日のエドガーにより覆面を被ることを強制させられる。その後、ニカラグアでの作戦中に顔に重傷を負い、以降も傷を隠すために覆面での活動を余儀なくされた。
- ペイバック時代、ソルジャー・ボーイと衝突し、盾で頭部を激しく殴打されたため、脳を損傷し、言語能力を失う。
- ニカラグアではエドガーの命令でソルジャー・ボーイを裏切っており、復活したソルジャー・ボーイからの報復を恐れ、腕から追跡チップを取り出し姿をくらます。ソルジャー・ボーイとの親子関係を黙っていたことをホームランダーに裏切りとみなされ、内臓を抉り出されて死亡する。(S3)
- 二代目ブラック・ノワール(Black Noir Ⅱ )
- 演 - ネイサン・ミッチェル / 日本語吹替 - 大泊貴揮
- 死亡した初代の代役。ヴォート社が運営するゴドルキン大学で舞台芸術を学んでいた過去を持つ。初代とは異なり饒舌で、なぜ自分が無言を強制されるブラック・ノワールを演じるのか困惑しながらも演じ続けている。空を飛ぶ能力を持つが、ブラック・ノワールとして活動しなければならないため、人前で能力を使うことを禁じられている。(S4)
- ストームフロント / クララ・ライシンガー(Stormfront / Klara Risinger)
- 演 - アヤ・キャッシュ、シャーリーズ・セロン(劇中映画『セブンの夜明け』での演者、カメオ出演) / 日本語吹替 - 池田海咲
- 空を飛び、手から雷を出し、高い再生能力を持つ白人女性。自由主義で陽気な人物。漆黒のコスチュームを着用している。
- その正体は1919年生まれで100才を超えた元ナチスであり、権力志向の強い野心的な人種差別主義者[注釈 3]。白人至上主義で黒人やアジア人を見下しており、アーリア人の支配する世界を作るために活動する。ヴォート設立者でコンパウンドVの開発者でもあるヴォート・フレデリックにコンパウンドVを投与され、世界初のコンパウンドV成功例として能力を得る。また、フレデリックとの間に娘がいたが老齢ですでに他界している。ナチス・ドイツの敗北を予見して夫婦ともにアメリカに亡命した後、「リバティー」というヒーローネームで活動するが、姿を消す。
- トランスルーセントの死後、その後任として、エドガーの推薦でセブンに加入。当初はホームランダーを人気で脅かして対立するも、その後は親密な関係となる。やがて過去を暴かれ、セブン全体にまで及ぶ大バッシングを受ける。ライアンを奪って逃げるベッカを殺そうとしてライアンに反撃され、重傷を負う。(S2)
- 不具となり、寝たきりのベッドでホームランダーにアーリア人が支配する世界を作るよう懇願するが断られ、舌を噛んで自殺する。(S3)
- ランプライター(Lamplighter)
- 演 - ショーン・アシュモア / 日本語吹替 - 手塚ヒロミチ
- 炎を操るヒーロー。ただし、炎を自ら発生させることはできず、ライターやトーチを常に持っている。スターライトの加入以前にセブンから引退し、セージ・グローブ・センターの職員となる。
- かつてはひそかにザ・ボーイズに協力していたが裏切り、マロリーと間違えてその孫を焼き殺する。
- 捕まったスターライトをヒューイと救出しようとセブン・タワーに潜入した際、自分が外されたセブンの彫像の前で焼身自殺する。(S2)
- ジャック・フロム・ジュピター(Jack from Jupiter)
- 声 - ケビン・マイケル・リチャードソン(ザ・ボーイズ:ダイアボリカル)
- 原作および『ザ・ボーイズ:ダイアボリカル』に登場するセブンのメンバー。ドラマ版には登場しない。
- スーパーソニック / アレックス(Supersonic / Alex)
- 演 - マイルズ・ガストン・ビリャヌエバ / 日本語吹替 - 関口雄吾
- 手を叩くことで強力な音波を発する能力者。ヒスパニック系。かつてスターライトと交際していた。
- セブンの新メンバーを選出するリアリティショー番組で勝ち残り、正式なメンバーとなるも、反ホームランダーの動きに加わってホームランダーに粛清される。表向きは薬物の過剰摂取による死亡と報道された。(S3)
- シスター・セージ (Sister Sage)
- 演 - スーザン・ヘイワード / 日本語吹替 - 青木瑠璃子
- 脳が成長し続ける能力を持つ黒人女性で、「世界一賢い」という文句が売り。肉体の再生能力も持ち、脳を棒でかき回されても、銃弾を打ち込まれても再生する。ただし、脳の再生中は知能が低下する。
