ザザ・パチュリア

ジョージア出身のバスケットボール選手 ウィキペディアから

ザザ・パチュリア

ザザ・パチューリア英語: Zaza Pachulia,グルジア語: ზაზა ფაჩულია)ことザウル・パチュリアZaur Pachulia1984年2月10日 - )はソビエト連邦グルジア共和国(現国名:ジョージア) トビリシ出身の元バスケットボール選手NBAゴールデンステート・ウォリアーズなどで活躍し、現在は同チームの相談役。ポジションはセンターパワーフォワード。身長211cm、体重125kg。

概要 ゴールデンステート・ウォリアーズ, ポジション ...
ザザ・パチュリア
Zaza Pachulia
Thumb
ゴールデンステート・ウォリアーズ
ポジション C/PF
役職 チームコンサルタント
シュート 右手
基本情報
愛称 "バルボア(Balboa)","ザザ(Zaza)"
ジョージア語 ზაზა ფაჩულია
国籍 ジョージア
生年月日 (1984-02-10) 1984年2月10日(40歳)
出身地 ソビエト連邦 グルジア
トビリシ
身長(現役時) 211cm (6 ft 11 in)
体重(現役時) 125kg (276 lb)
キャリア情報
出身 スリムパス・カレッジ
ドラフト 2003年 2巡目 42位  ORL 
選手経歴
2000-2003
2003-2004
2004-2005
2005-2013
2013-2015
2015-2016
2016-2018
2018-2019
アルペッラBK
オーランド・マジック オーランド・マジック
ミルウォーキー・バックス
アトランタ・ホークス アトランタ・ホークス
ミルウォーキー・バックス
ダラス・マーベリックス
ゴールデンステート・ウォリアーズ
デトロイト・ピストンズ
受賞歴
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ ジョージア 2002年
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経歴

要約
視点

欧州時代

パチュリアは若い年齢からグルジア (現 : ジョージア) では非常に優れたバスケットボール選手として知られていた。13歳の時、既に204cmという長身だったことからも窺える。トルコのプロチームが偵察に訪れることもあったという。また若くしてジョージア代表としてプレイし、東ヨーロッパ諸国のライバル国を打ち負かすことがしばしばあった。そして、パチュリアは国民の注目を集める存在になったのである。そしてトルコリーグのフェネルバフチェ・ユルケルでプレイした後、NBAの指名を受けることになった。

NBA

オーランド・マジック

2003年のNBAドラフトで、オーランド・マジックから2巡目(全体42位)指名を受けてNBA入りした。1年目の03-04シーズンは59試合の出場だったが、平均11分間の出場に留まった。シーズンオフになるとシャーロット・ボブキャッツの新加入によるエクスパンション・ドラフトが開催され、マジックはパチュリアをプロテクト(保持)することなく、ボブキャッツはパチュリアを指名した。しかし、そのまま入団することなく、ボブキャッツは指名権と引き換えにパチュリアをミルウォーキー・バックスに放出した。

ミルウォーキー・バックス

2年目となる04-05シーズンは、シーズンを通して出場したが、なかなかヨーロッパでの前評判を決定付けるようなインパクトは残せなかった。しかし、堅実な働きでチームに貢献。オフにFAになると、かねてから有能な若手選手に注目していたアトランタ・ホークスと契約した。

アトランタ・ホークス

パチュリアが才能を開花させ、インサイドの要として、チームにとって欠かせない存在になったのが3年目となる05-06シーズンである。出場した78試合全てで先発出場を果たした。ダブル・ダブルも多く記録。

近年はベンチからの出場が多く。07-08シーズンは、わずか5試合の先発出場に止まり十分なプレイタイムが与えられなかった。自身初のプレーオフでは、ボストン・セルティックスケビン・ガーネット相手に睨み合いをするなどした。

ミルウォーキー・バックス

アトランタ・ホークスに8年間在籍した後、2013年7月17日に、04-05シーズンに在籍したミルウォーキー・バックスに移籍した。

ダラス・マーベリックス

2015年7月9日、将来のドラフト指名権との交換トレードでダラス・マーベリックスに移籍した。

ゴールデンステート・ウォリアーズ

2016年7月4日、初優勝とリングを求め1年290万ドルという破格の金額でゴールデンステート・ウォリアーズと契約した[1]。プレーオフカンファレンスファイナルではサンアントニオ・スパーズ戦の第1戦で、カワイ・レナードと接触した際にレナードの左足首の負傷が悪化するというアクシデントが発生(後述)。レナードは以降試合出場が不可となったことも影響し、ウォリアーズはシリーズをスイープで勝ち抜いた。パチュリアはジョージア(旧国名 : グルジア)出身のNBA選手として初のNBAファイナルに出場することになり、見事にNBAチャンピオンを勝ち取った。

その他

  • 母親のマリナも70年代に活躍したグルジアの元バスケットボール選手である。
  • 2017年プレーオフでカワイ・レナードを負傷させてしまったことについて、サンアントニオ市民から”プレーオフの価値を下げた”として訴訟を起こされるもこの訴えは裁判所によって即却下された。その後パチュリアの家族に殺害予告がされるなど緊迫した状況にまで発展した。

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー    優勝シーズン
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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2003–04 ORL 59211.3.389---.6442.9.2.4.2.63.3
2004–05 MIL 74418.9.452.000.7465.1.8.6.5.96.2
2005–06 ATL 787831.4.451.000.7357.91.71.1.52.311.7
2006–07 724728.1.474.000.7866.91.51.1.52.312.2
2007–08 62515.2.437.000.7064.0.6.4.21.15.2
2008–09 772619.1.497.000.7095.7.7.5.31.26.2
2009–10 78114.0.488.000.6503.8.5.5.4.74.3
2010–11 79715.7.461---.7544.2.7.4.3.94.4
2011–12 584428.3.499---.7417.91.4.9.51.47.8
2012–13 521521.8.473.000.7576.51.5.7.21.35.9
2013–14 MIL 534325.0.427.000.8466.32.6.8.31.77.7
2014–15 734523.7.454.000.7886.82.41.1.31.88.3
2015–16 DAL 766926.4.466.000.7689.41.7.8.31.68.6
2016–17 GSW 707018.1.534.000.7785.91.9.8.51.26.1
2017–18 695714.1.564.000.8064.71.6.6.21.05.4
通算:15年 103051320.7.470.000.7505.91.3.7.41.36.9
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プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2008 ATL 7015.0.280.000.7142.9.3.3.01.34.1
2009 11123.6.415---.7626.9.3.5.31.36.9
2010 11014.6.514---.6253.5.3.2.6.84.6
2011 11017.7.478---.7734.91.2.2.1.83.5
2015 MIL 6621.5.400---.6156.71.51.7.5.86.7
2016 DAL 5422.4.375---.8825.43.2.6.2.46.6
2017 GSW 151514.1.533.000.7653.8.8.5.3.95.1
2018 703.7.571---.7501.7.1.4.1.42.4
出場:8回 732616.4.446.000.7384.4.8.5.3.95.0
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脚注

外部リンク

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