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アリアンロッドRPGは日本製のファンタジーTRPG。菊池たけし/F.E.A.R.著、2004年5月に発売。
アリアンロッドRPG | |
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ジャンル | ハイ・ファンタジー |
テーブルトークRPG | |
小説:アリアンロッド・リプレイ | |
著者 | 菊池たけし |
イラスト | 爆天童、佐々木あかね |
出版社 | 富士見書房 |
レーベル | 富士見ドラゴンブック |
刊行期間 | 2004年3月 - 2005年5月 |
巻数 | 全4巻(外伝1巻含む) |
話数 | 全8話(外伝2話含む) |
小説:アリアンロッド・リプレイ・ルージュ | |
著者 | 菊池たけし、久保田悠羅 |
イラスト | 佐々木あかね |
出版社 | 富士見書房 |
レーベル | 富士見ドラゴンブック |
刊行期間 | 2005年12月 - 2008年3月 |
巻数 | 全5巻(外伝1巻含む) |
話数 | 全8話(外伝2話含む) |
小説:アリアンロッド・リプレイ・ハートフル | |
著者 | 久保田悠羅 |
イラスト | bomi |
出版社 | 富士見書房 |
レーベル | 富士見ドラゴンブック |
刊行期間 | 2006年11月 - 2008年4月 |
巻数 | 全5巻 |
話数 | 全10話 |
小説:アリアンロッド・サガ・リプレイ | |
著者 | 菊池たけし |
イラスト | 佐々木あかね |
出版社 | 富士見書房 |
レーベル | 富士見ドラゴンブック |
刊行期間 | 2008年8月 - 2011年3月(2Eへ移行) |
巻数 | 6巻(第一版。通巻7巻) |
話数 | 10話(第一版。通算11話) |
小説:アリアンロッド・サガ・リプレイ・アクロス | |
著者 | 久保田悠羅 |
イラスト | 植田亮、村正みかど |
出版社 | 富士見書房 |
レーベル | 富士見ドラゴンブック |
刊行期間 | 2008年10月 - 2011年1月 |
巻数 | 全5巻 |
話数 | 全10話 |
小説:アリアンロッド・サガ・リプレイ・ブレイク | |
著者 | 鈴吹太郎 |
イラスト | 四季童子、猫猫猫 |
出版社 | 富士見書房 |
レーベル | 富士見ドラゴンブック |
刊行期間 | 2008年12月 - 2011年6月 |
巻数 | 全5巻 |
話数 | 全9話 |
小説:アリアンロッド・リプレイ・レジェンド | |
著者 | 丹藤武敏 |
イラスト | ヤトアキラ |
出版社 | 富士見書房 |
レーベル | 富士見ドラゴンブック |
刊行期間 | 2009年6月 - 2010年10月 |
巻数 | 全4巻 |
話数 | 全8話 |
小説:アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ | |
著者 | 田中信二 |
イラスト | 猫猫猫 |
出版社 | 富士見書房 |
レーベル | 富士見ドラゴンブック |
刊行期間 | 2010年1月 - 2011年4月(2Eへ移行) |
巻数 | 4巻(第一版) |
話数 | 8話(第一版) |
小説:アリアンロッド・リプレイ・アンサンブル | |
著者 | 久保田悠羅、丹藤武敏 |
イラスト | ヤトアキラ |
出版社 | 富士見書房 |
レーベル | 富士見ドラゴンブック |
刊行期間 | 2010年4月 - 2010年4月 |
巻数 | 全1巻 |
話数 | 全2話 |
小説:アリアンロッド・サガ・リプレイ・エチュード | |
著者 | 緑谷明澄 |
イラスト | いろは楓 |
出版社 | 富士見書房 |
レーベル | 富士見ドラゴンブック |
刊行期間 | 2010年11月 - 2011年5月(2Eへ移行) |
巻数 | 2巻(第一版) |
