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『さらば愛しき人よ』は、1987年公開のアクション映画。
暴力団大東連合の若手幹部である早坂修史は標的を待っていた。やがて、敵対する闘竜会の会長・木内剛三が愛人のアパートから現われる。修史の銃が一瞬にしてボディガードを倒し、木内に向けられる。懸命に命乞いをする木内に対して修史はとどめを刺さず、弟分の福島哲夫の車で去る。
会長の新田実は修史に目をかけているが、闘竜会との和平工作をすすめる兄貴分の加東昭司は、彼を煙たがっていた。そんな折、都心の一流ホテルで、新田の娘の結婚披露宴が行なわれた。そこで修史は、ひとりのメイド・海老沢ひとみに声をかけられた。彼女は修史の幼馴染で、初恋の相手だった。心に反し修史は「人違いです」と答えてその場を去る。
その後、闘竜会の報復をかわすため、修史は愛人のホステス・石橋由美子のマンションに身を寄せていた。しかし、10年ぶりの再会に心揺れる修史の足は、いつしかひとみのもとへ向かっていた。早朝まで語り明かす二人は、木内の弟・義政の雇ったヒットマン・間柴秀一がつけ狙っていることを知らなかった。間柴の襲撃を受け2人は一命をとりとめたものの、ひとみは脳内出血のために視力を失った。由美子も間柴の拷問から逃れるため自ら命を断った。
抑えに抑えていた激情が爆発した修史は哲夫と二人、大東連合と闘竜会合体の発会式場に殴り込みをかける。
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