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グリムゲルデの仮面(グリムゲルデのかめん)はテーブルトークRPG(TRPG)『ナイトウィザード』のリプレイ作品。2010年に発売されたナイトウィザードのファンブック第6弾『ブルーム・メイデン』に書き下ろし作品として掲載された。
リプレイ執筆は伊藤和幸。イラスト担当は石田ヒロユキ。
『ナイトウィザード』のファンブックとして提供された6番目のリプレイであり、『ナイトウィザード The 2nd Edition』準拠のファンブック・リプレイとしては3番目となる。本リプレイが掲載されたファンブック『ブルーム・メイデン』には、過去5作と同じくリプレイに関連するボイスドラマが付属している。
このボイスドラマ「シュヴェルトライテの槍」は本リプレイの少し後の物語である。本項目ではこのボイスドラマについても併せて解説する。なお本リプレイ及びボイスドラマは、『ブルーム・メイデン』の制作と並行して進行していたリプレイ『蒼穹のエンゲージ』のプロローグという位置付けであり、作品世界上の時系列では菊池たけしの小説「大魔王は、世界滅亡の夢を見ちゃった」(アンソロジーノベル集『大魔王は、世界滅亡の夢を見るか?』収録)と『蒼穹のエンゲージ』の間の出来事となる。
ゲームマスターは伊藤和幸。プレイヤーはF.E.A.R.の菊池たけし、田中信二、久保田悠羅、それに『蒼穹のエンゲージ』でゲームマスターを務める齋藤幸一である。
プレイヤーによって操作するキャラクター。PC。名前の横にカッコで記述されているのはプレイヤー名である。ウィザードクラス及びスタイルクラスの横のレベルはそのリプレイ開始時のものである。
属性についてはスラッシュをはさんで左側が第一属性、右側が第二属性となる。
なお、各キャラクターの総合レベルは1である。
付属の音楽CDに収録されたボイスドラマ「シュヴェルトライテの槍」は今作リプレイの少し後の話である。
『グリムゲルデの仮面』は、『ナイトウィザード The 2nd Edition』と『セブン=フォートレス メビウス』を連結する事件「第二次古代神戦争」の一環である。
『グリムゲルデの仮面』は200X+2年9月の出来事である。半年前の戦い(小説「大魔王は、世界滅亡の夢を見ちゃった」)で魔王ベール=ゼファーに敗れた冥刻四天王セオキルスではあったが、彼は甘んじて敗北を受け入れたわけではない。事件収束後、セオキルスはベール=ゼファーに爆破処分された神話時代の箒「オーディン・スフィア」の破片を回収し、素性を隠してドイツの箒メーカー・ミーゲに持ち込んだ。当時新型箒の開発に行き詰っていたミーゲはこの破片を使って9本の試作型箒「ヴァルキューレ・シリーズ」を完成させた。
オーディン・スフィアには、神話時代に封じられた9体の冥魔をコアとしているという秘密があった。これを看破していたセオキルスは、ヴァルキューレ・シリーズを冥魔の孵化機として利用しようとしている。作戦成功の暁には、孵化した9体の冥魔は冥刻王メイオルティスに、8ヶ月前の表界での戦い(ボイスドラマ『蘇りし友、来たり』)で魔王ルー=サイファーに奪われた「七罪の宝玉」の代わりとして捧げられるという計画である。だがシリーズの一体「シュヴェルトライテ」は、ロールアウト直後に箒技術者・八坂真二郎によって、八坂の旧友藤乃=赤羽=ヴァンスタインの手に渡った。
『グリムゲルデの仮面』でヴァルキューレ・シリーズの秘密を知った赤羽くれはと世界魔術協会は、この後ミーゲと、ヴァルキューレ・シリーズの主任設計者・町方敦志の摘発に動く(リプレイ「蒼穹のエンゲージ」)。一方セオキルスは、シュヴェルトライテの持ち主となった藤乃の娘・サクラを冥魔として孵化させ、同時にオーディン・スフィア事件(「大魔王は、世界滅亡の夢を見ちゃった」)以来沈黙を守るベール=ゼファーを引きずり出すべく新たな企てを立てる事となる(ボイスドラマ『シュヴェルトライテの槍』)。
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