話数 | 4話(第一版) |
小説:アリアンロッド・リプレイ・ブレイド | |
著者 | 丹藤武敏 |
イラスト | bob |
出版社 | 富士見書房 |
レーベル | 富士見ドラゴンブック |
刊行期間 | 2011年2月 - 2011年7月(2Eへ移行) |
巻数 | 2巻(第一版) |
話数 | 4話(第一版) |
小説:アリアンロッド・サガ(ノベル) | |
著者 | 矢野俊策 |
イラスト | 佐々木あかね |
出版社 | 富士見書房 |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 |
刊行期間 | 2006年11月 - 2010年6月 |
巻数 | 全3巻 |
漫画:アリアンロッド・サガ・コンチェルト | |
作者 | 菊池たけし/F.E.A.R.(原作)、
佐々木あかね(作画) |
出版社 | アスキー・メディアワークス |
掲載誌 | 電撃G's Festival! COMIC |
発表号 | vol.7(2009年9月号) - vol.19(2011年10月号) |
巻数 | 全2巻 |
テンプレート - ノート |
アリアンロッド(Arianrhod)とは本来ケルト神話に登場する女神の名前であり、「白銀の車輪」の意味。
2011年7月に発売されたルール第二版『アリアンロッドRPG 2E』については当該項目を参照のこと。
基本ルールブックのあとがきによると、菊池たけしは「可能な限り分かりやすく、しかしヘビーなユーザーが楽しむことに耐えられ、だれもがいつまでも遊べる」「みんなの共通言語による、みんなが楽しめるTRPG」を目指して『アリアンロッド』をデザインしたとのことである。
ゲームの舞台は、「火の時代」と呼ばれる時代の、「エリンディル」と「アルディオン」という2つの大陸で、剣と魔法のファンタジー世界である。PCはこの世界で、様々な洞窟や遺跡を探索したり、魔物退治をしたり、人々の依頼を受けたりする。またアルディオンにおいては特定の国家に属して戦記物風の冒険も楽しむことが出来る(後述参照)。
パーティ強化ルール「ギルド」、クラスや種族とそれに付随するスキル、クラスにアコライトなど、MMORPG(『ラグナロクオンライン』や『ファイナルファンタジーXI』や『ウルティマオンライン』など)を意識したデザインになっている。一方で、F.E.A.R.社製のTRPGに良く見られる、キャラクター間の関係を規定するコネクションルールやキャラクターのシナリオへの導入を目途とするセッションハンドアウトルールなどのセッション支援ルールは、基本ルールブックに搭載されていない(サプリメントには選択ルールとして搭載されている)。特にロールプレイやドラマ性を意識せずとも、シンプルなハック&スラッシュなプレイが最低限楽しめるという点においてもMMO風と言える。
基本ルールブックは富士見書房より文庫で発売されており、安価で入手が容易であった(これはルール第二版『アリアンロッドRPG 2E』にも引き継がれている)。上級ルールブックを含む大半のサプリメントはゲーム・フィールドより発売(B5版書籍)されていたが、一部サプリメントは富士見書房やエンターブレインからも発売されていた。
プレイヤーキャラクターの作成はクラス制に属する。
プレイヤーキャラクターは「種族」を一つと、「クラス」を二つ選択する。その組み合わせによりキャラクターの能力値とスキル(技能)が決定される。
種族とクラスの具体的なリストはアリアンロッドRPG#種族、およびアリアンロッドRPG#クラスを参照。
行為判定は上方判定に属する。使用されるランダマイザーは六面体ダイスである。
行為判定に使用するスキルや能力値により、振ることのできる六面体ダイスの数が決定される。振ったサイコロの出目を全て合計して、さらにそれに武器やスキルなどによる修正値を足した値が行為判定の目標値以上ならば判定は成功とみなされる。
振ったサイコロの中に、6の出目が2個以上あればクリティカルが発生し、最終的な達成値に関わらず行為判定は自動成功する。
