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日本の中国文献学者 ウィキペディアから
山口 謠司(やまぐち ようじ、1963年 - )は、日本の中国文献学者。大東文化大学文学部中国文学科教授。中国山東大学客員教授。
佐世保北高等学校卒業。大東文化大学文学部中国文学科卒業後、同大学院修士課程修了。修士課程入学と同時に東洋文庫所蔵『岩崎文庫貴重書解題』作成のため林望の助手となる。博士課程1年の時に東洋文庫研究員。東洋文庫研究員を務めた亀井孝一橋大学名誉教授に師事[1][2]。
1989年よりイギリスケンブリッジ大学大学東洋学部兼任研究員。フランス国立社会科学高等研究院人文科学研究所アジア言語研究センター大学院博士課程後期を経て、1996年大東文化大学専任講師、2003年助教授、07年准教授。妻はフランス人[3]。
2012年「寫本から刊本へ 唐代通行『尚書』の研究」で大東文化大学博士(中国学)の学位を取得。ケンブリッジ大学のピーター・コーニツキと林望による『欧州所在日本古典籍目録』のためにヨーロッパの図書館に所蔵される日本、中国の古典籍を捜索し、目録を作成する。主なものは、ロンドン大学所蔵和刻本漢籍、ヴィクトリア&アルバート博物館所蔵日本及び中国古典籍、ルーヴァン・カトリック大学所蔵日本古典籍、スウェーデン国立東洋アジア博物館所蔵日本古典籍、デンマーク王立図書館所蔵日本古典籍、フランス国立図書館、パリ・ミッションエトランジェール日本及び中国古典籍、ギメ美術館所蔵日本古典籍、アカデミーフランセーズ所蔵日本古典籍、イタリア・フィレンツェ個人蔵古典籍、ローマ法王庁所蔵日本古典籍、ドイツ国立図書館所蔵日本古典籍など。これらの業績は今、国立国文学研究資料館で公開されている[4]。
2017年、『日本語を作った男:上田万年とその時代』で第29回和辻哲郎文化賞受賞。同年11月より、加賀市「今年のにほんごコンテスト実行委員長」就任。
漢詩や日本語を題材にした一般向けの書籍を多く出しているが、その著書の中で「日本語学に関する認識の誤り」等があることを、たびたび指摘されている[* 1]
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