観自在王院跡
岩手県の平泉に藤原基衡の妻が建設した寺院跡 ウィキペディアから
観自在王院跡(かんじざいおういんあと)とは、岩手県の平泉に藤原基衡の妻[1]が建設した寺院跡。
境内跡は「毛越寺境内 附 鎮守社跡」(もうつうじけいだい つけたり ちんじゅしゃあと)の一部として国の特別史跡[2]、庭園は「旧観自在王院庭園」(きゅうかんじざいおういんていえん)として国の名勝に指定されている[3]。2011年(平成23年)6月26日、「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の構成資産の一つとして世界遺産に登録された[4]。
概要
毛越寺に隣接している。1189年(文治5年)以後は荒廃し、水田となっていた。
約160×260mの南北に延びる寺域の北部に2つの阿弥陀堂があり、中央部に園池があった。その寺域にある平安時代末期の庭園は1973年(昭和48年)から1976年(昭和51年)にかけて発掘・復元されている。数少ない平安時代の庭園遺構として評価されている。
文化財
特別史跡
- 毛越寺境内 附 鎮守社跡 - 1922年(大正11年)10月12日、史跡に指定。1952年(昭和27年)11月22日、特別史跡に変更。2005年(平成17年)7月14日、追加指定および名称変更[2]。
名勝
- 旧観自在王院庭園 - 2005年(平成17年)3月2日指定[3]
世界遺産
- 「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の構成資産の一つ。2011年(平成23年)6月26日登録[4]。
- 入口
- 中島
- 州浜
- 石組、舞鶴が池
- 大阿弥陀堂跡の拝殿と祠
出典
関連項目
外部リンク
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