Loading AI tools
ウィキペディアから
シアトリカル (Theatrical) は、アイルランドの競走馬、種牡馬である。1987年のエクリプス賞最優秀芝牡馬。半弟にはタイキブリザードが、近親にはアーリントンミリオンステークスなどを制した種牡馬パラダイスクリーク、チャンピオンステークスなどを制した種牡馬デビッドジュニアがいる。
1984年10月にデビュー。3戦無敗でエプソムダービーに向かうも、勝ったスリップアンカーから大きく離された7着。続くアイリッシュダービーは、ローソサイエティに半馬身差の2着とG1では勝ちきれなかった。
4歳となった1986年、ベルリン大賞をアカテナンゴの2着としたのを最後にアメリカに移籍。この年のブリーダーズカップ・ターフでは、マニラにクビ差2着と好走する。
翌1987年にモット厩舎に転厩すると本格化。この年は9戦7勝、7勝中G1を6勝。負けた2戦も2着入線、3着と高い安定感を見せた。引退レースとなったブリーダーズカップ・ターフでは、凱旋門賞馬トランポリーノを半馬身抑え、名実ともに1987年の芝のチャンピオンホースとなった。
引退後の1988年に馬主が保有していたアメリカのブルックサイドファームで種牡馬入りした。馬主の死去により、2002年からはヒルンデイルファームで繋養された。
アイリッシュダービーを制したザグレブをはじめ、20頭以上のG1勝ち馬を輩出。種牡馬としても高い実績を残した。日本でも牝馬G1を2勝し、牡馬とも好勝負をくり広げたヒシアマゾンなどが活躍し、100頭以上の産駒が輸入される人気ぶりであった。母の父としてもアメリカの芝G1を7勝のイングリッシュチャンネル、凱旋門賞勝ち馬レイルリンクなどを出している。
2009年限りで種牡馬を引退。ヒルンデイルファームで余生を過ごし、2012年8月31日夜に老衰のため30歳で安楽死の処置がとられた[1]。
ほかG1勝ち馬多数。
ブルードメアサイアーとしては以下の活躍馬を輩出している。
シアトリカルの血統(ヌレイエフ系 / Nearco4×5=9.38%、Hyperion5×5=6.25%、Court Martial5×5=6.25%(母内)) | (血統表の出典) | |||
父 Nureyev 1977 鹿毛 |
父の父 Northern Dancer1961 鹿毛 |
Nearctic | Nearco | |
Lady Angela | ||||
Natalma | Native Dancer | |||
Almahmoud | ||||
父の母 Special1969 鹿毛 |
Forli | Aristophanes | ||
Trevisa | ||||
Thong | Nantallah | |||
Rough Shod | ||||
母 *ツリーオブノレッジ Tree of Knowledge 1977 鹿毛 |
Sassafras 1967 鹿毛 |
Sheshoon | Precipitation | |
Noorani | ||||
Ruta | *ラティフィケイション | |||
Dame d'Atour | ||||
母の母 Sensibility1971 鹿毛 |
Hail to Reason | Turn-to | ||
Nothirdchance | ||||
Pange | *キングスベンチ | |||
York Gala F-No.3-h |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.