Loading AI tools
ウィキペディアから
『なつもん! 20世紀の夏休み』(なつもん! にじゅうせいきのなつやすみ)は、スパイク・チュンソフトより2023年7月28日に発売されたNintendo Switch用ゲームソフト。
開発は「ぼくのなつやすみシリーズ」を手掛けたミレニアムキッチンであり、本作の内容も同シリーズのコンセプトを踏襲した夏休み生活を体験できるアドベンチャーゲームとなっている。キャラクターデザインにはイラストレーターのヒョーゴノスケを起用。
本作の特徴として地域全体がオープンワールドとなっており、画面の切り替えを挟まずに様々な場所へ行くことができる。
各地を巡り公演を行う「まぼろしサーカス団」が、「よもぎ町」で公演を行う8月の1か月間、団長の息子である10歳の少年「サトル」を操作し、冒険や昆虫採集、魚釣りなどをしていくゲームである。時代設定は1999年(平成11年)となっている。
大きな冒険をこなしたり町のナゾを解き明かしたりすると「ステッカー」が手に入り、より長く走れたり高い崖をよじ登れたりできるようになり、探索範囲をより広げることができる。
トイボックスのプロデューサーである金沢十三男は、同社の代表取締役社長である和田康宏が作ってきた牧場物語シリーズと、ミレニアムキッチンの綾部和が手掛けたぼくのなつやすみシリーズが「戦い」を主題としていないことに気づき、2人を会わせることにした[1]。
和田本人は、この組み合わせに面白い化学反応があるかもしれないとおもいつつも、綾部が作りたいものの明確なビジョンを持っていたため、自身は一歩引いた立場で開発を見守ることにし、クリエイティブ面ではすべて綾部さんに任せることにしたと2023年7月のメディア合同インタビューの中で話している[1]。また、綾部が2021年に手掛けた『クレヨンしんちゃん 「オラと博士の夏休み」〜おわらない七日間の旅〜』(販売:ネオス)では、2Dの背景に『ぼくのなつやすみ』の手法を踏襲していたことから、本作ではこれをオープンワールドで作れないかというところから始まり、まずは全体の2Dマップを2日間かけて作った[1]。和田によると、この地図は真上から見た図で描かれており、地形や高さがわかるよう線引きもなされていたといい、この地図をもとに3D化した地形が作られた[1]。
主人公をサーカス団の団長の息子にした理由としては、夏休みが終わったら舞台となる町を去るというストーリーと、「ステッカー」による成長要素(超人的アクションの習得)に納得を持たせたるためである[1]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.