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小学生時代に平尾昌晃に認められて少女歌手としてデビューした田代みどりと、ジャッキー吉川とブルー・コメッツで歌手、ギター奏者、あるいは作曲家として活動していた三原綱木が1970年(昭和45年)1月18日に結婚[4]、1972年(昭和47年)8月10日に発売されたシングル『雨の朝の少女』、同年10月25日に発売されたアルバム『ゴールデン・スター・ワイド・デラックス』を最後に井上忠夫、高橋健二とともに三原もブルー・コメッツを脱退した。三原は大橋プロダクション、田代は東洋企画に所属していたが[7]、それぞれ退社してバーニングプロダクションに所属[8]、同年12月1日、東芝音楽工業(現在のEMIミュージック・ジャパン)から、つなき&みどりの名でシングル『愛の挽歌』を発表、ポップスデュオとして改めてデビューした。キャッチフレーズは「ハッピー・カップル」であった[9]。同シングルは、ブルー・コメッツ時代にも多くの楽曲を手がけた橋本淳の作詞、筒美京平の作・編曲による作品であり、オリコンチャート最高位15位、15万枚のヒットを果たす。この再デビュー時、三原は満27歳、田代は満24歳であった。
翌1973年(昭和48年)3月20日には、デビューシングルと同名のファーストアルバムを発表[1]、A面には表題曲のほか、橋本・筒美コンビの手がけた平山三紀の楽曲である『フレンズ』や『いつか何処かで』のカヴァー、あるいはオリジナル楽曲、B面にはギルバート・オサリバン『アローン・アゲイン』等のカヴァーを収録した[1]。しかしながらその2週間後の同年4月5日に発売したセカンドシングル『愛の絆』、あるいはそれ以降も橋本・筒美コンビが楽曲を手がけたが、デビュー曲に匹敵するヒットは得られなかった。同年7月5日に発売したサードシングル『ふたり』の発売後、同夫妻の不和説が流れ、同年10月に発行された『週刊平凡』には「つなき&みどりがわずか10か月で分解」という記事が掲載されることになる[10]。同年12月には4枚目のシングル『雨の軽井沢』を発表、翌1974年(昭和49年)には同シングルと同名のセカンドアルバムを発表した。同年4月には5枚目のシングル『夜汽車よ故郷へ』を発表したが、同年8月に発行された『週刊平凡』には「つなき&みどりが突然解散、引退!なぜ」という記事が掲載された[11]。
1975年(昭和50年)、ポリドール(現在のユニバーサルミュージック)に移籍、6枚目のシングル『あなたも数のうち』を発表、同作から作家が変更になり、橋本・筒美コンビではなく、なかにし礼が作詞、三原が作・編曲を兼ねた。同年7月25日に発売されたALFIE(現在のTHE ALFEE)のアルバム『青春の記憶』に、つなき&みどりのアルバム曲『ウエイト・アローン』がカヴァーされる。翌1976年(昭和51年)からは、三原が、同じ事務所に前年から所属する郷ひろみのバックバンドのリーダーを務めるようになり[2]、「つなき&みどり」としての音源が発表されなくなる。1977年(昭和52年)1月、7枚目のシングル『Jの5番』が発売されるが、同年4月には同夫妻の別居が報じられ[5]、同年6月には離婚、「つなき&みどり」としての活動は停止した[6]。
三原綱木は、1978年(昭和53年)11月、モデルのケイ・アンナ(1950年 - )と結婚へとの報道があり[12]、翌1979年(昭和54年)3月には婚約、結婚した[13]。一方、田代みどりも、同月、『MEN'S CLUB』誌専属モデルの高橋尚美(1955年 - )と結婚する旨の報道があり、結婚した[14]。
1994年(平成6年)11月30日、ファーストアルバム『愛の挽歌』がCD化され、2003年(平成15年)9月10日にも再発売、2008年(平成20年)9月26日には、ボーナストラックとして、『雨の軽井沢』『愛の絆』『夜汽車よ故郷へ』『ふたり』のシングル表題曲、セカンドアルバム収録曲の『白い部屋』、シングル『ふたり』のB面曲『サマー・ホリデイ・イン・マイ・タイム』の6曲が新たに初デジタル音源化された[1]。セカンドアルバム『雨の軽井沢』については、2015年(平成27年)8月現在、デジタル化されていない[1]。
2011年(平成23年)7月12日放送の『NHK歌謡コンサート』等、単発での再結成は行われることがある。
国立国会図書館の所蔵資料、日本音楽著作権協会(JASRAC)の資料を中心とした一覧[15][16]。
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