オーストラリアは1996年に初めてアカデミー国際長編映画賞[nb 1]に映画を出品した。アカデミー国際長編映画賞はアメリカ合衆国の映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が主催し、アメリカ合衆国以外の国で製作され、主要な会話が英語以外で占められた長編映画を対象としている[3]。2016年度までにオーストラリアは15作出品しており、2016年の『タンナ』のみがノミネートに至っている[4]

代表作

1956年よりAMPASは外国語映画賞を設置し、各国のその年最高の映画を招待している[5]。外国語映画賞委員会はプロセスを監視し、すべての応募作品を評価する。その後、委員会は5つのノミネート作品を決定するために秘密投票を行う[3]。以下はオーストラリアの代表作品の一覧である。

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(授賞式)
日本語題出品時の英題原題言語監督結果
1996
(第69回)
Floating Life Floating Life 広東語英語ドイツ語 クララ・ロー英語版 落選
2001
(第74回)
La Spagnola La Spagnola スペイン語英語イタリア語 スティーヴ・ジェイコブス英語版 落選
2006
(第79回)
十艘のカヌー Ten Canoes Ten Canoes ヨルング・マサ語英語版グンウィング語英語版英語 ロルフ・デ・ヒーア 落選
2007
(第80回)
ホーム・ソング・ストーリーズ〜僕の母の物語〜 The Home Song Stories The Home Song Stories 広東語英語普通話 トニー・エアーズ英語版 落選
2009
(第82回)
サムソンとデリラ Samson and Delilah[6] Samson and Delilah ワルピリ語英語 ワーウィック・ソーントン英語版 最終選考
2012
(第85回)
さよなら、アドルフ Lore[7] Lore ドイツ語 ケイト・ショートランド 落選
2013
(第86回)
The Rocket[8] The Rocket ラーオ語 キム・モールダン 落選
2014
(第87回)
Charlie's Country[9] Charlie's Country ヨルング・マサ語英語版 ロルフ・デ・ヒーア 落選
2015
(第88回)
Arrows of the Thunder Dragon[10] Arrows of the Thunder Dragon ゾンカ語 グレッグ・スネッドン 落選
2016
(第89回)
タンナ Tanna[11] Tanna Nauvhal マーティン・バトラー英語版
ベントレー・ディーン英語版
ノミネート[4]
2017
(第90回)
The Space Between[12] The Space Between イタリア語 ルース・ボーゴベロ英語版 落選
2018
(第91回)
Jiga[13] Jiga パシュトー語 ベンジャミン・ギルモア英語版 落選
2019
(第92回)
ボヤンシー 眼差しの向こうに Buoyancy[14] Buoyancy クメール語タイ語 ロッド・ラスジェン英語版 落選
2021
(第94回)
ザクロが遠吠えする頃 When Pomegranates Howl[15] When Pomegranates Howl パシュトー語ペルシア語 グラナーズ・ムサウィー英語版 落選
2022
(第95回)
You Won't Be Alone[16] You Won't Be Alone マケドニア語 ゴラン・ストレフスキー英語版 落選
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脚注

  1. この部門は以前は「外国語映画賞」と呼ばれていたが、アカデミーが「外国」という言葉が時代にそぐわないと判断したために2019年4月に国際長編映画賞に変更された[1][2]

参考文献

関連項目

外部リンク

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