サイモン・バロン=コーエン

イギリスの心理学者 ウィキペディアから

サイモン・バロン=コーエン

サイモン・バロン=コーエン(Simon Baron-Cohen、1958年7月23日 - )は、イギリス発達心理学者。ケンブリッジ大学発達精神病理学科教授。自閉症のマインドブラインドネス理論心の理論、自閉症を極端に発達した男脳(male brain)とする理論等が知られている。ただし、男脳と男性がイコールでないこと、女脳と女性がイコールでないことは繰り返して強調している。

概要 Simon Baron-Cohen, 生誕 ...
Simon Baron-Cohen
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Baron-Cohen in 2011
生誕 (1958-08-15) 1958年8月15日(66歳)
居住 イングランド
国籍 イギリス
研究分野 心理学、認知神経科学
研究機関 ケンブリッジ大学
出身校
博士論文 Social cognition and pretend-play in autism (1985)
博士課程
指導教員
Uta Frith
主な業績 自閉症研究
主な受賞歴 Kanner-Asperger Medal 2013 (WGAS)[1]
プロジェクト:人物伝
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著書『共感する女脳、システム化する男脳』P.291で、ニュートンアインシュタインについて、本人たちを知る人物の証言から、「明らかにアスペルガー症候群と思われる特徴を示している」と記述している。ただし「彼らは自らの才能を開花させる場所を持っていたので、障害であると診断されたかどうかには疑問がある」としている。

2001年に自閉スペクトラム症のスクリーニングツールである自閉症スペクトラム指数を発表した[2]

俳優サシャ・バロン・コーエンはいとこ。

所属

コーエンは英国心理学学会英語版 (BPS)[3]イギリス学士院[4]科学的心理学会[5]のフェローを務めている。また英国心理学会認定心理士(BPS Chartered Psychologist)である[3]

またコーエンは、イギリス自閉症協会英語版理事[6]英国国立医療技術評価機構(NICE)成人自閉症ガイドライン作成グループ(-2012年)の議長[7]、国際自閉症研究学会(INSAR)理事[8]、雑誌Molecular Autismの編集長[9]を務めている。

主な著作

脚注

関連項目

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