- セブンに加入後、アシュリーに代わってヴォート社のCEOになり、種々の陰謀を立案する。Aトレインの裏切りを密かに陰謀に組み込んだことでホームランダーに解雇され、身を隠して権力奪取を狙う。(S4)
その他の超能力者
- ドッペルゲンガー(Doppelganger)
- 演 - Dan Darin-Zanco
- 人間への変身能力を持った肥満体の男。ただし、短時間しか変身できない。
- マデリンの策略で国防長官のカルフーン議員を同性愛者と見せかけ陥れ、軍事法案を却下させる。(S1)
- ホームランダーの要求に応じてマデリンに変身し慰めるも、ホームランダー自身に変身したために激昂した彼に首をへし折られ死亡する。(S2)
- ショックウェーブ(Shockwave)
- 演 - Mishka Thébaud / 日本語吹替 - 古賀明
- Aトレインと同じ高速移動能力を持つ。
- スピード対決イベントにてAトレインと対戦するが、コンパウンドVを過剰使用した彼に敗北する。(S1)
- Aトレインに代わりセブン加入が示唆されるが、コンパウンドVを調査する議会の公聴会で頭部を破裂させられて死亡する。(S2)
- ナキーブ(Naqib)
- 演 - Krishan Dutt (S1)、サメル・セーラム(S2) / 日本語吹替 - なし
- ホームランダーによって作り出された、超能力を持つスーパーテロリスト。自身の体からエネルギーを発し周囲を爆発させる能力を持つ。
- ブラック・ノワールによって仲間ともども殺される。(S2)
- エゼキエル(Ezekiel)
- 演 - ショーン・ベンソン / 日本語吹替 - 手塚ヒロミチ
- 身体のあらゆる部位を伸長させる能力者にして、宗教団体"サマリタンズ・エンブレイス"を率いる牧師。実は同性愛者でありながら同性愛を治すと公には発言している。
- 同性との行為をネタにヒューイに脅され、コンパウンドVについて知っていることを教える。(S1)
- ファイアクラッカーと共にスターライトを糾弾する番組を製作し、ブッチャーに惨殺される。(S4)
- メズマー / チャールズ(Mesmer / Charles)
- 演 - ハーレイ・ジョエル・オスメント
- 相手に触れることで考えや記憶をある程度読み取る能力者。元子役俳優だが、現在は中年太りによりかつての面影はない。1990年代に劇中劇『The Mesmerizer』に出演し、超能力を持った探偵を演じていた。クレオという名の娘がいる。
- ザ・ボーイズに協力しキミコの過去を読み取るが、彼らの素性をホームランダーに密告する。その後、裏切りを悟ったブッチャーに地下鉄のトイレの洗面台に叩きつけられて死亡する。(S1)
- ポップクロウ / シャーロット(Popclaw / Charlotte)
- 演 - ブリタニー・アレン
- 手首から骨を飛び出させて戦う。Aトレインの恋人で、コンパウンドVの常用者である。
- コンパウンドVを服用しハイになった状態でアパートの大家との性行為中に勢い余って彼を殺してしまい、その盗撮映像をネタにブッチャーに脅されコンパウンドVの入手先を教える。裏切りを知ったAトレインに自殺を装って殺害される。(S1)
- イーグル・ジ・アーチャー(Eagle the Archer)
- 演 - ラングストン・カーマン、日本語吹替 - 手塚ヒロミチ
- 弓術を得意とする黒人男性のヒーロー。
- ディープを保釈し、共同教会のキャロルに引き合わせる。その後、共同教会を除名されて批判する。(S2)
- ゲッコー / マシュー・カルバート(Gecko / Matthew Culbert)
- 演 - デイヴィッド・トンプソン
- ヴォート・タワーの67番研究所で再生する体をテストされるモルモットとして勤務する能力者でアニーの知己。腕やペニスを切り取られてもトカゲのように高速で再生する能力を持つ。密かに、SMプレイを行う男娼としての副業を持つ。
- コンパウンドVのサンプルをアニーに渡す。(S2)
- ケンジ・ミヤシロ(Kenji Miyashiro)
- 演 - アブラハム・リム
- テレキネシス能力を持つキミコの弟でテロリスト"光解放軍"の一員。手を封じられていると能力が行使できない。ストームフロントに殺される。(S2)
- ビクトリア・ニューマン / ナディア (Victoria Neuman / Nadia)
- 演 - クローディア・ドゥーミット / 日本語吹替 - 桜木可奈子
