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日本の中央競馬の重賞競走(GⅢ) ウィキペディアから
サウジアラビアロイヤルカップは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GIII)である[1]。
正賞はサウジアラビアジョッキークラブ賞[5]。
2歳マイル路線のさらなる充実、およびローテーションを整備する観点から2014年に「いちょうステークス」の名称で新設された重賞競走[2][6]。初年度は国際グレード制に基づく格付けが行われず、格付表記は「新設重賞」とされた[7]。2015年に日本とサウジアラビア王国の外交関係樹立60周年を記念して「サウジアラビアロイヤルカップ」に改称され、格付表記も「重賞」とされた。なお、開催回次はいちょうステークスから引き継がれず、2015年は改めて「第1回」とされた[8][9]。2016年よりGIIIに新規格付される[10][11]。
前身となる「いちょうステークス」は1984年より東京競馬場の芝1600mで3歳(現2歳)オープンの特別競走として行われ[7]、2012年と2013年は距離を1800mに延長[2]。2014年から距離を再び1600mに戻したうえで、重賞に格上げされた[2]。
以下の内容は、2024年現在[3][1][12][13]のもの。
出走資格:サラ系2歳
2024年の1着賞金は3300万円で、以下2着1300万円、3着830万円、4着500万円、5着330万円[3][1]。
コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。
回数 | 施行日 | 競馬場 | 距離 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第1回 | 2015年10月10日 | 東京 | 1600m | ブレイブスマッシュ | 牡2 | 1:34.2 | 横山典弘 | 小笠倫弘 | 島川隆哉 |
第2回 | 2016年10月8日 | 東京 | 1600m | ブレスジャーニー | 牡2 | 1:34.5 | 柴田善臣 | 本間忍 | 島川隆哉 |
第3回 | 2017年10月7日 | 東京 | 1600m | ダノンプレミアム | 牡2 | 1:33.0 | 川田将雅 | 中内田充正 | (株)ダノックス |
第4回 | 2018年10月6日 | 東京 | 1600m | グランアレグリア | 牝2 | 1:34.0 | C.ルメール | 藤沢和雄 | (有)サンデーレーシング |
第5回 | 2019年10月5日 | 東京 | 1600m | サリオス | 牡2 | 1:32.7 | 石橋脩 | 堀宣行 | (有)シルクレーシング |
第6回 | 2020年10月10日 | 東京 | 1600m | ステラヴェローチェ | 牡2 | 1:39.6 | 横山典弘 | 須貝尚介 | 大野剛嗣 |
第7回 | 2021年10月9日 | 東京 | 1600m | コマンドライン | 牡2 | 1:36.4 | C.ルメール | 国枝栄 | (有)サンデーレーシング |
第8回 | 2022年10月8日 | 東京 | 1600m | ドルチェモア | 牡2 | 1:33.4 | 横山和生 | 須貝尚介 | (株)スリーエイチレーシング |
第9回 | 2023年10月7日 | 東京 | 1600m | ゴンバデカーブース | 牡2 | 1:33.4 | 松山弘平 | 堀宣行 | (株)G1レーシング |
第10回 | 2024年10月5日 | 東京 | 1600m | アルテヴェローチェ | 牡2 | 1:33.0 | 佐々木大輔 | 須貝尚介 | 大野照旺 |
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。
施行日 | 競馬場 | 距離 | 条件 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1988年10月29日 | 東京 | 1600m | オープン | ジャンボセイコ | 牝2 | 1:37.0 | 成島正規 | 田子冬樹 | 原八衛 |
1989年10月28日 | 東京 | 1600m | オープン | カムイフジ | 牡2 | 1:35.7 | 堀井雅広 | 宮沢今朝太郎 | 藤代由太郎 |
1990年10月28日 | 東京 | 1600m | オープン | サクラハイスピード | 牡2 | 1:36.7 | 小島太 | 境勝太郎 | (株)さくらコマース |
1991年10月27日 | 東京 | 1600m | オープン | サンエイサンキュー | 牝2 | 1:38.7 | 東信二 | 佐藤勝美 | 岩崎喜好 |
1992年11月1日 | 東京 | 1600m | オープン | ライブハウス | 牝2 | 1:34.9 | 岸滋彦 | 坂口正則 | 吉田勝己 |