また、振ったサイコロの全ての出目が1であればファンブルが発生し自動失敗の効果となる。
シナリオの進行にはシーン制が採用されている。
ダンジョンアドベンチャーがゲームの主要なテーマとなっているため、ダンジョン探索とシーン制とが組み合う形でルールが実装されている。ダンジョンの一つの部屋が1シーンとして扱われ、移動するたびにシーンが切り替わるという仕組みになっている。
『上級ルールブック』の選択ルールを採用することでシナリオフェイズ制のシナリオを作ることができるが、基本ルールブックのみでは、シナリオはフェイズ進行はされない。
プレイヤーキャラクターが使用できる「技能」のこと。クラスや種族、所属ギルドなどによって習得できるものが決まっているが、クラスや種族を問わず取得できるものも存在する(基本ルールブックには未掲載)。スキルの大部分は戦闘やダンジョン探索で使用するものになっている。
各スキルごとに「スキルレベル」(SLと略記される事が多い)というものがあり、スキルを覚えたばかりのときのスキルレベルは1である。キャラクターのレベルアップの際に、新しいスキルの取得と習得済みスキルのスキルレベルアップが合わせて2回でき、スキルレベルが上がることで、そのスキルの能力は強化されていく。スキルレベルは最大で5まで上げられ(2以上にならないスキルもある)、 また、取得に条件が課せられたスキルも存在する(特定スキルのスキルレベルが5になっていないと覚えられない等)。 なお、『スキルガイド』ではスキルレベルの最大値は各スキルごとに設定されるようになった。
スキルは「自動取得スキル」「メインスキル」「サポートスキル」「パッシヴスキル」「ギルドスキル」などいくつかの種別がある。「自動取得スキル」はキャラクター自身のレベルが上がれば、上がるほど強くなっていくスキルである。取得できるタイミングもスキルによっては違っていて、キャラ作りの時にしか、覚えられないスキルもあり、種族を表すためのスキルもある。
『アリアンロッド』の特徴の一つである、一種のヒーローポイント。運命の女神アリアンロッドの加護と言われていて、基本的に作成直後のキャラクターのフェイトの最大値は5点である。
フェイトを消費することにより、キャラクターは様々な奇跡を得られる。具体的には「ダイスを一つ増やす」「判定を1回だけやり直せる」「クラスチェンジにより封印された自動取得スキルを使える」などであり、一回の判定につき幸運値の値まで使用できる。さらに、プレイヤーはシナリオ中に使用したフェイトの数だけ経験点を追加で得られ、1回のシナリオで使いきったとしても次のシナリオでは最大値まで回復する。
また、フェイトの点数はプリプレイやアフタープレイで経験点を消費する、一部のライフパスや種族スキルによって増やすことができる。
本作の特徴。多くのTRPGにおいてギルドとは冒険者の組合を指すが、本作ではMMOにおけるギルドに似せておりPCのパーティーとほぼ同義である。リーダーとなるギルドマスターを決め、ギルドのメンバーを神殿に申請するだけで結成できることになっている(実際のプレイでは、GMにギルド名などを申告するだけで良い)。
他のTRPGにおけるパーティと大きく異なる点は、所属していれば「ギルドスキル」という特殊能力が得られることである。例を挙げれば、ドロップアイテム(モンスターを倒した際に得られる物品・金銭)を獲得するときに種別判定のダイスが一つ増えて良いものが出やすくなる『目利き』や、パーティ全員のMPを最大値まで回復できる『祝福』などがある。また、ギルド自体にレベルがあり、経験点を与えることによって成長しレベルが上がっていく。レベル上昇の度にギルドスキルを新たに1つ取得することができる(結成時は2つ)。
以下の種族は「神の子の6種族」と呼ばれ、全てをまとめて「人間」と呼ぶ。
以下の種族はアルディオン大陸固有の知的種族である。いずれも神が産んだ種族ではないため、ゲーム上では「人間」としては扱われないがPCとして選べる。使っても良いかは最終的にはGMが決定できる。
