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日本の評論家 (1978-) ウィキペディアから
宇野 常寛(うの つねひろ、1978年11月17日 - )は、日本の評論家、編集者。批評誌『PLANETS』編集長。株式会社PLANETS代表取締役。市民投稿型ニュースサイト「8bitnews」副代表。岩手県文化芸術アドバイザー。一般社団法人パブリックアフェアーズジャパン理事[1]。多様なメディアで活動し、ポップカルチャー、ソーシャルメディアと文化などを広く分析、批評する。
著作に『ゼロ年代の想像力』(2008年)、『リトル・ピープルの時代』(2011年)、『日本文化の論点』(2013年)など。
2005年にインディーズで批評誌『PLANETS』を創刊、同誌を足がかりに活動の場を拡大し、2008年7月にデビュー作『ゼロ年代の想像力』(早川書房)を上梓した。その他にも代表作に『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎、2011年)、『母性のディストピア』(集英社、2017年)などがある。
PLANETSは同名の批評誌の発行を行うサークルから法人化し、後述の書籍の出版、メールマガジンの発行、動画番組の配信、イベントの開催、オンラインサロンの運営など多岐に渡り活動している。
近年はPLANETSとしての活動の他に、ニュース番組や討論番組を中心にラジオ、テレビなどの放送媒体への出演も多く、2013年4月からニッポン放送『オールナイトニッポン0(ZERO)』金曜日パーソナリティ(14年3月まで)、2014年10月からJ-WAVE『THE HANGOUT』月曜ナビゲーター(16年9月まで)を担当した。2015年4月から2017年9月までは、日本テレビ『スッキリ!!』木曜日コメンテーターを務めていた。2018年9月から2019年6月までdTVチャンネルのニュース番組『ニュースX』の火曜日キャスターを務めた。
2011年4月から東京大学教養学部で自治会自主ゼミ「現代文化論」を担当(同7月まで)、同10月からサバティカル休暇に入る高橋源一郎の代役として明治学院大学非常勤講師(12年3月まで)を務める。現在は、2013年4月から京都精華大学ポピュラーカルチャー学部非常勤講師(20年3月まで)、2015年4月から立教大学兼任講師を務める。
「遅いインターネット」(幻冬舎、2020年)では現代のソーシャルメディア上のコミュニケーションを人間を思考停止に導くものであると批判し、「遅いインターネット計画」を発表。同計画に基づいてPLANETSの運営するウェブマガジン「遅いインターネット」を創刊、また個人の発信ノウハウの共有を目的したワークショップ「PLANETSSCHOOL」を開講した。
宇野が主宰する批評誌(不定期刊)。副編集長はゲーム研究者の中川大地である。
2005年にサブカルチャー批評誌として創刊されたが、近刊は情報社会特集(vol.8)や東京オリンピック特集(vol.9)、など総合誌的な内容に移行している。誌名は宇野が大学在学中に主宰していたテキストサイト(「惑星開発委員会」)に由来する。創刊当初は主催する同人サークル「第二次惑星開発委員会」の発行だったが近刊は「株式会社PLANETS」から発行されている。
PLANETSは雑誌名であると同時に、主宰するメディア全体に対する名称でもある。2019年現在、PLANETSの活動は雑誌出版に加え書籍単行本の出版、メールマガジンの発行、インターネット番組の配信、トークイベントの開催、オンラインサロンの運営など多岐に渡っている。
後述のPLANETSメールマガジンの連載記事に加筆、修正したものが株式会社PLANETSより書籍単行本として発売されている。また、同メールマガジンの連載には株式会社PLANETS以外の出版社から刊行されているものもある。國分功一郎『哲学の先生と人生の話をしよう』(朝日新聞出版、2013)、中川大地『現代ゲーム全史』(早川書房、2016)などがこれに当たる。
夜間飛行、ニコニコ、noteなどのスタンドで配信。週5日の配信を行う。宇野常寛、猪子寿之、落合陽一、福嶋亮大、古川健介、周庭、井上敏樹などの連載に加え、宇野の大学での講義録やPLANETS主催のイベントの採録が配信される。
YouTubeの「PLANETS YouTubeチャンネル」[4]と、ニコニコの「PLANETSチャンネル」[5]、オンラインサロン 「PLANETS CLUB」で配信。宇野が出演する下記の番組に加え、PLANETS主催のトークイベントの生中継、宇野と関係の深いアイドルグループSKE48やメディアアーティストの落合陽一、批評家の石岡良治の番組などが配信されている。
PLANETS the BLUEPRINT
遅いインターネット会議
渋谷ヒカリエでの連続トークイベント「渋谷セカンドステージ」のほか、後述のPLANETS CLUB会員を対象としたファンミーティングやトークイベントが開催されている。
2018年3月より、オンラインサロン「PLANETSCLUB」を開設。宇野が主張する「遅いインターネット」計画を実現するための読者コミュニティ。月1回の定例会、各種のオフ会、会員限定のFacebookページ内での交流や動画の配信などが行われている。また、宇野常寛が講師となり、発信のためのスキルを教える「PLANETS School」も毎月開催している。
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