- 能力者の監視と規制を掲げる女性政治家。が、その正体は相手の体内の血を操り目視した人体の箇所を破裂させる超能力者であり、目的のためなら能力の行使を厭わず大量殺人を行う。頭部への銃弾の直撃に耐え、高濃度の酸を浴びても効かないなど、頑健な肉体も持つ。正式にではないがエドガーの養女であり、ヴォート社と裏でつながっている。
- 下院議員としてヴォート社とホームランダーを批判する。(S2)
- 超能力管理局初代局長に就任。ホームランダーに買収され、エドガーを陥れる。ライアンの居場所を教える代わりに副大統領候補を暗殺させ、自ら副大統領候補となる。(S3)
- 超能力者を殺すウイルスを、密かに恋人サミールに製造させる。ヴォート社と組み、次期大統領シンガーを殺す陰謀を立てる。ホームランダーを恐れてザ・ボーイズに保護を求めるも、最後は超能力を得たブッチャーに殺される。(S4)
- ゾーイ・ニューマン (Zoe Neuman)
- 演 - Olivia Morandin / 日本語吹替 - 池田海咲
- ビクトリアの娘。コンパウンドVを与えられ、口の中から触手を出す能力者となる。(S3)
- トニー(Tony)
- 演 - Kyle Mac
- ビクトリアの幼馴染。怪力を持つ。能力者の子供を養育・研究する施設"レッド・リバー"でビクトリアと共に育ち、彼女を施設に居た頃の名前であるナディアと呼んで接触を図るが、過去を隠したいビクトリアに殺害される。(S3)
- シンディ (Cindy)
- 演 - Ess Hödlmoser
- セージ・グローブ・センターに収容されている能力者。坊主頭の女性。強力な圧力操作の能力と、銃弾を打ち込まれても効かない体を持つ。能力の強さと精神の不安定さから特に危険視される。(S2)
- 政府の命令で、逃亡しようとするヒューイとスターライトを捕獲しようとするが、スターライトには逃げられる。(S4)
- ラブ・ソーセージ (Love Sausage)
- 演 - Andrew Jackson(S2)、Derek Johns(S3以降)
- セージ・グローブ・センターに収容されている能力者。自身の伸縮自在のペニスを操る能力を持つ。(S2)
- ヒーローガズムに参加する。(S3)
- 政府の命令で、逃亡しようとするマザーズミルクを捕獲する。(S4)
- ターマイト (Termite)
- 演 - Brett Geddes
- 自身の身体を小さくする能力を持つ。また、人を軽々振り回すほどの怪力を持ち、小さくなってもパワーは変わらないようである。
- ヒーローガズムに参加中、ホームランダーに踏み殺される。(S3)
- ブラインドスポット (Blindspot)
- 演 - Chris Mark
- 盲目であるが、その分聴覚が非常に発達しているヒーロー。運動能力も高い。
- アシュリーがセブンの新メンバーとして紹介したが、それを快く思わないホームランダーに両耳を潰され再起不能となる。(S2)
- ブルー・ホーク (Blue Hawk)
- 演 - ニック・ウェクスラー / 日本語吹替 - 赤坂柾之
- 黒人に対し過剰な暴力を振るったとして非難される白人男性。怪力を持つ。
- Aトレインによって道路上を引きずり回されて殺された後、心臓がAトレインに移植される。(S3)
- シルバー・キンケイド(Silver Kincaid)
- 演 - Grace Wilhelm
- セブンに新加入するメンバーを選出するリアリティショー番組の出演者。テレキネシスとテレパシーを持つ。イスラム系で、初のヒジャブを被った女性ヒーローとして注目を集めており、スターライトは彼女を新メンバーに推薦したがホームランダーの意向により脱落。(S3)
- ムーンシャドウ(Moonshadow)
- 演 - Abigail Whitney
- セブンに新加入するメンバーを選出するリアリティショー番組の出演者。黒人女性。神経系を操作する能力を持つ。最終候補まで残ったが、ホームランダーの意向により脱落。(S3)
- スプリンター(Splinter)
- 演 - Rob Benedict
- ファイアクラッカーを献身的に支える能力者。自身の複製を作り出し、分離できる。本体が死ぬと複製も死ぬ。(S4)
- ロバート・ヴァーノン / テックナイト (Tek Knight)
- ケイト・ダンラップ(Cate Dunlap)
- サム・リオーダン(Sam Riordan)
- ウェブウィーバー(Webweaver)
