株式会社イシン・ホテルズ・グループは、日本のホテル運営会社。
社名の「イシン」は「維新」の語句から来ている。2001年の京都ロイヤルホテル(現・京都ロイヤルホテル&スパ)・リーガロイヤルホテル成田の買収を皮切りに、日本各地のホテル運営会社を買収・経営参画し、施設のリニューアルを実施する。それにより付加価値と収益性を向上させるといった、ホテルの再生ファンド的な面を持っている。このため既存のホテルチェーンと異なり、サービスや設備がホテル毎に異なるといった特徴がある。全国に20件のホテルを所有している。
リノベーション後もイシンによる直営を維持する方針としている。
イシン・ホテルズのオリジナルホテルブランドは「the b(ザ・ビー)」「PORT HOTEL(ポートホテル)」である。
- 2001年1月 - 株式会社維新ホスピタリティ・グループとして設立し、東京都港区新橋に本社を置く。
- 2004年 - 現社名へ変更。
- 2004年8月 東京都港区虎ノ門に本社を移転。
- 2005年3月 マイケル・二ギッチが代表取締役社長兼最高経営責任者に就任。
- 2018年3月 星野リゾートが株式の50%をグローブ・インターナショナル・パートナーズ傘下の特別目的会社(SPC)より取得し、資本提携。[2]
括弧内は旧ホテル称。
東日本
- ザ・ビー 札幌 すすきの(閉館)
- ザ・ビー 札幌(2023年12月16日開業)
- ザ・ビー 浅草
- 2018年10月にオープン後新型コロナウイルスの影響で2020年4月に一旦閉業。2023年7月1日に再開業。
- (ホテルバーデン六本木)
- (ホテルハミルトンインお茶の水)
- ザ・ビー 水道橋
- ザ・ビー 池袋
- ザ・ビー 三軒茶屋
- (マルコー・イン東京)
- (シャンピアホテル赤坂)
- (ホテルサンルート赤坂)
- (ホテルサンルート池袋)
- (八王子プラザホテル)
西日本
- (ホテルライオンズプラザ名古屋)
- ザ・ビー 京都 三条
- ザ・ビー 京都 四条
- ザ・ビー なんば黒門(2023年6月15日開業)
- ザ・ビー 大阪新世界(2023年12月1日開業) (Willows Hotel 大阪新今宮)
- ザ・ビー 神戸
- (神戸ワシントンホテルプラザ)
- (ホテルサライ博多)
不動産を所有
- ホテルサンルート大阪なんば(旧 大阪なんばワシントンホテルプラザ)
- ココガーデンリゾートオキナワ
- ルネッサンスリゾートオキナワ
かつて保有し、他社へ売却したホテル
- 2005年イシンが小樽ヒルトンを買収→2008年11月にシンガポールの「パークホテル」(日本のロイヤルパークホテル、芝パークホテルなどとは無関係)へ売却し、2009年1月より「グランドパーク小樽」へ名称変更。
- 東レエンタープライズから買収→ザ・ビー大津へ名称変更・全館リニューアル→グランビスタ ホテル&リゾート(旧三井観光開発)へ売却後フランチャイズ運営→「ホテルコムズ大津」へ名称変更。
- 東レエンタープライズから買収→サルビアホテルへ名称変更→名古屋ホテル・マネージメントへ売却→アパホテルへ売却し「アパホテル<山口防府>」。
- 成田ポートホテル(成田ホテルフジタ→成田エアポートワシントンホテル。新潟ワシントンホテルが運営していた)
- 2013年3月にストライダーズに売却。同年成田ゲートウェイホテルに名称変更[3]。
- 沖縄ナハナホテル&スパ(旧 ホテルグランドオーシャン)
- 2006年4月に閉館したホテルグランドオーシャンの土地・建物を、所有者であるジーマと、オキジム系列の井筒屋から、イシン・ホテルズ・グループが購入し、沖縄ナハナホテル&スパとして再オープン。その後、所有権は融資元の新生銀行グループの新生債権回収(新生サービサー)に移り、さらに2013年2月にスターツコーポレーションに売却された。これに伴い、運営会社もスターツコーポレーショングループのホテル運営会社に変更となった(ホテル名称に変更はない)。
- 2006年2月27日に買収し、所有する一方、2007年8月28日、JALホテルズが契約満了を期に運営から撤退。同社の所有・運営となった。2016年6月1日改装の後、「シェラトン沖縄サンマリーナリゾート」としてリブランドオープン。[4]2017年1月に森トラストへホテルと運営会社「サンマリーナ・オペレーションズ株式会社」を売却した。[5]
- 2021年1月12日閉館、同年5月20日にチョイスホテルズジャパンのコンフォートイン福岡天神として開業。
- 2021年11月30日閉館。同年12月16日にIHGホテルズ&リゾーツのホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋として開業。