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1990年にセガから発売された落ち物パズルゲーム ウィキペディアから
『コラムス』(COLUMNS)は、1990年3月にセガ・エンタープライゼスがアーケードゲームとして稼働させた落ち物パズルゲーム。
ジャンル | 落ち物パズル |
---|---|
対応機種 | アーケード (AC) |
開発元 | セガ第一研究開発部 |
発売元 | セガ |
デザイナー | ジェイ・ギールセン |
音楽 | 上保徳彦 |
シリーズ | コラムスシリーズ |
人数 | 1 - 2人 |
メディア |
業務用基板 (256キロバイト) |
稼働時期 |
INT 1990年3月 発売日一覧
|
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:3 |
デバイス |
8方向レバー 1ボタン |
システム基板 | セガ・システムC |
CPU | MC68000 (@ 8.949 MHz) |
サウンド |
YM3438 (@ 7.670 MHz) SN76496 (@ 3.580 MHz) |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 横モニター 320×224ピクセル 60.00Hz パレット2048色 |
売上本数 |
2995ポイント (1990年度ベストインカム4位)[1] |
落下してくる宝石を積み重ね、同色の宝石を揃えて消していく本作は、同社のアーケードゲーム『テトリス』(1988年)と共に同ジャンルを定着させ[2]、後に他機種へ移植された(#移植版)ほか、シリーズ作品も発売された(#シリーズ作品)。
6列✕12段のフィールドに、宝石3個1組が縦に並んで上部から落ちてくる。それを方向レバーで左右に移動、下で落下させて積み上げていく。同じ色の宝石を縦・横・斜めいずれかの直列に3個以上そろえると消える[2]。宝石は、地面や積み上がったほかの宝石の上まで落ちると固定されて、次の宝石の組が出現する。宝石が固定されるまでは、ボタンを押すことで順序を1つずつずらせる。次の宝石の組が出現するタイミングで、宝石が出現する右から3列目の最上段が埋まっているか、列を問わず最上段を超えて画面外に宝石が積み上がっているとゲームオーバー。なお、最上段を超えて見えない位置にある宝石は消滅判定の対象外となる。
消えた宝石の上に積まれていた宝石は下に落ち、それによって3個以上そろった場合は連続して消えて、連続するほど高得点が得られる。これは「連鎖(消し)」[注釈 1]と呼ばれる。本作と、のちに登場した『ぷよぷよ』のヒットによって、以降の落ち物パズルのほとんどでこの連鎖のルールが取り入れられるようになった。
宝石を一定個数消すとレベルが上がって、落下速度が上昇し、宝石の色が最大6色まで増えることで難易度が増加する。レベルが上がるほど、宝石を消したときの得点も高くなる。消した宝石数は9999個でカンストとなり、それ以降はレベルが上がらなくなる[注釈 2]。ゲームクリアの概念はなく、ゲームオーバーにならない限りエンドレスにプレイ可能。
ゲームの開始時に難易度を、EASY, MEDIUM, HARD の3段階から選択する。EASYで開始した場合、レベル0から開始し、レベル2までは、現在の手で消せる宝石がヒントとして点滅するが、後述の「魔宝石」が1回しか出現しない。MEDIUM, HARD はそれぞれレベル5, 10から開始するかわりに、ボーナス点が得られる。
MEDIUM以上の難度で開始した場合、一定数の宝石を消すことで「魔宝石」という光る宝石が落ちてくる。これを宝石の上に落とすと、フィールド内に存在する同色の宝石が全て消える。フィールドの床に落とすと、宝石が消えない代わりに1万点のボーナス得点が得られる[注釈 3]。EASYの難度で開始した場合は、「魔宝石」は「初めて危険な状態になった場合(BGMが変化したとき)」に、1回のみ出現する。
n個目の魔宝石は 25n(n+3) 個目の宝石を消した時に出現する。ただし、消した宝石数が9999個に達して以降は出現しなくなる。
魔宝石をフィールド最上段から画面外にはみ出るように積むと、通常通りに1色の宝石を消したあと、画面外に残った魔宝石が落ちてきて、次の宝石を積んだ時にそれが再度効果を発揮する。つまり、1組の魔宝石の効果が複数回発動する。この際、残った魔宝石が他の宝石の上に落ちずに直接床まで落ちた場合も、1万点のボーナスが入る。ただし、宝石と同様に、最上段を超えて画面外に魔宝石が残ったまま消滅判定が終了するとゲームオーバーになる。
魔宝石を使った1万点ボーナスは序盤こそ高得点だが、宝石を消した際の得点はレベルが係数となって上昇するため、ある程度プレイが続いた状態ではほとんど意味がなくなる[注釈 4]。