以下の種族はエリンディル大陸固有の知的種族である。いずれもゲーム上ではPCとして選べない(特にギルマンは基本的にエネミーとして扱われる)。エルダは「人間」(上記の6種族)と同じ神によって作られた種族だが、ギルマンは神が産んだ種族ではない。
アリアンロッドRPGにおけるクラスは職業というより、そのキャラクターの役割のようなものである。クラスは「基本職」「上級職」「地域基本職」の3つに大別される。基本職は特に制約なく取得できるクラス、上級職はPCがレベル10に達するまでは取得できないクラス、地域基本職は特定の地域に結びついた特色を持つクラスである。
エリンディル西方固有の地域基本職は出自「特殊な一族」を選択することが必須となる(『スキルガイド』を導入すれば、出自「特殊な一族」を選択しなくても地域基本職を選べるようになる)。またアルディオン固有の地域基本職は『アルディオン大陸ガイド』もしくは『サガ・トラベルガイド』、エリンディル東方固有の地域基本職は『エリンディル東方ガイド』の導入が必須となる。
PCは初め基本職から1つを「メインクラス」、もう1つを「サポートクラス」として選ぶ(同じ基本職を選んでも良い)。サポートクラスは成長時に変更することができる。もしPCのレベルが10に達したら、「転職」して上級職になることもできる。何になれるかは最初に選んだメインクラスによって決まる。また、一度上級職になれば前のクラスへ戻ること(例:ウォーロードからウォーリアになる、など)はできない。
上級職以外のクラスについては、クラスを特徴付ける「自動取得スキル」が定められており、そのクラスになれば全て自動的に取得できる。もしそのクラスから他のクラスへ変更すれば、これらのスキルは「封印」される(使用できなくなる)が、フェイトを消費するかギルドスキルを使うことで一時的に使えるようになる。自動取得スキルのレベルは2以上にできないが、キャラクターのレベルが上がるほど効果が強力になっていく(最大10レベルまで)。メインクラスとサポートクラスが同一、または基本職とその上級職の組合せだった場合、自動取得スキルはより強化される(レベル+1として扱われる。最大11)。
『アリアンロッド』の世界はよくある剣と魔法のファンタジーであるが、錬金術師たちによって作られた銃器やロボット(ゴーレム)といった機械類も存在する(ただし日常生活への普及はしていない)。過去、世界は神々がもたらした天変地異(「(神々の)粛清」と呼ばれる)によって3度滅びており、現代は「火の時代」と呼ばれる。
「七大神」と呼ばれる七柱の神が、この世界の信仰対象となっている。すなわち、世界を創造した天空神ダグデモアと大地神ダナン、上記の二柱によって生み出された太陽の神アーケンラーヴ、月の神ブリガンディア、泉と河の神アエマ、山の神ゴヴァノン、雷の神グランアインである。
七大神の眷属として、世界の理を司る七柱の「精霊の王」と、全ての動物の始祖たる七柱の「動物の王」が存在する。精霊の王は大気の王ディジニ、火焔の王イフリート、大地の王ダオ、水流の王マリッド、光輝の王マライカ、暗黒の王ディアボロス、銀の輪の女王アリアンロッドから成り、動物の王は小さき蟲の王アラクネ、空飛ぶ鳥の王シームルグ、水泳ぐ魚の王リヴァイアサン、牙持つ獣の王フェンリル、蹄持つ獣の王カトブレパス、鱗持つ蛇の王ヨルムンガンド、すべてもつ竜の王ファーヴニルから成る。
『アリアンロッド』の世界における世界宗教は、上述の七大神信仰であり、七柱を祀る「神殿」[3]は、エリンディル西方の山中にある都市ディアスロンドを総本山として全世界にネットワークを張る。しかし、アルディオン大陸諸国やタルタル・ハン国はファーヴニルの眷属である古代竜も信仰し[4]、ダイワ群島では「ダイワ信教」と呼ばれる独自の宗教を信仰する[5]。
