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熊本県玉名市の大字 ウィキペディアから
玉名市北部の菊池川に注ぐ繁根木川中流域、北東、伊倉台地の南端に位置し、北側で三ツ川、東で三ツ川・青木、南東で玉名、南で玉名及び富尾、東側で立願寺、北東で荒尾市樺と接している。
当地には国指定の文化財にも指定されている石貫ナギノ横穴群や石貫穴観音横穴など、良質な阿蘇凝灰岩を利用した文化財が多くある。
字安世寺にある石貫穴観音横穴は「お観音さん」の掘られた平安時代初期当時から千年以上にわたって周辺住民によって絶えず手入れがなされている[4]。また、石貫ナギノ横穴群を含む石貫穴観音横穴を中心とした地域の景観を守るため、玉名市景観計画[5]によって字安世寺を含む周辺地域は建築物の建築等の制限がされている。
当地はかつて養蚕業が盛んであった。
建久7年(1196年)に俊芿が観音岳の頂上に正法寺を建立すると、建永2年(1207年)に俊芿の跡を継いだ覚俊が大平野寺院を太平寺に建立した。元徳2年(1330年)には菊池武時が永平寺の大智を招き、当地に広福寺を建立したとされる。現在、菊池氏の寄進状などの広福寺文書や、大智の墨跡 などは国重要指定文化財に指定されている。石貫の前身である石貫村は南北朝時代頃からあった。
明治7年(1874年)には石貫小学校が設立された(のちの玉名市立石貫小学校)[6]。その後、石貫小学校は玉名市立玉陵小学校に統合されたが、跡地は文化財の保存施設として活用することが検討されている[7]。
2015年(平成27年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[8]。
かつては当地に玉名市立石貫小学校があった。
当地を九州新幹線(新大牟田駅〜新玉名駅間)が通過しているが、当地に駅は存在しない。鉄道を利用する場合の最寄り駅は新玉名駅となる。
当地内をバス路線は通っていない。
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