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加瀬あつしによる日本の漫画 ウィキペディアから
『カメレオン』は、ヤンキーを題材とする加瀬あつしによる日本の漫画作品。また、これを原作として実写化(オリジナルビデオ)、アニメ化(OVA)、ムービーコミック化されたメディアミックス作品。
『週刊少年マガジン』(講談社)にて、1990年から2000年まで連載。単行本は少年マガジンコミックスで全47巻。サブタイトルはそれぞれ「YAZAWA・○○」となっている。第23回講談社漫画賞少年部門受賞。2020年12月時点で累計発行部数は3000万部を突破している[1]。
ストーリーは全て、作者・加瀬の実体験を基にしている[2]。
2008年17号の『週刊少年マガジン』本誌にて、真島ヒロの作画によるリメイク作品も掲載された。
2011年には『月刊ヤングマガジン』誌上において、『疾風伝説 特攻の拓 外伝 〜Early Day’s〜』(原作:佐木飛朗斗、作画:所十三)連載開始にあわせたトリビュート企画「ぶっこみのあつし&健&ミサワ」(加瀬あつし・和久井健・地獄のミサワ)に参加し、短編「ぶっかけのヤザワ」を同年6月号に掲載。十数年ぶりに再登場した矢沢栄作と浅岡ひかるが、『疾風伝説 特攻の拓』の登場人物についてコメントする内容の短編となっている。
2013年には『月刊少年マガジン』において、読み切り短編『カメレオン SevenYearsAfter』を同年12月号に掲載[3]。『カメレオン』から7年後の時代設定で、翌月から開始の連載作品『くろアゲハ』へ向けて、橋渡し的なプレストーリーの番外編となっている。「加瀬あつしマンガ家25周年記念作品!」と銘打って[4]、続編となる『くろアゲハ』の連載が同年12月6日発売の2014年1月号より開始された[5]。関連作品間の時系列は、「本作」→「ポリ公マン」→「カメレオン SevenYearsAfter」→「くろアゲハ」→「本作最終話ラスト」の順となる。
2021年4月に中野で「カメレオン30周年記念展」が開催され、5月には30周年を記念したイベント「カメレオン30周年記念展 in 松戸」が作品の舞台でもある千葉県松戸市で開催された[6]。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
中学時代に学校中の不良からイジメの標的とされていた矢沢栄作は、高校進学を機に不良デビューを果たす。バラ色の高校生活を夢見る矢沢だったが、お調子者の性格や運の悪さが災いし、次々と有名な不良との諍いに巻き込まれることになる。しかし矢沢は数々の危機をハッタリと悪運と悪知恵で切り抜け、次第に多くの不良達を惹きつけるカリスマへと変貌していく。
通称「成南(なりなん)」、初期は「南高(なんこう)」とも。ヤザワらが通う成田にある県立高校。基本的には平凡な高校だが、ヤザワらが巻き起こす多くの事件の舞台となり、校舎が半壊したこともある。
結城直人とのエピソード以降は、結城グループを出資者とする私立高校と設定が変更された。
半壊滅状態に陥った影舞に代わり、街にニラミを効かせる名目でヤザワが旗揚げした暴走族。結成時のメンバーはヤザワ(総長)、相沢、椎名、響に忍、蜂屋、中鉢、上田、ダイスケ、チョースケ、チョロの11人。チーム名は響が発案者であり『オズの魔法使い』から取られている。
『妖乱編』後、ヤザワの意思に反して2代目総長を決めるバトルも行われたが最終的に勝者が純菜となった。勿論本人に継ぐつもりは全くなく結局誰が後を継いだのかは不明。
「くろアゲハ」においては椎名曰く「OZはヤザワ君あっての族」であり自分達の代限りで一度解散していた様である。最終話では矢沢栄光が17代目OZとして登場する。
