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山形県内に最後に残った銭湯(共同浴場やスーパー銭湯は除く)であり、映画『おくりびと』(監督:滝田洋二郎)のロケーション撮影が行われた場所として知られる。1941年(昭和16年)に開業し、2009年(平成21年)まで68年間営業していた。同映画では浴槽の色は水色であるが、これは映画の為に塗り替えられたものであり、本来の色は焦茶色である。映画撮影の終了後に本来の色に戻された。脱衣所には、同映画に出演した俳優(本木雅弘、笹野高史、峰岸徹)や監督のサイン色紙、ポスターなどの記念品が展示されていた。
使用している水は約50メートルの地下から汲み上げた地下水であり、一般的な銭湯と同様に雑菌対策として塩素系薬剤を添加している。お湯は、この地下水を薪を燃料とするボイラーで加温したものである。かつては重油燃料のボイラーを使っていたが、やがて重油が高騰したため使用を中止し、現在の薪ボイラーに変えた。給湯方法は温泉ではないため掛け流しではなく、一般的な銭湯と同様に循環式となっている。また、脱衣所の壁には銭湯特有の山水画が描かれているが、これは秋田県出身で天正寺町(現・酒田市)で看板製作業を営んでいた、看板職人(看板絵師)の藤田紫明が描いたものである。
2009年(平成21年)9月1日をもって廃業。2010年(平成22年)に鶴岡市羽黒町の庄内映画村のオープンセットに移築された(一般見学可能)[1]。
以下は営業当時(廃業時点)の各種情報である。
(注)利用客の要望により日曜日も営業していた(経営者からの取材)
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