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日本の小説家 (1956-) ウィキペディアから
大沢 在昌(おおさわ ありまさ、本名同じ、1956年〈昭和31〉3月8日 - )は、日本の小説家。愛知県名古屋市出身。
大沢 在昌 (おおさわ ありまさ) | |
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誕生 |
1956年3月8日(68歳)[1] 日本・愛知県名古屋市[1] |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 |
東海中学校・高等学校卒業 慶應義塾大学法学部中退[1] |
活動期間 | 1978年 - |
ジャンル | ハードボイルド・冒険小説 |
代表作 | 新宿鮫シリーズ |
主な受賞歴 |
小説推理新人賞(1978年) 日本推理作家協会賞(1991年) 吉川英治文学新人賞(1991年) 直木三十五賞(1993年) 柴田錬三郎賞(2004年) 日本ミステリー文学大賞(2010年) 吉川英治文学賞(2014年) 紫綬褒章(2022年) |
デビュー作 | 「感傷の街角」(1978年) |
所属 | ラクーンエージェンシー |
影響を受けたもの
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影響を与えたもの
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公式サイト | 大極宮 |
愛知県名古屋市出身。実父は中日新聞専務取締役・東京本社代表の大沢行夫(1913年(大正2年)11月3日 - 1979年、京都府出身、明治大学専門部卒)[2][3][4]。
家には父親の本が大量にあり、小学校に入る前後から児童文学書を多く買ってくれた。その中で『名探偵カッレくん』シリーズや『シャーロック・ホームズ』シリーズなどの推理小説を愛読し、影響を受ける[5]。
小学生5年生から中学校3年までほぼ毎週、親の買い物に同行すると自分は書店に行き、帰りに創元推理文庫やハヤカワポケットミステリから選び買ってもらえるようになる[6][5]。小学校5年頃から、アガサ・クリスティ、エラリー・クイーンなど本格派ミステリを読む[6]。
その後、ウィリアム・P・マッギヴァーン『最悪の時』でハードボイルド小説に開眼する。中学2年でレイモンド・チャンドラーを読み、ハードボイルド小説家になろうと決心し[6]、アメリカン・ハードボイルドを乱読するようになる。そして、中学2年生の頃に初めてハードボイルド短編120枚の習作『うずき』を執筆する。本作品は未発表だが、暴力団に殺された同僚記者の娘を体を張り守る内容に今の作風の原型がある[6]。
中学3年生の時には主な翻訳ミステリを読み切り、生島治郎、河野典生、五木寛之などの日本の作品にも親しむようになる。とくに生島の作品群に心酔し、長文の手紙を送ったほどである。その後50枚から80枚の短編[7]を20篇ほど書くが、いずれも生島作品の影響が大きい[5]。後の「佐久間公シリーズ」の元になる同名の高校生が活躍する5篇が含まれている[6]。
萩原朔太郎を目指し室生犀星も好きで、高校入学時に、詩の高校生同人誌「街路」の同人となるが、同年齢の女性の才能にショックを受け、勝てないとやめ、小説を書くことにする[5]。高校2年の時に学校の仲間を離れ、市立図書館に毎日通い、棚の端から分野を問わず1回3冊を借りて読み翌日返却する乱読を連日繰り返し大量の本を読む[5]。
東海高校卒業後、慶應義塾大学法学部に入学するも中退。のちに文化学院創作コースも中退している。
21歳の時、「オール讀物新人賞」(第51回・1977年下期)で最終候補6篇に選ばれるも落選。しかし作家としての手応えを覚える[6]。
1979年『感傷の街角』で第1回小説推理新人賞を受賞してデビュー[8]。しかし当初は全く売れず、11年間28冊も初版だけで〝永久初版作家〟と呼ばれたほどで、本人もそれを自称して、その状態は1990年まで続くことになる[5]。1983年、日本冒険作家クラブの創設の発起人の一人となる。[要出典]
1988年発表の『女王陛下のアルバイト探偵』が「このミステリーがすごい!」ランキング15位となる。1989年に『氷の森』を発表。各評論家から「大沢のブレイクは近いのでは」と囁かれた。1990年に『悪人海岸探偵局』が初の増刷、〝永久初版作家〟を卒業する。同年『新宿鮫』を発表、刊行直後から大反響を呼び、「このミステリーがすごい!」ランキング第1位に輝き、ベストセラーとなる。1991年、同作で第44回日本推理作家協会賞、第12回吉川英治文学新人賞をダブル受賞[8]。その後は中心線の「新宿鮫シリーズ」を筆頭に数々のハードボイルド・冒険小説を発表。高い評価を得るようになり、流行作家となる。
2006年から2009年5月まで日本推理作家協会理事長を務めた。
上記の作品リスト(シリーズ物)に記載されている作品は重複して記載しない。
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