Loading AI tools
ウィキペディアから
大平山(おおひらやま、たいへいざん)は、秋田県大仙市にある標高387.6mの山である。太平山とも表記され、地元では姫神山(ひめがみやま)、西山(にしやま)という別名がある。
大平山 | |
---|---|
標高 | 387.6 m |
所在地 | 秋田県大仙市神宮寺字三ッ森腰廻 |
位置 | 北緯39度28分2秒 東経140度26分2秒 |
プロジェクト 山 |
テレビ局のアナログテレビ放送・デジタルテレビ放送の大曲中継局が置局されており、仙北平鹿地域の内、東側の一部・仙北市方面を除く大半の地域に向けて電波を発射している。なお、ここでは北麓に置局されている大曲伊岡テレビ中継局についても併せて記述する。
大仙市の旧大曲市街地西部に聳え立つ。地元では「大平山」よりも「姫神山」の名が浸透しており、市町村合併により大仙市が発足する際、新市名の候補に「姫神市」があがったほどである。大仙市大曲地区のマンホールの蓋は、ブルーノ・タウトが絶賛した丸子川・大平山の風景と全国花火競技大会がデザインされている。
山では安山岩が産出され、蛭川集落では石材店が密集している。冬以外は登山・散歩・ピクニック・山菜採りの客のほか、遠足や部活動に励む姿が見受けられる[1][2]。
主なものは姫神公園登山道、蛭川登山道、南外登山道の3つがある。
姫神公園登山道は、山頂から見て北東に位置する松山公園(姫神公園)から登るルートで全長約2.1 km、約一時間のコースである。最も利用者が多い。
蛭川登山道は蛭川集落の奥にある入口から登るルート。入口からわずか5分で姫神公園登山道と合流した後約30分で山頂に至る。
南外登山道は南外スキー場付近から登るルート。先の2つのルートより整備が進んでいないが、山頂のすぐ近くまで自動車で登ることができる。そのため山頂の中継施設の整備の際はここから資材が搬入されることがある。現在地形図に載っている道は使用されておらず、別の葛折りの険阻な道が使用されている[9][10]。
これらのルートの他に旧大曲市・旧神岡町の境界線上を登るルートや、薬師神社の奥から登るルートあるが、まったく整備されておらず、入口も分かりにくい[11][12]。
大平山の別名である姫神山という名前は、この地に残る「鶴の羽形城物語」という伝説が由来となっている。現在も周辺には伝説が元になった地名(通称名)がいくつか残っている[13]。
奥羽征伐の義家は、神岡町神宮寺の鶴の羽形城にたてこもった安倍貞任を攻めたが、前は玉川と雄物川の合流地で、雨期で水量があり、両軍は川をはさんで対峙していた。馬で川原を歩む義家を遠目に見て貞任の娘貞姫は恋心を燃やし、川を渡り、義家の胸に抱かれた。貞姫の懐胎を知った貞任はあきらめさせようとしたが、姫の心は変わらず、怒った父は姫を生きながらにして山頂に埋めた。この城は義家の猛攻で落ちた。笛が沢は姫が笛を吹きつつ義家のもとに通った沢であり、カツラ沢は姫がカツラを落としたところ、カモジ沢は姫が捕手にカモジを投げつけた沢、忍び長根は忍ぶ恋路だった。白粉沢は姫が死出の化粧をした沢といわれ、毎年五月四日に姫神山の沢の水が白く濁るのは、姫が米をとぐため、五日に山頂に白旗がはためくのは、姫の体内の子が父義家を慕うためという。山頂にある姫神の宮は、村人が姫の悲恋をあわれんでたてたものという。鶴羽形城の名は、元桜樹にとんでいたところからきたという [14]。
放送局名 | チャンネル | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 | |
---|---|---|---|---|---|---|
大曲中継局 | ||||||
AAB秋田朝日放送 | 41ch | 映像300W 音声75W | 映像4.1 kW 音声1.1 kW | 秋田県 | 約6万世帯 | |
NHK秋田教育テレビ | 43ch | 映像4.3 kW 音声1.1 kW | 全国 | |||
NHK秋田総合テレビ | 45ch | 秋田県 | ||||
ABS秋田放送 | 47ch | 映像3.7 kW 音声920W | ||||
AKT秋田テレビ | 51ch | 映像4.2 kW 音声1.05 kW | ||||
大曲伊岡中継局 | ||||||
NHK秋田教育テレビ | 40ch | 映像100mW 音声25mW | 映像430mW 音声105mW | 全国 | 約-世帯 | |
NHK秋田総合テレビ | 42ch | 秋田県 | ||||
ABS秋田放送 | 44ch | |||||
AKT秋田テレビ | 46ch | |||||
AAB秋田朝日放送 | 48ch |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.