「大海の亀裂」[6]の東側に位置する大陸。「無限の砂漠」と呼ばれる大砂漠を境に「西方世界」と「東方世界」[7]という文化圏に分かれる。主な国家として「(西方)四大国家」「東方三国」がある。そのほかにも西方のディアスロンドやエルクレストに代表される都市国家や、東方のメーナームヤイ王国のような中小国家も存在する。エリンディル西方の北部はコナカタ山脈の北に広がる「沈黙の氷原」と地中海「大腐海」に阻まれており、大腐海に浮かぶトリー島南端にある“魔都”ベルヴェ以外は詳細が明らかでない。またエリンディル東方の北部は「大荒野」と呼ばれる荒野の北にある山脈と、その北にある凍土地帯に阻まれ、南部はメーナームヤイのあるケムムート川沿岸を除いて密林に覆われている。
東西文化圏はキルディアから「無限の砂漠」北部を経由しセーリア北西部に至る「砂漠の道」と、メーナームヤイ経由でエルーランとダイワ、セーリアを結ぶ海路の2ルートで交流がある。
「大海の亀裂」の西方に広がっている大陸。火の時代が始まってから約200年後、魔族と人間の大規模な戦いで活躍した英雄ウルフリックとその仲間達(「セイン」と呼ばれる)が神々から与えられたという大陸。彼等を導いたのは神竜王セフィロスである。エリンディル西方諸国とアルディオン諸国は細々とした交流がある。活発化しないのは片道一ヶ月はかかるのと、「大海の亀裂」の存在ゆえに、渡るには年に数回あるはずの凪の瞬間を待つしかないからである。エリンディル東方諸国との交流は無いに等しい[17]。
アリアンロッドの舞台となる区域はアルディオン大陸の北東部である。かつてはウルフリックとその子孫がこの区域を統治していたが、一族が絶えてからは多数の国家が存在する戦乱の時代となっている。地中海「エールズ海」を挟んだ南東部は沿岸に小国家が散在しているものの、その先は密林に覆われた未知の領域である。また大陸西部も峻厳なノーラント山脈に阻まれ、何が存在するかは明らかではない。
アルディオン大陸には、ウルフリックが神々から与えられた「竜輝石」と呼ばれる石の伝説が伝わっている。竜輝石は全部で7種類28個あるとされるが、現在はその多くが行方不明となっている。アルディオンで王を名乗り国を興すには、竜輝石のうち7つある「王威の竜輝石(王の石)」が必要とされる。
また、アルディオンには「統一帝(アルドワルダ)」と呼ばれる称号があり、これを得た王国は、宗主国として限定的ながら他国の行政にある程度関与することができる(他国から徴税する権利など)。この称号は、エストネル王国の国王エル・ウォーデンによって管理されている。
なお、下記の国家は、『アリアンロッド・サガ タクティクスガイド』掲載時点での情報が元になっている。『アリアンロッド・サガ』の性質上、後に刊行されるリプレイやサプリメントなどによって、公式の情勢は変化していくことになる。各シリーズの最新巻に基づく情勢については「アリアンロッド・サガ」の記事を参照されたい。
エリンディル西方においては冒険者は神殿の登録制度による『使徒(ヘラルド)』の位階を与えられている、公に認められた職業と認知されている。この世界では神の武具(神具)というものが世界のあちこちに隠されており、予言されている魔族との終末戦争に備えて神殿が数百年に渡って神の武具の探索を続けている。
その探索を効率的に行うためには、宝探しやトラブルシューターを行うプロフェッショナル、すなわち「冒険者」たちの協力が欠かせない。そのため、神殿は冒険者への依頼を管理したりアイテムの売買を行うなど(いわゆる従来のファンタジーRPGにおける「冒険者の店」「冒険者ギルド」の役割を神殿が担っている形となる)、積極的に冒険者を支援している。
一方アルディオンでは、冒険者が職業として認められているわけではない。これはアルディオンには魔族や妖獣が存在しないとされ[18]、その一方で戦乱の慢性化により神殿が(エリンディルのような)大陸全土に及ぶ権威を失っており[19]、大陸規模の冒険者支援組織がないからである。このため、ギルドの扱いもエリンディルとは大きく異なり、ゲーム上では国軍の一部隊や傭兵団といった形を取る。ただし、いわゆる何でも屋的に冒険者稼業を営む者はアルディオンにも存在する。
