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大分県九重町にある高原 ウィキペディアから
飯田高原(はんだこうげん)は、大分県玖珠郡九重町南部に位置する高原。標高800~1,200m。阿蘇くじゅう国立公園に含まれる。
冷涼な気候のため長らく耕作地とはならなかったが、1889年に筑後川の大洪水で罹災した久留米の農民が青木牛之助の統率のもと千町無田に入植を開始した。その後浚渫や土地改良を進め、高原野菜栽培・酪農などが行われるようになった。1964年(昭和39年)のやまなみハイウェイ開通により、北は別府温泉・湯布院町(現・由布市)方面、南は阿蘇山方面と結ばれる観光地となった。
寒の地獄温泉、長者原温泉、星生温泉、牧の戸温泉など、温泉に富む(まとめてくじゅう連山温泉郷と呼ぶ)。他には筌の口温泉、九酔峡、九重夢大吊橋など。
当高原に因んだ列車名「はんだ」が、かつて存在した。
詳細は日田彦山線を参照されたいが、1963年に国鉄(当時)の臨時準急列車として門司港・直方~由布院間(筑豊本線・伊田線経由)に設定され、翌年には定期列車となった。1966年の急行格上げ、1980年の快速格下げを経て運行されたが、国鉄民営化直前の1986年秋に列車は廃止となった。
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