日本アンチ・ドーピング機構
スポーツの不正行為としてのドーピングの検査や啓発活動を行う公益財団法人 ウィキペディアから
スポーツの不正行為としてのドーピングの検査や啓発活動を行う公益財団法人 ウィキペディアから
公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構(にほんアンチ・ドーピングきこう、略称:JADA(ジャダ)、英語: Japan Anti-Doping Agency)は、日本国内のドーピング検査やドーピングに関する啓発活動を行う、独立した国内調整機関である。
団体種類 | 公益財団法人 |
---|---|
設立 | 2011年(平成23年)4月1日 |
所在地 | 東京都文京区小石川一丁目12番14号 |
法人番号 | 8011505001508 |
主要人物 |
鈴木秀典(代表理事会長) 赤間高雄(代表理事副会長) 浅川伸(代表理事専務理事) |
ウェブサイト |
www |
世界の反ドーピング運動の流れを汲んで、日本オリンピック委員会(JOC)、日本体育協会(JASA)、日本プロスポーツ協会(JPSA)を中心にして、2001年(平成13年)9月16日に財団法人日本アンチ・ドーピング機構として創立された。
2011年(平成23年)4月1日には、内閣総理大臣より公益財団法人への移行認定を受け、公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構へ改組。
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は、国際オリンピック委員会(IOC)や世界アンチ・ドーピング機関(WADA)、各国の国内オリンピック委員会(NOC)等のドーピング・コントロール機関と連携して、競技者の人権及び健康に配慮しながら、ドーピング検査や教育・啓蒙活動、情報管理・提供、調査・研究等を行い、国内のアンチ・ドーピング活動を推進することを目的としている。
2020年12月現在で93団体が加盟している。
日本体育協会は、2003年(平成15年)の静岡国体からドーピング検査を実施している。
2007年(平成19年)8月、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が川崎フロンターレの選手とクラブをドーピング違反で処分したことに関連して、各チームの医師がJリーグのドーピングコントロール委員会委員長の辞任を求めるとともに、JADAに見解を求めた。
JADAの平成26年度事業状況報告書より転載[1]
種別 | 競技会検査 (血液検査数) | 競技会外検査 (血液検査数) | 項目計 (血液検査数) |
---|---|---|---|
JADA主管検査 | 3,271(0) | 2,488(291) | 5,759(291) |
IF/WADA他受託検査 | 559(6) | 48(26) | 607(32) |
小計(血液検査数) | 3,830(6) | 2,536(317) | 6,366(323) |
総計(血液検査数) | 6,366(323) |
*()内は血液検査数
平成26年度に実施したドーピング検査に対し、7件の違反が発生
競技種目 | 検出物質若しくは違反内容 | 制裁内容 |
---|---|---|
バレーボール | カンレノン | 競技成績の失効 資格停止:3ヶ月 |
パワーリフティング | メチルエフェドリン | 競技成績の失効 資格停止:3ヶ月 |
未成年のため非公開 | メトキシフェナミン | 競技成績の失効 資格停止:3ヶ月 |
ボディビル | メチルテストステロン | 競技成績の失効 資格停止:2年 |
ラグビーフットボール | ツロブテロール | NFの決定を条件として 競技成績の失効 資格停止:3ヶ月 |
バレーボール | ツロブテロール | NFの決定を条件として 競技成績の失効 資格停止:2ヶ月 |
自転車競技 | ツロブテロール | 競技成績の失効 資格停止:3ヶ月 |
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