赤岡町
日本の高知県香美郡にあった町 ウィキペディアから
日本の高知県香美郡にあった町 ウィキペディアから
高知県のほぼ中央に位置していた町で、日本の市区町村の中で最も面積が小さい自治体であったが、2006年3月1日に香南市となり、現在は同市の町名となっている。
人口は3000人強しかなかったが、非常に狭い町であるため、1km2当たりの人口密度は政令指定都市である福岡県北九州市とほぼ同じであり、全域が市街地となっている。市街地は太平洋に沿って隣接する旧吉川村・旧香我美町岸本、旧夜須町南部とほぼ一体化している。特産物としてイワシの稚魚どろめが有名。この小さな町に、小中高校、警察署、鉄道駅、銀行の支店が2つ、さらに競艇場外舟券売場がある。
赤岡の名の起こりは、その昔、沖合から見ると一帯が赤く盛り上がった丘のように見えたことからといわれる。古くは「丹陵」とも呼ばれ、香美郡宗我郷に属していた。江戸時代は土佐藩領で、江戸期には商業が盛んとなり、「赤岡の市」は当時から知られていた。江戸時代末期には更なる発展を遂げ、19世紀前半には本町の瓦葺の建物は4、5軒しかなく、袴着姿の人々も8~10人程度だったものが、僅か数十年後の弘化2年の頃には通り沿いの9割が瓦葺の白壁造りとなり、人々の服装も袴着が当たり前で、女性の髪道具、男子の腰の物、煙草道具を白銀細工の揃えにする等、華美な服装が増えた[1]。
漁業と商業が中心
町村制以来、大字は編成していなかったが、1993年に隣接する香我美町と境界変更したことに伴い、大字徳王子が誕生。
隣接する吉川村と赤岡町吉川村地域教育推進協議会を設立していた。
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