- シェイプシフターの暗殺者
- 演 - Naomi Frenette
- 現在の姿の肉体の表面を剥ぐことで、触れた人物の姿形に変身する能力者。姿をコピーした際、コピー元の記憶も読み取れる。銃弾を打ち込まれても効かない体に怪力も持つ。
- シスター・セージに雇われ、アニーに化けてシンガーの暗殺を謀るも失敗。アニーに殺される。(S4)
ペイバックの元メンバー
- ソルジャー・ボーイ(Soldier Boy)
- 演 - ジェンセン・アクレス / 日本語吹替 - 東地宏樹
- セブン以前に存在したヒーローチーム「ペイバック」のリーダーとしてかつて最高の人気と実力を誇り、原発事故を防いで死んだとされる能力者。実際には1980年代のニカラグアでヴォート社及び「ペイバック」メンバーに裏切られて当時のソ連政府に捕らえられ、人体実験を受けた末に現在もロシア国内にて冷凍保存されている。ソ連での実験により、元来持っていた不老不死の肉体と怪力に加えて、胸部より放射線を含むエネルギーを放出する能力を得る。これを長時間浴びた能力者は能力を喪失する。また、自身の体からも常に放射線を発している。常人では持ち上げることすら出来ない金属製の盾を武器として携行し、片手で軽々と操る。
- ザ・ボーイズに解放され、密かに帰国する。ブッチャーおよびヒューイと協力し、裏切り者を探してペイバックの仲間を次々と殺していく中で仲間全員に裏切られていたこと、ホームランダーが息子であることを知る。ヴォート本社でホームランダーと戦おうとするも、ライアンを守ろうとするブッチャー、大惨事を避けようとする他のザ・ボーイズやクイーン・メイヴと戦い、再び冷凍保存される。(S3)
- 冷凍保存されていることをホームランダーが知る。(S4)
- ガンパウダー(Gunpowder)
- 演 - ショーン・パトリック・フラナリー、Gattlin Griffith(若年期) / 日本語吹替 - 平林剛
- 射撃能力に長じた能力者。跳弾の軌道を予測して相手を死角から射撃する事ができる。V24で強化されたブッチャーに殺される。(S3)
- クリムゾン・カウンテス(Crimson Countess)
- 演 - ローリー・ホールデン / 日本語吹替 - 東内マリ子
- 両の手を合わせることで炎の弾を生成し、飛ばす能力者。炎弾に当たった対象は爆発する。手を束縛されると無力となる。
- 裏切り者を探すソルジャー・ボーイに殺される。(S3)
- スワット(Swatto)
- 演 - Joel Labelle
- ハエのような羽根で飛行できる能力者。羽根は畳んで収納することが可能。
- すでにニカラグアで戦死している。(S3)
- マインドストーム(Mindstorm)
- 演 - Ryan Blakely / 日本語吹替 - 山中誠也
- テレパシー能力を持ち、相手の意識を失わせ悪夢に閉じ込める能力者。その能力ゆえに精神を病み、マリファナを常用している。
- 裏切り者を探すソルジャー・ボーイに殺される。(S3)
- TNTツインズ(TNT Twins)
- 演 - ジャック・ドーラン(トミー) / クリスティン・ブース(テッサ)
- トミーとテッサからなる男女の双子の能力者。2人で手を繋ぐことでもう片方の手から電撃のようなエネルギーを発射することができる。
- 裏切り者を探すソルジャー・ボーイに殺される。(S3)
ヴォート・インターナショナル関係者
- スタン・エドガー(Stan Edgar)
- 演 - ジャンカルロ・エスポジート、ジャスティン・デイヴィス(若年期)/ 日本語吹替 - 菊池康弘
- 声 - ジャンカルロ・エスポジート / 日本語吹替 - 菊池康弘(ザ・ボーイズ:ダイアボリカル)
- ヴォート社の経営責任者。
- かつて手に負えなくなったソルジャー・ボーイの精子からホームランダーを作ったのち、ニカラグアでソルジャー・ボーイをペイバックのメンバーに裏切らせて倒し、ソ連に引き渡した過去が判明する。(S3)
- 刑務所で服役していたがザ・ボーイズによって仮釈放され、養女ビクトリア・ニューマンのウイルス研究所へ案内する。やがてニューマンに拉致される。(S4)
- マデリン・スティルウェル(Madelyn Stillwell)
- アシュリー・バレット(Ashley Barrett)
- 演・声 - コルビー・ミニフィ / 日本語吹替 - 熊谷海麗
