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防風林
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防風林(ぼうふうりん、英語:windbreak)は、風に備える防災林(災害防止林)の一種。家屋・農地・その他人間の活動領域を風(局地風、季節風、台風、爆弾低気圧、暴風雨、暴風雪など)による被害(cf. 風害)から守ることを主目的として設けられる森林のことである。長く大規模に伸長するものは防風林帯(ぼうふうりんたい、英語:shelterbelt)と呼ばれることもある。
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0a/Van_Gogh_-_Zypressen.jpeg/640px-Van_Gogh_-_Zypressen.jpeg)
南フランスはアルル近郊の町サン=レミ=ド=プロヴァンスにて、ミストラルを防ぐために設けられた防風林のイトスギを数多く描いたゴッホによる1889年の作。
農地の土壌を風食から守るなどする目的で設けられるものは農地防風林[2][3](耕地防風林[4][5][6])、海岸部で海風等を防ぐために造られるものは海岸防風林[2][* 2]、列車や鉄道施設の防護のために鉄道路線に沿って造られるものは鉄道防風林[* 3]と呼ばれる。道路や鉄道沿いで、雪による吹き溜まりなどを防ぐ目的のものを、特に防雪林と呼ぶことがある。
そのほか、日本語では、家屋を守ることを主目的として家の敷地内に設けられる森林を「屋敷林」と呼ぶが、防風林としての機能は必ず期待されるものである[* 4]。