元町公園
北海道函館市にある公園 ウィキペディアから
北海道函館市にある公園 ウィキペディアから
元町公園(もとまちこうえん)は、北海道函館市にある公園。「日本の歴史公園100選」選定[5]。
函館山山麓にある基坂の突当りに位置し、函館港を一望することができる。1454年(享徳3年)、河野政通が宇須岸(ウスケシ)と呼ばれていた場所(元町公園と市立函館病院跡地付近)に館(宇須岸館)を築く。館が箱の形に似ていることにからこの地を「箱館」と呼ぶようになる。1869年(明治2年)に蝦夷地が北海道と改称し、箱館も「函館」となった。よって、元町公園周辺が市名の由来となった場所である[6]。また、箱館八幡宮(函館八幡宮)が遷座[7]、江戸幕府が箱館奉行所を設置した場所であり、旧北海道庁函館支庁庁舎には開拓使函館支庁、函館県庁、北海道庁函館支庁(後の渡島支庁、現在の渡島総合振興局)が置かれ、政治の中心地であった場所でもある。
1950年(昭和25年)10月、渡島支庁の移転後は北海道庁の関係施設として引き続き利用されてきたが、1957年(昭和32年)10月、函館市が旧渡島支庁所在地(市内五稜郭町111番地ほか。現・函館市立中央図書館)の市有地と交換する形で北海道庁より入手した。その後は准看護師養成所や市立函館病院の仮病棟、高等看護学校の寄宿舎といった医療や医療人材育成に使われ、1982年(昭和57年)10月に旧北海道庁函館支庁庁舎を移設、約7,000m2が整備、元町公園として開園したものである[8]。
旧北海道庁函館支庁庁舎、旧開拓使函館支庁書籍庫は北海道の「有形文化財」に指定されているほか[9]、元町公園を含む函館西部地区の町並みは「重要伝統的建造物群保存地区」「函館市西部地区歴史的まちなみ保存環境美化促進地区」に選定されており[10][11]、観光スポットになっている。
1989年(平成元年)に函館市水道局(当時)が市の魚として制定された「イカ」のデザインを施したデザインマンホール蓋を設置した[12]。
2005年度から2カ年計画で旧市立函館病院跡地を利用した拡張整備を行った[13]。
出典は『函館西部地区Ⅱ 山側部 pp.138-142』他
公園の近隣には旧函館区公会堂や函館市旧イギリス領事館、旧相馬邸といった歴史的建造物が建っている。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.