エイリアン・ネイション
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『エイリアン・ネイション』 (Alien Nation) は、1988年のアメリカ映画。
エイリアン・ネイション | |
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Alien Nation | |
監督 | グレアム・ベイカー |
脚本 | ロックニー・S・オバノン |
製作 |
ゲイル・アン・ハード リチャード・コブリッツ |
出演者 |
ジェームズ・カーン マンディ・パティンキン テレンス・スタンプ |
音楽 | カート・ソベル |
撮影 | アダム・グリーンバーグ |
編集 | ケント・ビーダ |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
1988年10月7日 1989年6月3日 |
上映時間 | 91分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
テレビシリーズが1994年から1997年まで計5作放送されている。
本作は大よその話の筋や設定自体は、典型的なバディ物の刑事作品である。特徴的なのは宇宙からエイリアンの移民がやってきたことと、主人公の片割れがエイリアンの刑事という点であり、新人とベテランのバディが対立しつつもやがて融和し良き相棒になっていく。また、扱われる事件も麻薬と殺人という点では他に類似作もあるが、それがエイリアンの設定に基づいているというところが他とは異なる。
監督のグレアム・ベイカーは、異星人を描くことについては飽くまで二次的なことであり、作品自体はストリートムービーであると述べている。
199x年アメリカのモハベ砂漠に、異星人の移民30万人を乗せたUFOが不時着する。乗っていたのはあらゆる環境に耐えるように遺伝子操作を受け、奴隷として過酷な労働を強いられてきた異星人。船は奴隷船だったのだ。合衆国政府はかれらを新移民-(ニューカマー)と呼び受け入れた。新移民は保障された権利により人間社会に浸透していくものの、人間より遥かに優れた能力と異質な存在から人間には彼らを忌むものが大勢おり、新移民に対して差別心を露にするものも多い。
それから3年後のロサンゼルス。刑事のサイクス(ジェームズ・カーン)は、公私に渡って相棒のタグと新移民居住区を覆面パトカーでパトロールをしていた。サイクスは一週間後に娘の結婚式を控えていたが、別れた妻と再婚相手が式の費用を負担するので出席には乗り気ではない。その時、二人は銃で武装し商店へ押し込む強盗を発見。強盗は銃で商店主を射殺し、サイクスらは応戦する。タグは車を盾にして身を守ろうとしたが、強盗が使った強力な銃が車体を貫通しタグは殉職してしまう。サイクスが歩いて逃げた犯人の一人を追尾したものの、反撃を食らい取り逃した。現場検証の結果、使用された銃は2日前にヒューブリーという新移民を殺害するのに使われたものと、同じ種類のものだったことが分かる。
翌日、サイクスが警察署に出勤すると、別のコンビが商店強盗殺人事件の担当になっていた。相棒の仇をとりたいサイクスは悪態をつくが、決定がひっくり返るわけでもない。やがて署長のワーナー警部から発表があった。連邦新移民局の指導を受けた市長の支持に基づき、ロス市警本部長が新移民のパトロール巡査を三級刑事に昇進させるという。通常は数年かかる刑事への道を僅か1年で達成したことについて、不公平感を口にする刑事達。署長は志願者がいなければ自分が決めると申し伝えたが、なんとサイクスがパートナーに志願する。新移民初の刑事に昇進するのは、サイクスが前日に事件現場で会ったサム(マンディ・パティンキン)だった。そして志願したその場で、ヒューブリー殺害事件の捜査担当にするよう署長に申し出る。サイクスには思惑があった。ヒューブリー殺しと前日の事件が同じ種類の銃であるのなら、ヒューブリーの事件を追えば結果的に前日の事件の手がかりも得られる。また新移民が絡む事件なのだから、相棒は新移民の方が都合がよい。
かくして地球人と新移民の刑事2人は、2つの殺人事件とその背後にある麻薬密売組織に迫っていく。
元々奴隷として品種改良された人々である。肉類に火を通すと栄養を摂取できないので、生肉を食べる。特にビーバーの生肉が好き。腐った牛乳を飲むと酔っぱらう。
心臓が左右に2つある。急所は脇の下。また、体組織は海水にきわめて弱く、溶けてしまう。
新移民を奴隷として扱っていた支配者が、彼らを使役するのに用いた強力な経口摂取系の麻薬。地球人が口にしてもまったく効かず、洗剤を舐めているような不快感しか生じないが、支配者は労働の対価としてこれを奴隷に与えており、奴隷は働けば働くほど多くもらえた。摂取したかは血液検査で判別できる。一度に大量に摂取すると一時的に仮死状態となるが、その間に遺伝子が変異してまったく別の生命体と化す。非常に怪力になり、凶暴性が増し、銃で撃たれた程度では死なない。ただし、海水に漬かるとやはり死ぬ。
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