エリンディル東方はエリンディル西方とアルディオンの折衷と言える。西方神殿の総本山たるディアスロンドの権威は東方にも及んでいる一方、ゲーム上では隊商や船団、傭兵団、商社などもギルドとして扱われる。これらに付いてはゲームマスターの判断による[20]。
この節の加筆が望まれています。 |
本項の一覧では、『2E』対応のリプレイシリーズ(進行中のリプレイシリーズ[25]については『2E』対応の巻)に付いては記載しない。記事「アリアンロッドRPG 2E#リプレイ集」を参照のこと。
アリアンロッドRPG発売と同時に展開されたシリーズで、「『無印』シリーズ」と通称される。GMおよび著者は菊池たけし。イラスト担当は爆天童と佐々木あかね。発売元は富士見ドラゴンブック。本編三作と外伝である「EX」の全4冊で構成される。
文庫リプレイシリーズ第二弾。GMおよび著者は菊池たけし。イラスト担当は佐々木あかね。声優の力丸乃りこがTRPG業界外からのゲストプレイヤーとして参加。発売元は富士見ドラゴンブック。
初心者の力丸が演じる初心者キャラクター「ノエル」を、ノエルのとある能力に価値を見出した3つの組織からそれぞれ派遣されたトラン、クリス、エイプリルのベテラン冒険者がフォローする、と言う形で、いわゆる「パワーレベリング」をシナリオに盛り込んでいる。それぞれの組織の思惑で動かねばならないPC同士の葛藤等も描かれている。
賢者の街エルクレストを舞台にした文庫リプレイシリーズ第三弾で、サプリメント『エルクレスト学園ガイド』と連動した内容になっている。GMおよび著者は久保田悠羅。イラスト担当はbomi。これまでのアリアンロッド・リプレイではGMを務めてきた菊池たけしが初めてプレイヤーに回り、ゲストプレイヤーとして声優の小暮英麻、小島めぐみが参加。発売元は富士見ドラゴンブック。
文庫リプレイシリーズ第四弾。エリンディルの西にあるアルディオン大陸を舞台にした、壮大な戦記物。並列する複数のセッションが互いにリンクする仕掛け。それに加え、同じく連動する小説(後述)、漫画も刊行。GMとイラストはそれぞれ菊池たけし/佐々木あかね、久保田悠羅/植田亮(1〜3巻)・村正みかど(4〜5巻)、鈴吹太郎/四季童子、小説は矢野俊策、漫画は佐々木あかねが担当する。
追加シリーズとして「デスマーチ」「エチュード」があり、GMとイラストはそれぞれ田中信二/猫猫猫、緑谷明澄/いろは楓がそれぞれ担当。ゲストプレイヤーとして声優の大竹みゆ、矢薙直樹、小暮英麻、酒井香奈子、脚本家の吉村清子が参加している。発売元は富士見ドラゴンブック。
文庫リプレイシリーズ第五弾。全4巻。舞台は再びエリンディル西方に戻り、クラン=ベルにあるコロシアムで借金を返すためにプレイヤー達が頑張るという話になっている。『上級ルールブック』で追加されたスクウェア戦闘ルールやシナリオ集『エリンディル・ウォーカー』で導入されたコロシアム戦闘ルール[26]などが使われ、2巻以降はサプリメント『エリンディル・レジェンドガイド』と連動した内容になっている。GM兼著者は丹藤武敏。イラストはヤトアキラ。ゲストプレイヤーとして富士見書房編集者の妹尾絵美が参加している。発売元は富士見ドラゴンブック。
文庫リプレイシリーズ第六弾。『アリアンロッド・リプレイ・アンサンブル』で断片的に語られてきた「エリンディル東方世界」を舞台とした初のリプレイ。ルール第一版環境下でスタートした最後のリプレイシリーズでもある。サプリメント『エリンディル東方ガイド』と連動した内容になっている。GM兼著者は丹藤武敏。イラストはbob。ゲストプレイヤーとしてアリアンロッド・リプレイは『ハートフル』以来となる小島めぐみが参加している。発売元は富士見ドラゴンブック。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
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