1993年10月31日 | 東京 | 1600m | オープン | トラストカンカン | 牡2 | 1:35.4 | 小迫次男 | 河野通文 | 菅波滿 |
1994年10月30日 | 東京 | 1600m | オープン | ヤマニンパラダイス | 牝2 | 1:34.7 | 武豊 | 浅見国一 | 土井商事(株) |
1995年10月29日 | 東京 | 1600m | オープン | エアグルーヴ | 牝2 | 1:35.8 | 武豊 | 伊藤雄二 | 吉原毎文 |
1996年10月27日 | 東京 | 1600m | オープン | メジロドーベル | 牝2 | 1:35.0 | 吉田豊 | 大久保洋吉 | メジロ商事(株) |
1997年10月26日 | 東京 | 1600m | オープン | タヤスアゲイン | 牡2 | 1:36.1 | 柴田善臣 | 山内研二 | 横瀬寛一 |
1998年11月1日 | 東京 | 1600m | オープン | エアギャングスター | 牡2 | 1:36.2 | 武豊 | 伊藤雄二 | (株)ラッキーフィールド |
1999年10月31日 | 東京 | 1600m | オープン | マチカネホクシン | 牡2 | 1:35.6 | 河内洋 | 浅見秀一 | 細川益男 |
2000年10月22日 | 東京 | 1600m | オープン | トラストファイヤー | 牡2 | 1:37.1 | 的場均 | 河野通文 | 菅波滿 |
2001年10月21日 | 東京 | 1600m | オープン | サンヴァレー | 牡2 | 1:36.3 | 田中剛 | 岩元市三 | 林進 |
2002年10月27日 | 中山 | 1600m | オープン | コスモインペリアル | 牡2 | 1:37.7 | 柴田善臣 | 清水利章 | 岡田美佐子 |
2003年11月2日 | 東京 | 1600m | オープン | メテオバースト | 牡2 | 1:35.8 | 武豊 | 萩原清 | (有)サンデーレーシング |
2004年10月23日 | 東京 | 1600m | オープン | ニシノドコマデモ | 牡2 | 1:35.6 | 横山典弘 | 萱野浩二 | 西山茂行 |
2005年10月22日 | 東京 | 1600m | オープン | ジャリスコライト | 牡2 | 1:35.9 | 北村宏司 | 藤沢和雄 | 吉田和美 |
2006年10月21日 | 東京 | 1600m | オープン | マイネルシーガル | 牡2 | 1:35.9 | 後藤浩輝 | 国枝栄 | (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン |
2007年10月20日 | 東京 | 1600m | オープン | アロマキャンドル | 牝2 | 1:36.2 | 藤田伸二 | 河野通文 | (有)社台レースホース |
2008年10月25日 | 東京 | 1600m | オープン | ダノンカモン | 牡2 | 1:35.0 | 福永祐一 | 池江泰寿 | (株)ダノックス |
2009年10月24日 | 東京 | 1600m | オープン | トーセンファントム | 牡2 | 1:34.9 | 内田博幸 | 松田国英 | 島川隆哉 |
2010年10月23日 | 東京 | 1600m | オープン | ロビンフット | 牡2 | 1:36.3 | 後藤浩輝 | 堀井雅広 | 桐谷茂 |
2011年10月22日 | 東京 | 1600m | オープン | アーデント | 牡2 | 1:39.0 | 横山典弘 | 加藤征弘 | (有)キャロットファーム |
2012年10月20日 | 東京 | 1800m | オープン | フラムドグロワール | 牡2 | 1:48.1 | 横山典弘 | 藤沢和雄 | (有)シルク |
2013年10月19日 | 東京 | 1800m | オープン | イスラボニータ | 牡2 | 1:49.6 | 蛯名正義 | 栗田博憲 | (有)社台レースホース |
この節の加筆が望まれています。 |
2015年以降の「サウジアラビアロイヤルカップ」よりも以前に、「サウジアラビアロイヤルカップ」の名称で施行された、または「サウジアラビアロイヤルカップ」を冠した競走が設定されていた。
2003年から2006年まで、「サウジアラビアロイヤルカップ」という名称の特別競走が施行されていた。
2021年の本競走は出走頭数が7頭であったが、全馬が単勝人気順に入線し[18]、JRAの重賞競走(グレード制導入以降)における1着馬から数えた人気通りに入線した頭数の新記録となった(従来の記録は1987年のアメリカジョッキークラブカップにおける1着から6着までの6頭である[19]。)[注 2]。また、3連複の190円という払戻金はJRAの重賞競走における3連複払戻金の最低記録タイであった[18]。
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