PS2版、セガエイジス2500シリーズVol.7 の対戦モードでは、同色の宝石が全て消える通常魔宝石の他、相手側フィールドの地面を1段上げる攻撃魔宝石と、プレイヤー側フィールドの地面を3段下げる防御魔宝石の3種類の効果から選ぶことができる[3]。
初代アーケード版でのプレイモードは上記のエンドレスモードのみだったが、以下のルールが搭載された作品もある。
この節の加筆が望まれています。 |
ゲーム・デザインはヒューレット・パッカードに所属していたジェイ・ギールセンが行っており、後にセガがライセンスを取得したことでセガ第一研究開発部がアーケード版を開発することとなった。音楽はセガ・マークIII用ソフト『ファンタシースター』(1987年)を手掛けた上保徳彦が担当している。
ロケテストで稼働した開発中のバージョンは、『ドロップス』 (Drops) というタイトルだった。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | コラムス | 1990年6月29日 1990年6月30日 1990年7月9日 |
メガドライブ | セガ | セガ | 1メガビットロムカセット[4][5] | 1701 G-4035 1701-50 |
||
2 | Columns | 1990年9月 1990年12月 |
セガ・マスターシステム | セガ | セガ | ロムカセット | 5120 5120 |
||
3 | コラムス | 1990年10月6日 1991年4月26日 1991年4月26日 |
ゲームギア | セガ | セガ | 1メガビットロムカセット[6] | G-3101 2201 2201 |
||
4 | コラムス | 1990年12月1日 |
FM TOWNS | 日本テレネット | 日本テレネット (ゲーム会社) | 3.5"2HDフロッピーディスク | - | ||
5 | コラムス | 1990年12月14日 |
MSX2 | コンパイル | 日本テレネット | 3.5"2DDフロッピーディスク | - | ||
6 | コラムス | 1991年3月29日 |
PCエンジン | 新日本レーザーソフト | 日本テレネット | 1メガビットHuCARD[7] | TJ03002 | ||
7 | コラムス | 1991年7月 |
PC-9801UV PC-9801VM |
システムソフト | システムソフト | 3.5"2HDフロッピーディスク 5"2HDフロッピーディスク |
- | ||
8 | コラムス | 1991年10月16日 |
X68000 | システムソフト | システムソフト | 5"2HDフロッピーディスク | - | ||
9 | コラムス | 1991年10月 |
J-3100 | システムソフト | システムソフト | 3.5"2HDフロッピーディスク | - | ||
10 | コラムス | 1992年1月 |
PC-8801mkIISR | システムソフト | システムソフト | 5"2Dフロッピーディスク | - | ||
11 | セガクラシック アーケードコレクション |
1993年4月23日 1992年10月15日 1993年4月19日 |
メガCD | セガ | セガ | CD-ROM | G-6012 4127 |
||
12 | コラムス | 1997年6月 |
データディスクマン DD-202 | ソニー | ソニー | 内蔵ゲーム | - | ||
13 | SEGA AGES コラムス アーケードコレクション |
1997年10月30日 |
セガサターン | セガCS1 エインシャント |
セガ | CD-ROM | GS-9161 | ||
14 | コラムス | 1999年8月1日 |
スーパーファミコン | マリグル・マネージメント | メディアファクトリー | 4メガビットフラッシュロムカセット[8] | SHVC-BCLJ-JPN | ニンテンドウパワー書き換え専用ソフト | |
15 | コラムス for Zaurus | 2001年4月17日 |
ザウルス | ISJ | シャープ | ダウンロード (シャープスペースタウン) |
- | [9][10][11] | |
16 | セガエイジス2500シリーズ Vol.7 コラムス |
2003年12月18日 |
PlayStation 2 | シムス | スリーディー・エイジス | CD-ROM | SLPM-62425 | ||
17 | セガエイジス2500シリーズ Vol.7 コラムス |
2005年11月23日 |
PlayStation 2 | シムス | セガ | CD-ROM | SLPM-62672 | 発売元をセガに変更して再発売 | |
