ミランダ語
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ミランダ語(ミランダご、ミランダ語: Mirandés または la lhéngua Mirandesa、ポルトガル語: mirandês)はポルトガル北東部トラズ・ウズ・モンテス地方ブラガンサ県のミランダ・ド・ドウロ地域のうち、ミランダ・ド・ドウロ(Miranda de l Douro)のミランダ市街地など一部を除く部分、およびビミオーゾ(Bumioso)の村域東部で話される言語。1999年ポルトガル共和国議会が「ミランダ語言語法」を制定、同地域の公用語として認められた。
ミランダ語 | |
---|---|
mirandés、lhéngua mirandesa | |
話される国 | ポルトガル |
地域 | ポルトガル北東部(ミランダ・ド・ドウロ、ヴィミオーゾ、モガドウロ) |
話者数 | 15,000人 |
言語系統 |
インド・ヨーロッパ語族
|
表記体系 | ラテン文字 |
公的地位 | |
統制機関 | Anstituto de la lhéngua mirandesa |
言語コード | |
ISO 639-2 |
mwl |
ISO 639-3 |
mwl |
消滅危険度評価 | |
Definitely endangered (Moseley 2010) |
ミランダ語は、政治的事由が言語学に影響を与えた経緯から、スペイン側の言語学者からはスペイン語の方言、ポルトガル側ではポルトガル語の方言とされていた。実際にはイベリア半島北部で話されていたイベロ・ロマンス語のひとつであるアストゥリアス・レオン語を基としながら、その後ゆっくりとポルトガル語・スペイン語両言語の影響を受けつつ成立した、というのが中立的かつ公平な見解である。
ミランダ語には、スペイン国境付近で話されるライア(国境地帯)変種、中心部で話されるセントラル(中部)変種、センディン村で話されるセンディン変種の、主に3つの変種がある。
ミランダ語の変種は、ポルトガルのミランダ語研究家(リスボン大学文学部言語学教室など)の間では「変種」(ヴァリアンテ)と呼称し、「方言」・「俚言」(パトワ)・「訛り」などの語は避けられている。これは「方言」という語の否定的・揶揄的語感と、方言として偏見を蒙っていたミランダ語の過去、また異論の多いミランダ語内の正書法統一への一定の譲歩と調和を得るための最低限の配慮によるものである。
ラテン語からの変遷の特徴:
その他の特徴としては次のものがあげられる。
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