さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜
日本のテレビドラマ番組 ウィキペディアから
『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』(さよならマエストロ ちちとわたしのアパッシオナート)は、2024年1月14日から3月17日までTBS系「日曜劇場」枠で放送されたテレビドラマ[1][2]。主演は西島秀俊[1]。
さよならマエストロ 〜父と私のアパッシオナート〜 | |
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ジャンル | 連続ドラマ |
企画 | 東仲恵吾 |
脚本 | 大島里美 |
演出 |
坪井敏雄 富田和成 石井康晴 元井桃 |
監修 |
広上淳一(音楽) 東京音楽大学 もあいかすみ(料理) 小坂初穂(絵画) |
出演者 |
西島秀俊 芦田愛菜 宮沢氷魚 新木優子 當真あみ 佐藤緋美 久間田琳加 大西利空 石田ゆり子 淵上泰史 津田寛治 満島真之介 玉山鉄二 西田敏行 |
音楽 | 菅野祐悟 |
エンディング | アイナ・ジ・エンド「宝者」 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
プロデュース |
東仲恵吾 益田千愛 |
撮影監督 | 神田創 |
製作 | TBSテレビ |
放送 | |
放送局 | TBS系列 |
映像形式 | 文字多重放送 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2024年1月14日 - 3月17日 |
放送時間 | 日曜 21:00 - 21:54 |
放送枠 | 日曜劇場 |
放送分 | 54分 |
回数 | 10 |
公式サイト | |
特記事項: 初回は25分拡大(21:00 - 22:19)。 第2話、最終回は15分拡大(21:00 - 22:09)。 |
あらすじ
超マイペースかつ天然な主人公の夏目俊平は、若くして海外で活動し、数々の著名なオーケストラと共演してきた天才マエストロ(指揮者)。大好きな音楽に対し、常にアパッシオナート(音楽用語で情熱的)に向き合い、その情熱には同僚も好影響を受けていた。しかし、音楽以外の才能は皆無で、特に家事は苦手だった。
5年前に起きたある事件をきっかけに、家族は俊平のもとを去った。それに伴い俊平は音楽業界と距離を置いていた。しかし、富士山を望む静岡県晴見市[注 1]の市民オーケストラの指揮をするため、20年ぶりに帰国する。
そんな俊平の娘・響。彼女は5年前のある事件をきっかけに、父と決別し、晴見市の職員として音楽の無い人生を過ごしていた。ところが俊平が突然帰国することになり、気まずい雰囲気の同居生活がスタートする。
世界的な天才指揮者だった彼が、なぜ表舞台を干されることになったのか?そして、5年ぶりに再会した娘。娘の気持ちが分からない俊平が、父として再び娘と向き合う中で、彼女の人生を少しずつ動かしていく。
キャスト
要約
視点
主要人物
- 夏目俊平(なつめ しゅんぺい)
- 演 - 西島秀俊[1](高校生時代:大川泰雅[3]、5歳時:馬場應吏、小学生時:養田有星[4])
- 主人公。元指揮者。娘との関係に悩む。
- 若くして海外で活動し、数々の著名なオーケストラと共演してきた天才マエストロ(指揮者)。音楽好きであり、アパッシオナート(情熱的)に取り組む。その情熱は同僚たちにも好影響を与えていた。
- 5年前に起きたある事件を理由に表舞台を去る。志帆から留守中に子供達の面倒をみることを依頼され、20年ぶりに帰国。家族が住む静岡県晴見市[注 1]にある市民オーケストラ・晴見フィルハーモニーの指揮を依頼される。
- 超マイペースであり天然。
- 音楽以外のセンスは皆無。家事全般が苦手で、特に、料理は果敢に挑戦するが壊滅的に不得意。指揮者として復帰後過去に自分が犯した過ちを反省して家族の絆を取り戻すことに成功するが、志帆から渡されていた離婚届には記名し志帆との離婚は成立する。
- 夏目響(なつめ ひびき)〈20〉
- 演 - 芦田愛菜[1](2歳時:岩崎仁那[6]、7歳時:内田珠綺)
- 俊平の娘。俊平とは不仲。元ヴァイオリン奏者で、天才少女と持て囃されたが、コンクールを抜け出した際に交通事故に遭い、以降、舞台から姿を消す。父とは真逆で、音楽を嫌っている。ツンデレな性格で、父親と弟に対しては常に厳しい態度を取っている。高校時代の芸術観賞以来、落語家・柳亭小痴楽の大ファン。
- 晴見市役所総務課に勤務していたが、総務課長から打診された文化振興課の欠員補充の異動を受け入れる。音楽に向き合うようになってから父である俊平と和解をして再び音楽の道を歩み始めて旅立った。
晴見フィルハーモニー
廃団の危機にある市民オーケストラ[7]。
- 森大輝(もり だいき)
- 演 - 宮沢氷魚[7]
