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日本のコメディアン、パフォーマー (1951-2024) ウィキペディアから
南部 虎弾(なんぶ とらた、1951年〈昭和26年〉7月14日 - 2024年〈令和6年〉1月20日[1])は、日本のコメディアン、パフォーマー。電撃ネットワークメンバー。ダチョウ倶楽部初代リーダー[2]。
南部 虎弾 | |
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左から2番目 | |
本名 | 佐藤 道彦(さとう みちひこ) |
ニックネーム | 南部ちゃん |
生年月日 | 1951年7月14日 |
没年月日 | 2024年1月20日(72歳没) |
出身地 | 日本 山形県鶴岡市 |
身長 | 168 cm |
言語 | 日本語 |
方言 | 標準語 |
最終学歴 | 高崎経済大学中退 |
グループ名 |
ダチョウ倶楽部(1985年 - 1987年) 電撃ネットワーク(1990年 - 2024年) |
相方 |
肥後克広・寺門ジモン・上島竜兵(ダチョウ倶楽部) ギュウゾウ・ダンナ小柳(電撃ネットワーク) |
芸風 | パフォーマンス |
事務所 | オフィス電撃ネットワーク |
活動時期 | 1980年 - 2024年 |
同期 | 中村ゆうじ |
他の活動 | 俳優 |
配偶者 | 既婚 |
公式サイト | 電撃ネットワーク公式サイト |
本名は佐藤 道彦(さとう みちひこ)。愛称は南部ちゃん。身長168cm。血液型RHマイナスO型[3]。既婚。オフィス電撃ネットワーク所属。メディア関係は主に、芸能プロダクション「ビッグ・ブッキング・エンターテインメント(株式会社BBE)」に委託していた。芸名の名付け親は市原悦子[4]。
第一生命営業マンを経て渡仏[6]。帰国後、ロシア音楽舞踏団を経て、コント赤信号がいるテアトル・エコーに参加する[6]。
デビュー当初のダチョウ倶楽部のリーダーだった[7]。デビュー当初の生意気な口の利き方については「あの当時、生意気な口を利いて共演者を怒らせて盛り上げる事が面白いと勘違いしていた」と述べている[6]。
南部が抜けた後の3人による南部時代の回顧によると「夜中に突然上島の家に電話をかけ、『お前ビー玉飲めるか?』と聞いた」「コントの段取りを無視して奇声を上げて走り回ったりした」「『ハナクソ』のイントネーションに関する議論だけで打ち合わせが延々続いた」「いきなり『俺は久米宏になる!』と宣言した」などがある。
芸風や方向性の違い、さらにはメンバーとの仲違い等からダチョウ倶楽部を脱退。その後の3人とは関係は良好であり、入院時には3人揃って見舞いに来たこともあったという。
脱退後、1990年に電撃ネットワークを結成[8]。過激な体を張った芸で有名である。1992年、トーキョー・ショック・ボーイズ(Tokyo Shock Boys)として海外進出し[2]、オーストラリアを中心に活動している[8]。
当時、金魚を飲み込んで吐き出すという「人間ポンプおじさん」が流行り、電撃風にアレンジするためにピラニアを使用して挑戦したものの、吐き出せなかったことがある[9]。吐き出せなかったピラニアが胃の中でかみつくなど、とにかく激痛であったが「怪我をした」というとテレビ局から声がかからなくなると思い、救急車も呼ばずに我慢した[9]。結局、ビールを飲むために訪れたリンガーハットのトイレで、真っ赤な血だらけのピラニアが出てきたとのこと[9]。この出来事について「水曜日のダウンタウン」に出演した際に今までで1番痛かった出来事に挙げている。
安眠ベッドの通信販売番組に出演するほか、プロレスや格闘技イベントのプロデューサーとしても活動した[6]。黒澤明監督の『影武者』に端役で出演したことがあり、出演者クレジットは「南部虎太」となっている[10]。
2012年ごろに糖尿病と診断された[11]。その後、2017年3月末、糖尿病の悪化により自宅で倒れ、緊急入院。治療の過程で急性冠症候群による心不全の状態と診断され、同年5月12日に8時間にわたる心臓バイパス手術が行われる[12][13]。療養後、鳳恵弥が主演を務める連続ショートドラマ『あじさい』で活動を再開する[14]。
2019年5月28日、糖尿病を原因とする腎機能低下の治療のため、妻をドナーとして生体腎臓移植手術を受ける[15]。
2024年1月20日午後11時55分、脳卒中のため、死去した[16]。72歳没。葬儀は遺族の意向で喪服での出席は厳禁となり、出席者はツナギやコスプレ、着ぐるみなどを着用して参列した[17]。戒名は輝笑院法和虎道信士[18][19]。
2010年に田代まさしが再逮捕された際に「田代まさしはこれで最後です!」と厳しい文面をブログにアップした[20]。一方で、2018年に田代と再会した際には記念写真をツイッターにアップした[21]。また、出所を控えた2022年2月には同じく田代を支援していた中村ゆうじとともにYouTubeにて田代について対談し、「また何かやりたいと言い出したら一緒にやろう」とエールを送っている[22]。2024年に南部が亡くなった際にも田代は通夜に出席している[23]。
2022年、上島の死去に際して「じっくり上島さんと話をした試しがないんですよ。いつも遠ざかるっていうか、みんなの前ではあんなにやさしく楽しく振る舞うのに、ひとりになるとポツンと。だんだんひとりぼっちの世界になっていくっていうのは感じてました」と印象を語った。そして「やっぱり自分で死を選ぶってのは間違ってますよ。私は2年前に腎臓移植やってベッドにいる時に、どうやって生きようかと。周りの人も自分の命をどうやって守っていこうかって…。自分で命を捨ててしまうってのはね、やっぱり竜兵くん、間違ってるよ!間違ってるよと言っても、もう帰ってこれないんだから」と声を震わせた[24]。
ビールなどの缶を額にくっつけ、中身をグラスに注いだり、缶を凹ませたりする「禅パワー」、紙幣を耳たぶにステープラーで留めるという「福耳男」[5]、睾丸にロープを括り付けてコンクリートブロックを持ち上げる、「サソリ食い」[2]「ドライアイスのむさぼり食い」[2]「蛍光灯のケツ割り」[2]など、過激なパフォーマンスが特徴である。
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