(しょく、: phassa: sparśa)とは、接触、感覚、感触などといった意味である。生物が何かとコンタクトを取ることである[1]。これらは六根六境の3要素に由来するものと定義されている[2][3]

概要 仏教用語 触, パーリ語 ...
仏教用語
パーリ語 phassa
サンスクリット語 स्पर्श (sparśa)
日本語
英語 contact,
contacting awareness,
rapport,
sense impression,
touch,
etc.
ベトナム語 xúc
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  十二因縁  
無明(無知)
名色
六処
(存在)
(誕生)
老死(老いと死)
 
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仏教においては、触は以下と定義されている。

五蘊において

五蘊においては、触はにつながる要素であり、それはに由来するものである。

Phassasamudayā vedanāsamudayo, phassanirodhā vedanānirodho,
触の生起によって受(vedanā)の生起があり、触の滅尽によって受の滅尽がある。

Phassasamudayā saññāsamudayo, phassanirodhā saññānirodho,
触の生起によって想(saññā)の生起があり、触の滅尽によって想の滅尽がある。

Phassasamudayā saṃkhārasamudayo, phassanirodhā saṃkhāranirodho,
触の生起によって行(saṃkhāra)の生起があり、触の滅尽によって行の滅尽がある。

パーリ仏典, 相応部蘊相応,取転経(Upādāna parivatta suttaṃ), Sri Lanka Tripitaka Project
五蘊(パンチャッカンダ)[4]
 
 
色(ルーパ)
物質的存在
  四大(マハーブータ)
元素
 
 
 
 
 
 
触 (パッサ)
接触
 
 
 
     
 
識(ヴィンニャーナ)
認識作用
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
  心所(チェータシカ)
精神的要素
 
 
受(ヴェーダナー)
感受作用
 
 
 
想(サンニャー)
概念
 
 
 
行(サンカーラ)
志向作用
 
 
 
 

脚注

参考文献

外部リンク

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