- ヴォート社の広報担当。主にセブンのメディア活動をサポートするが、気が弱く、常にホームランダーやマデリンの言いなりであるために他のセブンのメンバーからもバカにされている。テックナイトの友人であり、ともに倒錯趣味を嗜む。
- スターライトの指導係を務める。(S1)
- マデリンの死後、ホームランダーの推薦もあり副社長に昇進し、ホームランダーの意に沿って行動する。(S2)
- エドガー失脚後にCEOとなるも、ホームランダーの傀儡となる。ストレスでほとんどの髪の毛を失う。(S3)
- CEOの座をシスター・セージに奪われる。セブンに不利な情報を握るとして抹殺されそうになるが、逃亡のため自身にコンパウンドVを投与する。(S4)
- もう一人のアシュリー(Also Ashley)
- 演 - サブリナ・サウディン
- アシュリー・バレットのCEO昇進に伴い登場したヴォート社の広報担当で、彼女の部下。
- セブンに不利な情報を握る者として、二代目ブラック・ノワールにアシュリー・バレットと人違いで殺される。(S4)
- セス・リード(Seth Reed)
- 演 - マルコム・バレット / 日本語吹替 - 古賀明
- エヴァンと共にスーパーヒーローのメディア受けする設定を考案するヴォート社の広報部員。
- 「巻き添え事故 被害者の会」で、かつて恋仲にあった女性ヒーローとの性交中に彼女の能力で性器が破壊されたことを告白する。(S1)
- エヴァン・ランバート(Evan Lambert)
- 演 - デヴィット・リール / 日本語吹替 - 手塚ヒロミチ
- セスと共にスーパーヒーローのメディア受けする設定を考案するヴォート社の広報部員。
- セブンに不利な情報を握る者としてディープに抹殺される。(S4)
- ダグ・フリードマン(Doug Friedman)
- 演 - ブルース・ノヴァコウスキー
- ロビンの死亡に際してヒューイに40,000.00ドルの和解金を提示するも断られる。(S1)
- セブンに不利な情報を握る者として、ファイアクラッカーに抹殺される。(S4)
- アニカ(Anika)
- 演 - アナ・サニ
- ヴォート社の犯罪分析部門のメンバー。
- Aトレインが行った情報漏洩の嫌疑をかけられ、反論する間もなくホームランダーに抹殺される。(S4)
- ジョナー・ヴォーゲルバウム博士[注釈 7](Jonah Vogelbaum)
- 演 - ジョン・ドーマン / 日本語吹替 - 山中誠也
- ヴォート社の元科学者。かつてホームランダーを創造・育成するが、親からの愛を知らず研究室で育った彼を「最大の失敗作」と評すと同時に後悔している。(S1)
- 隠遁していたがブッチャーに脅迫され、コンパウンドVをめぐる議会の公聴会の証人となるが、頭部を破裂させられて死亡する。(S2)
- レジェンド (The Legend)
- 演 - ポール・ライザー
- ヴォート社の元副社長でマデリンの前任者。ソルジャー・ボーイを助ける。(S3)
- コーイ (Koy)
- 演 - ジョン・コヤマ / 日本語吹替 - 江頭宏哉
- ライアンのメディア向けの初陣における犯人役のスタントマン。本番では本気で突き飛ばすようライアンに指導するが、ライアンの力が強すぎて壁に叩き付けられ絶命する。(S4)
- バーバラ (Barbara)
- 演 - ナンシー・レネハン / 日本語吹替 - 塩田朋子
- ヴォート社の科学者で研究所所長。かつてエドガーやヴォーゲルバウム博士と共にホームランダーを創造・育成する。(S4)
- マーティン (Martin)
- 演 - マレー・フロー / 日本語吹替 - 松川裕輝
- ヴォート社の科学者。バーバラの下、幼少期のホームランダーを監視・研究する。幼少期のホームランダーの自慰行為をからかったことがあり、それを根に持ったホームランダーに他の研究員の前での自慰行為を強要された上で失敗を咎められ殺害される。(S4)
- フランク (Frank)
- 演 - マーク・コーウィング / 日本語吹替 - 野坂尚也
- ヴォート社の科学者。バーバラの下、幼少期のホームランダーを監視・研究する。幼少期のホームランダーの皮膚の耐熱性をテストするために高温のオーブンの中に入れる実験を行ったことがあり、それを根に持ったホームランダーにオーブンに入るよう強要され焼死する。(S4)
CIA関係者
- グレイス・マロリー(Grace Mallory)
- スーザン・レイナー(Susan Raynor)
- 演 - ジェニファー・エスポジート
- CIA副長官。CIA時代のブッチャーの同僚。
