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母の家出や姉の同棲、父の自殺と、幼少期の一家離散で孤独に育った冴島ナミの趣味は、町を散策して孤独な人間を見つけては観察し続ける「孤独ウォッチング」。孤独死寸前の老人の家に侵入して記念撮影をしたり、公園で日々鳩に餌をやる一方で絡んできた男に大怪我をさせたりする村佐古を観察したり、それらを手帳に詳細に綴ったりする毎日を過ごしていた。そんなある日、一人暮らしの老人、塩見三十郎を見つける。塩見は昔の活躍も過去の栄光となり、今は実の息子が訪ねて来ても追い返したり、近所の主婦らの噂話にも粗暴に怒るなど、偏屈で孤独に生きていた。今まで以上の執着で塩見を監視し続けるナミであったが、それにはある理由があった。
ところが、塩見は老人を孤独死から守るボランティアをしていたスヨンと出会う。若く誠実な彼女の信じるキリスト教の聖書から信仰という救いをもとに希望を見出し過去を反省し、生命力を取り戻していく。
期待とは逆に幸せを取り戻した塩見を見たナミは怒りに震える。村佐古を唆し、スヨンや彼女をボランティアに誘った男性を襲撃し、更に塩見の家にも上がり込み監禁する。そうとは知らずに訪ねてきた塩見の息子も、塩見の目の前で殺した。スヨンもナミに襲われたと気づいた塩見は、ナミの外出中に拘束を解き、息子の血を拭った手ぬぐいをはちまきにして、ナミへ戦いを挑んでいく…。
主演の冴島ナミ役は、オーディションで当時はほぼ無名の瀧内公美が抜擢された[2]。
出演者の木下ほうかは本映画のプロデューサーも兼務しており、村佐古のキャスティングにあたっては、木下が矢部太郎にオファーした[3]。
2013年にファンタスティック・フェスト(アメリカ)、第21回レインダンス映画祭(イギリス)、アンリアル映画祭(アメリカ)、第10回香港アジア映画祭の招待作品として、2014年にゆうばり国際映画祭の特別招待枠作品として出品されるなど、10か所以上の映画祭に出品された[2]。
また、イギリスへの配給も決定した[4]。
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