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上荘町国包(かみそうちょうくにかね)は、兵庫県加古川市の大字である。郵便番号は675-1213[2]。地場産業として国包建具が有名である。
国包の名の由来は、この地域を開拓した名主の名が有力である。また、クニは地域のこと、カネは曲がった土地を表す事から、加古川の湾曲した地形から名付けられた説もある[4]。
古代から加古川の水害に悩まされてきた。鎌倉時代まで、加古川西岸に存在していたが、1225年(嘉禄元年)8月の大水害により元の集落は、河原となり、住人は東岸に移動した。1756年(宝暦6年)当地出身の長浜屋新六郎が、私財をなげうって、水害時の避難所として築山を築いた[5]。湯山街道の宿場町として栄え、1594年(文禄3年)の加古川の舟運が開発されると木材、酒、米の集約地として栄えた[6] 。
現在、地場産業として国包建具が有名である。国包建具の発祥は、文政年間(1818〜30年)頃と言われている。国包は、江戸時代に加古川を利用した舟運の寄港地であり、木柿や酒米の集散地として栄えた。それに伴い加古川上流から運ばれてくる木材を加工する木挽き職人が生まれ、国包に木工業が芽生えた。更に、唐箕(農作業用の選別機)づくりを経て建具造りへと移行した[15]。
2022年(令和4年)3月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
2024年4月現在、市立小・中・義務教育学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。
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