- ブッチャーの心境を理解しており、ザ・ボーイズの活動をサポートしたいと望む反面、ヴォート社の強大さに及び腰になり、ヴォート社側につくという上層部の決定に従う。(S1)
- その後もヴォート社を調査するも、ザ・ボーイズの目の前で頭部を破裂させられて死亡。(S2)
- ジョー・"モンキー"・ケスラー(Joe "Monkey" Kessler)
- 演 - ジェフリー・ディーン・モーガン / 日本語吹替 - 田所陽向
- アフガニスタンで死んだブッチャーの旧友。ブッチャーの幻覚として現れる。(S4)
共同教会
- アレステア・アダナ(Alistair Adana)
- 演 - ゴラン・ヴィシュニック、ビリー・ゼイン(劇中映画『ディープ イルカと共に』での演者、カメオ出演)
- 共同教会の指導者。エドガーやニューマンと関係を持つ。ニューマンに頭部を破裂させられて死亡。(S2)
- キャロル・マニング(Carol Manning)
- 演 - ジェシカ・ヘクト
- ディープにカウンセリングを行う共同教会のメンバー。(S2)
- カサンドラ・シュワルツ (Cassandra Schwartz)
- 演 - Katy Breier
- ディープと結婚した女性信者。二人で共同教会を抜けた後は夫を操縦するようになるも、タコを交えたセックスを強いられ離反する。(S2、S3)
ザ・ボーイズ関係者
- ヒュー・キャンベル(Hugh Campbell)
- 演 - サイモン・ペッグ / 日本語吹替 - ボルケーノ太田
- ヒューイの父。ヒューイを常に支え、応援する。
- ザ・ボーイズの存在が公になってからは、CIAに保護される。(S1、S3)
- 脳卒中で倒れ、コンパウンドVにより覚醒するも記憶障害となる。人や物をすり抜ける能力を得るが、うまく力を制御できず、記憶障害も相まって錯乱。殺人を犯し、ヒューイに安楽死させられる。(S4)
- ダフネ・キャンベル (Daphne Campbell)
- 演 - ローズマリー・デウィット / 日本語吹替 - 永島由子
- かつてヒューを捨てたヒューイの母。(S4)
- ロビン・ワード(Robin Ward)
- 演 - ジェス・サルゲイロ / 日本語吹替 - 向坂伊織
- ヒューイの彼女。
- Aトレインがロビンが居る場所を高速で通過してしまったために、ヒューイと繋いでいた両前腕を残しバラバラになって死亡[19]。その後も彼が立ち直るまでは度々幻影として現れる。(S1)
- ベッカ・ブッチャー (Becca Butcher)
- 演 - シャンテル・ヴァンサンテン / 日本語吹替 - 高宮彩織
- ブッチャーの妻、ライアンの母。
- 8年前にヴォート社で広報担当を務めていた時に失踪したが、のちに生きてブッチャーの前に姿を現す。(S1)
- ストームフロントとライアンの戦闘の巻き添えで死亡する。(S2)
- 幻覚としてブッチャーの前に現れる。(S4)
- ライアン・ブッチャー(Ryan Butcher)
- 演 - Parker Corno (S1)、キャメロン・クロヴェッティ(S2以降) / 日本語吹替 - 熊谷海麗
- ベッカとホームランダーとの間に生まれた息子。生まれつきホームランダーの能力を受け継ぎ、目からの熱線放射、怪力、超聴覚を発揮しているが、母親であるベッカには能力を使用しないよう育てられている。
- 母を襲撃したストームフロントに反撃して熱線を発射し重傷を負わすも、母の死を招く。ホームランダーではなくブッチャーを選んで同行し、マロリーに預けられる。(S2)
- ホームランダーを父として選び、共にソルジャー・ボーイと戦う。(S3)
- サム・ブッチャー(Sam Butcher)
- コニー・ブッチャー(Connie Butcher)
- 演 - レスリー・ニコール
- ビリーの母。息子を余命いくばくもない夫と引き合わせる。
- レニー・ブッチャー(Lenny Butcher)
- 演 - Jack Fulton(青年期)、Brono Rudolf(幼年期)
- ビリーの弟。父の暴力に耐えかねてビリーが家を飛び出すことを知った後に自殺し、すでに故人。彼の死はビリーの重大なトラウマとなっている。
- モニーク(Monique)
- ジャニーヌ(Janine)
- 演 - Liyou Abere / 日本語吹替 - 熊谷海麗
- マザーズミルクとモニークの娘。
- トッド(Todd)
