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『マジキュー』 (MAGI-CU) は、エンターブレイン (eb) が月刊ペースで発行していたムック誌。同社によるメディアミックス戦略の一角を担っていたが、同社の漫画雑誌『コミックビーム』との関連性は非常に薄い。毎月25日発売。
マジキュー | |
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MAGI-CU | |
ジャンル | パソコン雑誌・ゲーム雑誌、ビジュアルエンターテインメント(ギャルゲー・アダルトゲーム) |
刊行頻度 | 隔月刊、月刊 |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
出版社 | エンターブレイン |
刊行期間 | 2004年 - 2007年6月25日 (Vol.40) |
レーベル | マジキューコミックス、ファミ通文庫 |
姉妹誌 | マジキュー・プレミアム(前身) |
ウェブサイト | http://www.enterbrain.co.jp/magical-cute/ |
2007年6月25日発売のVol.40を以て休刊。以降も編集部は存続し、ムックやマジキュー・コミックスの編集を行っている。
表題の「マジキュー」は「MAGICAL CUTE」(マジカルキュート)の略で、ebが発売するギャルゲー・アダルトゲーム関連出版物のレーベルである。当初、これらの出版物はアスキーの子会社(当時)・アスペクトが担っており、この当時は「ASPECT CUTE」の名称が用いられていたが、2000年にアスキーグループのメディア関連事業を新設されたebに集約したのに伴い現在の「MAGICAL CUTE」へ名称変更された。
記事は大半が読者参加企画や連載漫画・コラムであるが、少量ながらコンピュータゲーム(「キミキス」などの自社タイトルやオンラインゲーム)の記事、テーブルトークRPG「アルシャードガイア」「ナイトウィザード」のリプレイなども掲載されていた。
雑誌のジャンルは「ビジュアルエンターテインメントマガジン」と銘打たれているが、美術誌・文芸雑誌・ゲーム雑誌・アニメ雑誌・漫画雑誌の要素を併せ持つ極めて独自色の強い構成が特徴であった[1]。その一方、掲載作品によって単行本化までにかなりの期間の差があり、たとえ人気連載であっても単行本化や画集など、一纏めになって発売されるまでかなりの期間を要するなどばらつきが激しかった[2]。「ハートマーク!」のように何の予告もなく休載・打ち切りとなる連載も珍しくなく、読者に対する配慮を欠いているのではないかと指摘されることが少なからずあった。
前身の「マジキュー・プレミアム」時代と併せて説明する。
2001年4月27日に「マジキュー・プレミアムSPRING 2001」発売。掲載作品は主に角川書店・メディアワークス系の雑誌やアダルトゲームの原画で活躍するイラストレーターの手になるものが多かった[3]。後にゲーム・アニメ化される「らぶドル 〜Lovely Idol〜」(西又葵)や2006年3月刊のVol.25まで長期連載された「World's end」(原作:玉井☆豪・画:天広直人)はこの号から始まっている。その後「WINTER 2002」(2002年1月31日発売)より「瓶詰妖精」(篤見唯子)が始まり、この3作品が主力作品になった。
2004年に入り、マジキュー・プレミアムを母体に美少女系ゲーム雑誌『DearMy...』の読者参加企画であった「タウンメモリー」(原作:小日向ななみ・画:小林)と「ルーンプリンセス」(原作:新井輝・画:みさくらなんこつ)を統合して新生・マジキューが発刊される。なお、「ルーンプリンセス」や「ぺとぺとさん」(木村航)「吉永さん家のガーゴイル」(田口仙年堂)はファミ通文庫のライトノベルが元になった作品である。
2006年秋より「らぶドル」がアニメ化されたが、2007年に入ると大半の連載が終了。6月発売のVol.40を以て休刊した。
共に篤見唯子がデザインしている。
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