通称「カス学」。 霞ヶ浦にある私立高校。別名「退学者収容キャンプ」とも呼ばれ、落書きや割れた窓ガラスなど校舎は荒廃している。全校生徒のほぼ全てがヤンキーであり、単車での通学が当たり前など県下最悪の不良高校として有名。仲間意識が非常に強く、仲間が一人やられると全校あげて報復行動に移ることもある。名物としてカス学生徒が電車の車両を丸々占拠する「カス学専用車両」などがある。
藤城が番長格だった頃はヤザワにいいようにやられ、その株を大きく落とした。
「マツド苦愛」とも書かれる。新京成沿線を縄張りとしている松戸の愚連隊。松岡が三代目となってからは敵対者に凄惨なリンチを加えるなど凶暴さが増し「死刑部隊」と呼ばれるまでになる。 松岡の引退後は由来カオルが四代目を継ぐが、彼は二代目とよばれている。
松岡の松戸苦愛に対抗して蜂屋が作った喧嘩チーム。蜂屋、中鉢に「松戸三凶」と呼ばれていた武崎、世良、会田を加えた松戸最強の中学生グループ。
わずか5人で松戸苦愛と互角の勝負をしたが、長引く抗争に警察が介入し、表向きチームは解散表明することになった。
通称「五中」。一帯の中学の中でも特に凶悪な学校。高校生をターゲットとした「学生証狩り」がキッカケでヤザワらと揉めることとなる。
久米が旗揚げした茨城の龍ヶ崎を拠点とする新興暴走族。「移動爆弾」とも称され、メンバーの特攻服や単車には「RUN KILL YOU」と表現されていることもある。ヤザワのOZと組み、京狂連上等を切る。総数は10名ほどだが個々の実力、また結束力は高い。圧倒的な数の差があった黄泉との抗争でも、負けはしたものの相手の支部長に大怪我を負わせている。
元は京狂連傘下の極悪龍。爆妖鬼に次ぐ巨大チームで喧嘩族として知られていたが、久米は最後まで自分について来られる仲間の選抜をするため、毎晩の集会や、ヤクザやパトカーへの襲撃を繰り返していた。そうして生き残ったメンバーが乱鬼龍として再結成されている。
通称「京狂連(けいきょうれん)」。千葉県最大の暴走族・爆妖鬼(ばくようき)を中心とした12チームの連合体。極悪龍(ごくあくりゅう)など、茨城のチームも含まれる。加盟団体として劇中で明確に登場したのは、爆妖鬼・極悪龍・鬼太郎(きたろう)・鬼羅(キラー)・白龍(はくりゅう)。
爆妖鬼は作者の次作『ポリ公マン』にも登場する。
京狂連の傘下。OZと京狂連の抗争の火種を作ろうとした乱鬼龍に潰された。
京狂連の傘下。OZとの抗争に備えて検問を張っていたが、通りかかった松岡に全滅させられた。
大阪最大の勢力を誇る暴走族。紅連(グレン)、麗羅(レイラ)、沙利威(サリー)、影狼(カゲロウ)の4チームの連合体。大阪の有名ヤンキーが組んで旗揚げしたオールスターチームで、関西版OZとも称された。
妖乱初代総長の神元仁は、影狼の頭だった。紅連は妖乱内部でも最大の勢力。
横浜に本部をもつ、日本最大支部数を謳う巨大暴走族。会長藤丸の圧倒的なカリスマ性によりまとまっており、 磨呂など一部の幹部は狂信的に崇拝している。黄泉が強くなれば少年院に入った藤丸が出てくると信じ込んでおり、そのため他のチームの吸収する目的で、各地に火種を撒き散らしていた。
磨呂いわく黄泉にマトモな人間は存在せず、九楽のような薬物中毒者や、ヤクザから追われているもの、施設からの脱走者、不法入国者などで占められているという。
東大および国立大学に多数の現役合格者を出す、県下ナンバー1の進学校。平均偏差値71。千葉だけではなく鹿児島校もある。
1996年に、山崎邦正主演で徳間ジャパンコミュニケーションズ(日本映像株式会社製作)よりビデオ化された。
ほか
1992年から1996年まで、全6巻が発売された。
ほか
2011年にBeeTV内のBeeマンガで、漫画に声優陣による音声セリフやSE、エフェクト効果を加えたムービーコミックが配信開始[66]。
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