18 | ぷよぷよ~ん&コラムス | 2006年10月7日 |
SoftBank 705P | セガ | セガ | 内蔵ゲーム | - | [12] | |
19 | ぷよぷよ~ん&コラムス | 2006年11月1日 |
P903i | セガ | セガ | 内蔵ゲーム | - | [13] | |
20 | コラムス | 2006年12月2日 2006年12月4日 |
Wii | セガ | セガ | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | メガドライブ版の移植 Wii本体と同時発売 |
[14] |
21 | ぷよぷよ~ん&コラムス | 2007年9月12日 |
Yahoo!ケータイ (S!アプリ) |
セガ | セガ | ダウンロード (セガエイジス) |
- | [15] | |
22 | ぷよぷよ~ん&コラムス | 2007年12月6日 |
iアプリ | セガ | セガ | ダウンロード (★ぷよぷよ! セガ) |
- | [16] | |
23 | ぷよぷよ~ん&コラムス | 2009年6月4日 |
SH002 | セガ | セガ | 内蔵ゲーム | - | ||
24 | ぷよぷよ~ん&コラムス | 2010年11月8日 |
ウィルコム | セガ | セガ | ダウンロード (★ぷよぷよ! セガ) |
- | [17][18] | |
25 | コラムス | INT 2010年9月13日 |
Windows | セガ | セガ | ダウンロード (Steam) |
- | ||
26 | コラムス | INT 2011年4月7日 |
iPhone/iPod touch (iOS) |
セガ | セガ | ダウンロード | - | [19] | |
27 | コラムス | 2012年8月8日 2013年6月13日 2013年6月13日 |
ニンテンドー3DS | セガ | セガ | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | ゲームギア版の移植 | [20][21] |
28 | セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE | 2016年12月22日 |
ニンテンドー3DS | M2 | セガゲームス | ニンテンドー3DS専用カード ダウンロード |
CTR-P-BF3J | メガドライブ版の移植 2022年12月21日ダウンロード版配信・販売終了 |
[22][23] |
29 | Sega Genesis Classics | 2018年5月29日 2018年5月29日 Switch 2018年12月7日 2018年12月6日 |
Linux macOS PlayStation 4 Xbox One Nintendo Switch |
d3t セガ |
セガ | ダウンロード (Steam、PlayStation Store、 Microsoft Store、 ニンテンドーeショップ) BD-ROM Nintendo Switch専用ゲームカード |
PS4: CUSA-10828 CUSA-09771 XBO: INL-SE10663080 Switch: HAC-P-AQGKB HAC-P-AQGKA |
メガドライブ版の移植 | |
30 | コラムス | INT 2019年9月19日 |
メガドライブ ミニ | エムツー | セガゲームス | プリインストール | メガドライブ版の移植 | ||
31 | セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online |
INT 2022年12月16日 |
Nintendo Switch | 任天堂 エムツー |
任天堂 | ダウンロード | - | メガドライブ版の移植 | [24][25][26][27] |
評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 2.66 | 3.19 | 3.71 | 3.99 | 3.66 | 3.45 | 20.66 |
シリーズ作品の中には、基本的なシステムを受け継ぎつつも、新しいフィーチャーが付加されたり、得点システムや魔宝石システムが変更されているものが多い。
その他、日本国外で展開されたメガドライブベースの業務用基板『MegaPlay』専用カートリッジとして、メガドライブ用ソフト(1993年10月13日発売)『コラムスIII 〜対決!コラムスワールド〜』が移植されている。
特記がないものはセガ発売から発売されている[注釈 8]。一部の記述で初代を『I』と略称している場合あり。
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