- 演 - マシュー・ゴードン / 日本語吹替 - 山中誠也
- モニークの再婚相手。熱烈なホームランダー支持者。(S3)
- シスター・セージの命令で殺され、スターライト支持者による犯行が偽装される。(S4)
- シェリー(Cherie)
- 演 - ジョーダナ・ラジョイ / 日本語吹替 - 熊谷海麗
- フレンチーのガールフレンド。ザ・ボーイズにも協力的。
- リトル・ニーナ(Little Nina)
- 演 - Katia Winter / 日本語吹替 - 鶴田真希
- かつてフレンチーが属していたロシア・ギャングのボス。(S3)
- フレンチーが見る幻影として登場する。(S4)
- コリン・ハウザー(Colin Hauser)
- 演 - Elliot Knight / 日本語吹替 - 清水優譲
- フレンチーの恋人でスターライト支持者。リトル・ニーナに厳しい判決を下そうとした判事である母への報復として、フレンチーに家族全員を殺されている。(S4)
セブン関係者
- ドナ・ジャニュアリー(Donna January)
- エレナ(Elena)
- 演 - ニコラ・コレイア=ダミュード / 日本語吹替 - 桜木可奈子
- クイーン・メイヴの恋人。一時期は家庭を持ち、彼女と疎遠になる。
- ネイサン・フランクリン(Nathan Franklin)
- 演 - クリスチャン・キーズ / 日本語吹替 - 手塚ヒロミチ
- Aトレインの兄で、彼の専属トレーナー。献身的に弟をサポートする。
- ブルー・ホークに重傷を負わされる。弟がブルー・ホークを殺したことを察し、縁を切る。(S3)
- キアラ(Kiara)
- 演 - キンバリー-スー・マレー / 日本語吹替 - 坂本悠里
- スターライトを支持するスターライターの一員。ホームランダー支持者に暴行され負傷する。(S4)
- アンブロシウス(Ambrosius)
- 声 - ティルダ・スウィントン / 日本語吹替 - 皆川純子
- ディープの恋人の蛸。(S3、S4)
その他
- ロバート・"ダコタ・ボブ"・シンガー(Robert "Dakota Bob" Singer)
- アダム・バーク(Adam Bourke)
- 演 - P・J・バーン / 日本語吹替 - 下川涼
- 『セブンの夜明け』『トレーニングAトレイン』など、ヴォート主導のスーパーヒーロー礼賛映画を撮る映画監督。
- キャメロン・コールマン(Cameron Coleman)
- 演 - マシュー・エディソン / 日本語吹替 - 菊池康弘
- トークショーのホスト。スーパーヒーローやホームランダーを支持する偏向報道を行う。特殊な性的嗜好を持っており、アシュリーと親密になるも、左遷されたアシュリーを裏切ったために罪を着せられて殺される。
- ヘイリー・ミラー(Hailey Miller)
- 演 - リー・ブッシュ / 日本語吹替 - 木村香央里
- トークショーのホスト。彼女の番組に作中の様々な人物が出演している。
- ニカ・エリオット(Nneka Elliott)
- 演 - ニカ・エリオット(本人役) / 日本語吹替 - 坂本悠里
- 作中世界のテレビ局であるNNC、VNNのニュースアンカー兼レポーター。
- コーチ役の俳優
- サミール・シャー(Sameer Shah)
- 演 - オミッド・アブタヒ / 日本語吹替 - 宮園拓夢
- ウイルス研究者。ビクトリアの恋人でゾーイの父親。ブッチャーに足を切断され、拘束されて超能力者を殺すウイルスを改良する。(S4)
- カルフーン下院議長(Senator Calhoun)
- 演 - デヴィッド・アンドリュース / 日本語吹替 - 山中誠也(S1)、玉井勇輝(S4)
- ヴォート社が薦めるスーパーヒーローによる軍事介入に反対する政治家。
- マデリンの策略でドッペルゲンガーにより陥れられ、軍事法案を却下させ、以後はヴォート社を支持する傀儡と化す。(S1)
- ニューマンの死とその犯人とされたシンガーの逮捕で、アメリカ合衆国憲法修正第25条により大統領となる。(S4)
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エピソード
要約
視点
シーズン1のエピソード
ショートフィルム
2020年9月11日、公式ツイッターアカウント(@TheBoysTV)にてショートフィルム "BUTCHER: A Short Film"が配信された。
シーズン2のエピソード
