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カバー株式会社: COVER Corp.)は、ITサービス業アプリケーションの開発を行う日本の企業。日本オンラインゲーム協会・クリエイターエコノミー協会正会員、日本音楽出版社協会準会員、セーファーインターネット協会賛助会員。VTuber事務所であるホロライブプロダクションを運営している[3][4]

概要 種類, 市場情報 ...
カバー株式会社
COVER Corporation
種類 株式会社
市場情報
東証グロース 5253
2023年3月27日上場
略称 カバー
本社所在地 日本の旗 日本
108-0073
東京都港区三田3丁目5番19号
住友不動産東京三田ガーデンタワー
北緯35度38分42.0秒 東経139度44分34.4秒
設立 2016年6月13日
業種 サービス業
法人番号 4011001111450 ウィキデータを編集
事業内容 VTuberのサポート、アプリケーションVRAR等の開発
代表者 代表取締役社長CEO 谷郷元昭
資本金 4億5,280万8,545円
(2022年3月期)[1]
売上高 301億6600万円
(2024年3月期)
営業利益 55億3600万円
経常利益 56億3700万円
(2024年3月期)
純利益 41億3700万円
(2024年3月期)
純資産 111億4300万円
(2024年3月期)
総資産 227億1300万円
(2024年3月期)
従業員数 570名
(2024年6月現在)[2]
決算期 毎年3月31日
会計監査人 太陽有限責任監査法人
主要株主 谷郷元昭 34.76%
AT-Ⅱ投資事業有限責任組合 15.76%
若山理子 9.10%
バレー株式会社 5.03%
福田一行 4.57%
(2023年2月17日現在)[2]
主要子会社 株式会社CCMC(本社:東京都港区)
COVER USA, Inc.
関係する人物 福田一行(取締役CTO)
須田仁之(社外取締役)
和田洋一(社外取締役)
植田修平(社外取締役)
ときのそら
外部リンク cover-corp.com ウィキデータを編集
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概要

「日本発のバーチャルタレントIPで世界中のファンを熱狂させる」ことをビジョンとし、VTuberプロダクションであるホロライブプロダクションの運営やVRARライブ配信システムの開発を行い、それらの技術を活用して二次元エンターテインメント体験を提供する事業を主とする企業である[5]

CEOの谷郷の話によると、企業を立ち上げる前はVRを活用したゲームを制作する会社とする予定だったが、キズナアイなどのバーチャルキャラクター[注釈 1]が活動し始め人気を得ており、VTuberの運営に方向性を変更したという[6]

経歴

  • 2015年
  • 2016年
    • 6月13日:東京都中央区新川において資本金19百万円でカバー株式会社設立[2]。谷郷元昭が代表取締役社長CEOに就任。
  • 2017年
    • 2月:VR卓球ゲーム「Ping Pong League」リリース[2][7]
    • 9月:VTuberアイドル「ときのそら」の活動開始[2]
    • 12月:キャラクターに会えるライブ視聴アプリ「hololive」(iPhone)の提供開始[8][9]
  • 2018年
    • 4月:ライブ視聴アプリ「hololive」をリニューアルし、バーチャルYouTuberになれるキャラクターなりきりアプリ(iPhone/Android)「ホロライブ」をリリース[10][11]
    • 6月:女性VTuberグループ「hololive」の立ち上げ[2]
    • 6月:東京都中央区新川に本社を移転[2]
    • 11月15日:音楽特化型のVtuberプロジェクトとして「Virtual Diva AZKi」がデビュー[12]
    • 12月6日:ゲーム実況を中心に活動するユニット「ホロライブゲーマーズ」を始動、オリジナルメンバーとして「大神ミオ」がデビュー[13][14]
    • 12月25日:所属VTuberが登場するYouTube日常系ショートアニメ番組ブランド「ホロアニメ」を始動[15][16]
  • 2019年
    • 1月8日:中国の動画共有サイト「bilibili」を運営する上海寛娯数碼科技有限公司と正式契約[17]
    • 7月21日:中国展開の提携企業との連携契約解消[18][19]
    • 5月:音楽レーベル「イノナカミュージック」が始動[20]
    • 5月:男性VTuberグループ「HOLOSTARS(ホロスターズ)」の立ち上げ[2][21]
    • 7月:東京都千代田区内神田に本社を移転[2]
    • 12月2日:VTuber事務所「ホロライブ」「ホロスターズ」および「イノナカミュージック」の総称を『ホロライブプロダクション』へ統一[22][23]
  • 2020年
    • 4月:インドネシアにおける女性VTuberグループ「hololive Indonesia」活動開始[2]
    • 6月:東京都千代田区神田多町に本社を移転[2]
    • 9月:英語圏における女性VTuberグループ「hololive English」活動開始[2]
    • 11月12日:ホロライブ中国のライバー全員の卒業、中国市場からの事実上の撤退を発表[24][25]
  • 2021年
    • 2月:メディアミックスプロジェクト「ホロライブ・オルタナティブ」始動[2]
    • 3月:東京都千代田区外神田に本社を移転[2]
    • 9月:公式オンラインショップ「hololive production OFFICIAL SHOP」の運用を開始[2]
    • 10月28日:東京コミュニケーションアート専門学校との産学連携教育並びに企業プロジェクトを実施[26]。カバーの3Dアニメーション、Live2Dモデルのスタッフが審査を行う制作コンテストが開催された。
  • 2022年
    • 6月:英語圏における男性VTuberグループ「HOLOSTARS English」活動開始[2]
    • 11月:メタバースサービス「ホロアース」の常設ロビー空間のβ版をリリース[2]
  • 2023年
    • 3月27日:東京証券取引所グロース市場に上場[27]
    • 6月1日:東京都港区三田に本社を移転[28]
    • 8月29日:ホロライブ公式スマートフォンアプリ「ホロプラス」が正式リリース
    • 11月15日:ホロライブの二次創作インディーゲームをサポートする「holo indie」開始
  • 2024年
    • 3月12日:初の海外拠点として「COVER USA」を設立すると発表。営業開始は7月予定[29][30]
    • 10月25日:デザイン等の修正作業をクリエイターに無償で行わせたとして、公正取引委員会より下請法違反(やり直しの禁止)で再発防止を勧告される[31]
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事業内容