- トランペット奏者。努力家だが、演奏に難がある。響と同じ市役所の観光課に勤めている。
- 古谷悟史(ふるや さとし)
- 演 - 玉山鉄二[8]
- 団長でファゴット奏者。晴見市役所観光課の職員。大輝の上司。
- 存続のために俊平を指揮者として招聘しようとする[8]。
- 倉科瑠李(くらしな るり)
- 演 - 新木優子[7]
- プロオーケストラのフルート奏者。魔性の一面を持ち、スキャンダルが後を絶たず、あらゆる楽団からお払い箱にされている。フルートの腕は確かで、晴見フィルハーモニーから何度もスカウトされているが、断り続けていた。しかし俊平に誘われ、晴見フィルに参加することになる。
- 谷崎天音(たにざき あまね)
- 演 - 當真あみ[9]
- 高校2年生。我が道を行く性格で、楽天的な面が見受けられる。指揮者を目指す。実は白石市長の娘。
- 羽野蓮(はの れん)
- 演 - 佐藤緋美[2]
- チェリスト。幼い頃から音楽の才能に恵まれ周囲の期待を背負っていた。今は音楽を辞め、配送の仕事をしているが、俊平と出会い晴見フィルハーモニーに誘われる。
- 内村菜々(うちむら なな)
- 演 - 久間田琳加[2]
- ティンパニ奏者。大学生。高校時代のトラウマから自信をもって演奏ができない。
- 近藤益夫(こんどう ますお)
- 演 - 津田寛治[8]
- コンサートマスターでバイオリン奏者。建設会社「はるみ近藤工務店」の社長。
- 指揮者を志望しており、俊平の存在を快く思っていない。
- 中橋(なかはし じゅんいち[注 2])
- 演 - 野村たかし[10]
- ホルン奏者。
- 佐藤さくら(さとう さくら)
- 演 - わたなべオーケストラ(ふぁのシャープ)[11]
- オーボエ奏者。
- 役名不明
- 演 - 松井亜由美、堀口紗与[12](パスカルズ)[13]
- ヴァイオリン奏者。
晴見市役所
周辺人物
その他
ゲスト
第1話
- 辻
- 演 - 加藤章太郎[13][17]
- 日本アンサンブルオーケストラのホルン奏者。瑠李との不倫を疑った妻がリハーサル中のステージに乗り込んできた。
- 吉田音
- 演 - 村中暖奈[13][18]
- 指揮の勉強でウィーン音楽大学に留学してきた女性。指揮の仕事を辞め、職員として働いていた俊平が入学手続きを手伝った。
- おばちゃん
- 演 - 鈴木奈津子[19](第2話 - 第5話・第7話 - 第9話)
- うたカフェの常連客。
- 佐藤琴
- 演 - 風間蘭[20](第6話)
- さくらの娘。俊平の横で晴見フィルの練習を見守る。晴見フィルのさよならコンサートでは指揮をした(第6話)。
- 先生
- 演 - 若月海里[21]
- 菜々の高校時代の吹奏楽部の教師。第36回全国合奏コンクール静岡県大会で楽団を指揮した。
- コンサートマスター、オーケストラ
- 演 - ヨハネス・S、ウクライナ国立歌劇場管弦楽団[22]
- 俊平が急遽指揮を頼まれたオーケストラとそのコンサートマスター。俊平に銀の銃を渡す。
- 店員
- 演 - カズーマン[23](第2話 - 最終話)
- うたカフェの店員。
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
第9話
最終話
スタッフ
放送日程
各話 | 放送日 | サブタイトル[45] | 演出 | 視聴率 |
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第1楽章 | 1月14日 | それが彼の運命 | 坪井敏雄 | 11.4%[46] |
第2楽章 | 1月21日 | エンディングオーケストラ、誕生 | 11.1%[47] | |
第3楽章 | 1月28日 | 田園コンサートの奇跡 | 10.9%[48] | |
第4楽章 | 2月 | 4日勘違いな恋の喜劇 | トミー・チャン | 10.6%[49] |
第5楽章 | 2月11日 | 思春期な娘の家出と初恋 | 坪井敏雄 | 10.0%[50] |
第6楽章 | 2月18日 | さよならコンサート | 10.8%[51] | |
第7楽章 | 2月25日 | 77歳の夢ライブ | 石井康晴 元井桃 | 10.9%[52] |
第8楽章 | 3月 | 3日親子の愛のカタチ | 石井康晴 | 10.3%[53] |
第9楽章 | 3月10日 | 父と娘のアパッシオナート | 坪井敏雄 | 10.3%[54] |
最終楽章 | 3月17日 | たくさんのありがとうとさよなら | 11.0%[55] | |
平均視聴率 10.7%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム) |
- 初回は21時 - 22時19分の25分拡大放送。
- 第2話、最終回は21時 - 22時9分の15分拡大放送。
脚注
外部リンク
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