シーズン3のエピソード
シーズン4のエピソード
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原作との違い
ドラマでは原作コミックから多くの改変が行われている。原作では主に以下の点がドラマとは異なる。
- ヒューイはスコットランド人であり、恋人の死もブッチャーとの出会いもスコットランドで起こる。その後にニューヨークに移動する。原作のヒューイは低身長であり、それゆえにフレンチマン(ドラマのフレンチーにあたる)から「プチ・ヒューイ」と呼ばれる。ドラマ版のヒューイの身長は180cmを越えているが、それでもフレンチーにプチ・ヒューイと呼ばれるのは原作の名残である。
- ザ・ボーイズは当初からアメリカ政府からの非公式な依頼を受けてスーパーヒーローを調査している。ザ・ボーイズも各自がコンパウンドVの一種を服用して能力を強化する[注釈 25]。
- ヴォート社副社長スティルウェル、ザ・ボーイズの創設者マロリー、ストームフロント、Aトレイン、超能力者でもある下院議員ニューマンは白人男性である。
- ディープは黒人男性である。ホームランダーが彼を黒んぼと呼ぶ場面がある。
- アニーにセクハラを行うのはディープではなく、ホームランダー、Aトレイン、ブラック・ノワールである。
- トランスルーセントは存在せず、ヒューイが殺すのはセブンの下部の超能力者である。
- かつてベッカはブラック・ノワールにレイプされて妊娠して産褥死し、母体を殺しながら生まれた胎児はブッチャーに殺されている。
- ソルジャー・ボーイはニカラグアではなく第二次世界大戦でナチス相手に戦ってアメリカ側の大損害を引き起こし、重傷を負ってグレイス・マロリーに殺されている。
- レジェンドはヴォート社元副社長ではなく、ヴォート社が発行しているスーパーヒーロー・コミックの作者である。
- テックナイトは元ペイバックであり、アイアンマンをモデルにした特殊なスーツを身に着けている。
- アシュリーとシスター・セージは原作には登場せず、二人の役割をジェシカ・ブラッドリーが単独で担う。
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アフターショー
要約
視点
シーズン2の配信に合わせ、2020年8月28日より、アイシャ・タイラー司会でアフターショー『Prime Rewind: 「ザ・ボーイズ」の裏側』 ("Prime Rewind: Inside the Boys")が配信されている。
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評価
批評
シーズン1に関しては、レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは104件のレビューで支持率は85%、平均点は7.60/10となった[26]。Metacriticでは19件のレビューを基に加重平均値が74/100となった[27]。
製作のエリック・クリプキは、出演者に女性差別的な嫌がらせをしている人々に対して「このドラマを見ないでください」と批判した[28]。
受賞
第75回プライムタイム・エミー賞クリエイティブ・アーツ部門ではドラマシリーズ/リミテッドシリーズ/アンソロジーシリーズ/テレビ映画スタント・コーディネーション賞を受賞した。
スピンオフ
ザ・ボーイズ:ダイアボリカル
2022年3月4日にはアニメーション・シリーズ『ザ・ボーイズ:ダイアボリカル』(The Boys Presents: Diabolical)が配信された[29]。
ジェン・ブイ (Gen V)
2020年9月24日、スーパーヒーロー養成学校に通う若き超能力者たちを描くドラマ・シリーズ『ジェン・ブイ』の製作が発表された[30][31]。2023年9月29日から配信された[32]。両シリーズ間ではクロスオーバーが行われ、『ジェン・ブイ』のシーズン1は、『ザ・ボーイズ』のシーズン3とシーズン4の間の時期を舞台とする[33]。
The Boys: Mexico
2023年11月28日、"The Boys: Mexico"が企画中であることが明らかになった[34]。
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
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