コントラ戦争
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コントラ戦争(コントラせんそう)とは、1979年にサンディニスタ革命によりサンディニスタ民族解放戦線が政権を握ったニカラグア共和国とそれに反対する反政府ゲリラのコントラの間で勃発した内戦である[1]。この内戦は当時の東西冷戦の代理戦争となり、アメリカ合衆国のロナルド・レーガン政権がコントラを支援し、逆にニカラグア政府にはソビエト連邦やキューバが味方した[4]。また親米的だったホンジュラスやエルサルバドル、コスタリカ、グアテマラ等の中米諸国も自国領内の軍事基地を提供するなどしてコントラを支援[2]。また当時アメリカと対立していたイランがイスラエル等を通してアメリカに協力していた事が判明するなどしている。
概要 コントラ戦争, 交戦勢力 ...
コントラ戦争 | |
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コントラのゲリラ兵士たち | |
戦争:ニカラグア内戦[1] | |
年月日:1979年7月19日 - 1990年[1] | |
場所:ニカラグア[1] | |
結果:大統領選挙で中道・右派連合が当選しサンディニスタ民族解放戦線が政権を降りた事で停戦[1]。 | |
交戦勢力 | |
ニカラグア |
コントラ |
指導者・指揮官 | |
ダニエル・オルテガ | アナスタシオ・ソモサ・デバイレ ビオレタ・チャモロ ロナルド・レーガン |
戦力 | |
陸軍74,000人 海軍1,000人 空軍3,400人 計78,400人[2] |
12,000人-15,000人[2] |
損害 | |
計50,000人以上犠牲[3] | 計50,000人以上犠牲[3] |
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サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)政権は、1934年から1979年にかけての45年間続いたアメリカ合衆国に協力的なソモサ親子2代3人の独裁政権を武力闘争で打倒した政権である。FSLNをソ連が支援し、コントラをアメリカが支援したために、冷戦時代における米ソ代理戦争の場となった。