出典:[32]

  • VTuberプロダクション事業
  • マーチャンダイジング事業
  • ライブエンターテインメント事業
    • 所属タレントが出演する音楽ライブをARライブ形式で展開している。
  • メタバース事業
    • 近年注目されている、現実世界とは異なった3次元の仮想空間におけるサービスメタバース事業に注力しており、2021年10月20日には自社運営のプロジェクト『ホロライブ・オルタナティブ』の展望を発表した。
  • パブリッシャー事業
    • ホロライブのキャラクターIPを使ってゲーム開発者がゲームを作れるようにした、holo indieを2023年11月15日に発表した。Steamアカウント上をはじめとしたウェブサイト等への掲載・審査・管理その他必要な管理業務は子会社である株式会社CCMCに委託している。


運営

さらに見る 運営内容, 名称 ...
運営内容 名称 対象地域 活動期生 備考
VTuber事務所 ホロライブプロダクション ホロライブ 日本の旗 日本 0-6、
ゲーマーズ
2019年12月2日よりホロライブプロダクションとして統合。
ホロスターズ 1-3、
UPROAR!!
hololive DEV_IS ReGLOSS
FLOW GLOW
2023年9月4日設立[33]
ホロライブインドネシア インドネシアの旗 インドネシア 1-3 ホロライブプロダクション傘下の海外事務所。
ホロライブEnglish 英語圏 Myth
Promise
Advent
Justice
HOLOSTARS English TEMPUS
ARMIS
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サービス終了または撤退

さらに見る 運営内容, 名称 ...
運営内容 名称  対象地域  活動期生 備考
VTuber事務所 ホロライブ中国 中華人民共和国の旗 中国 1-2 2020年12月16日に事実上の撤退
イノナカミュージック 日本の旗 日本 2022年3月末でプロジェクト終了
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アプリの運営

ホロライブ

2017年12月21日に配信が開始された[34]。当初はキャラクターのライブ配信3D映像をAR投影したものを視聴出来るといったアプリだった[34]。しかし、2018年4月5日のアップデートにより、スマートフォンの前面カメラで配信者の表情を認識し、バーチャルYouTuberとして配信を行えるようになった[35]

2018年12月19日には同じホロライブアプリを利用するバーチャルYouTuber2人がアプリ内でクロマキー処理を行わずにキャラクターを重ねることができるように更新し、運営するホロライブプロダクション所属のバーチャルYouTuberに対してリリースをした[36]。2020年6月には同時に重ねられるキャラクターの数を4人に増やす更新を行った[37]

ホロリー

2019年12月3日より配信されたホロライブプロダクション所属VTuberと「いつでもVTuberと会えて、一緒にお出かけができる」スマートフォンアプリ。ARカメラモードを実装し、VTuberと動画や写真撮影もできる[38]。また、12月20日のアップデートによりARCore非対応端末でもインストール可能となった[39]。Android端末、iOS端末両方でのインストールが可能。

2024年12月2日12:00をもってサービス終了[40]

ホロプラス

2023年8月29日に正式リリースされた、ホロライブプロダクションファンに向けた『推しをもっと好きになる!』をコンセプトとした、公式のコミュニティアプリ[41]

VTuberの運営

カバーは所属タレントに対しキャラクターのデザインの依頼やアプリケーション[注釈 3]の提供を行い、演者に対する各種のマネジメント面でのサポートを行っている[注釈 4]

タレントはカバーから提供されたスマートフォンを使い、基本的に自宅から配信を行うとしている[6]

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主な取引先

  • Google - 動画配信プラットフォーム「YouTube」の提供会社
  • Shopify - グッズ販売プラットフォームの提供会社
  • ピクシブ - グッズ販売プラットフォームの提供会社

脚注

関連項目

外部リンク

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