Loading AI tools
ウィキペディアから
酒飲み書店員大賞(さけのみしょてんいんたいしょう)は、千葉県近辺の本と酒が好きな書店員と出版社営業が集まり、最も売り出したい本をコンペティションで決定する賞[2]。
酒飲み書店員大賞 (さけのみしょてんいんたいしょう) | |
---|---|
受賞対象 | 参加する書店員および出版社営業が売り出したい、出版から1年以上経った文庫本[1] |
国 | 日本 |
主催 | 千葉県近辺の書店員と出版社営業[1] |
初回 | 2005年 |
最新回 | 2021年 |
最新受賞者 | 津村記久子『アレグリアとは仕事はできない』 |
公式サイト | www |
文庫本の掘り起こしを目的としており[3]、出版から1年以上経った文庫本が選考対象とされる[4][5]。千葉県内の書店員や、都内へ通う編集者らが居酒屋で情報交換をする飲み会で、「自分たちで売れ筋の本を作っていきたい」という話で盛り上がり、この大賞ができたという[5]。
書店員が選考を行う本の賞には他に、本屋大賞、北海道ゆかりの本大賞、名古屋文庫大賞、京都水無月大賞、沖縄書店大賞などがある[4]。
以下に受賞作の一覧を示す[1]。年は受賞作の発表の年。
回(年) | 受賞作 | 著者 | 刊行 |
---|---|---|---|
第1回(2005年) | 『ワセダ三畳青春記』[6] | 高野秀行 | 2003年10月 集英社文庫 |
第2回(2006年) | 『笑う招き猫』 | 山本幸久 | 2006年1月 集英社文庫 |
第3回(2007年) | 『東南アジア四次元日記』 | 宮田珠己 | 2001年7月 文春文庫PLUS |
第4回(2008年) | 『ファイティング寿限無』 | 立川談四楼 | 2005年8月 ちくま文庫 |
第5回(2009年) | 『太陽がイッパイいっぱい』 | 三羽省吾 | 2006年9月 文春文庫 |
第6回(2010年) | 『月読』 | 太田忠司 | 2008年1月 文春文庫 |
第7回(2011年) | 『アフリカにょろり旅』 | 青山潤 | 2009年1月 講談社文庫 |
『俺たちの宝島』 | 渡辺球 | 2009年2月 講談社文庫 | |
第8回(2012年) | 『キネマの神様』 | 原田マハ | 2011年5月 文春文庫 |
第9回(2013年) | 『セレモニー黒真珠』[2] | 宮木あや子 | 2011年10月 MF文庫ダ・ヴィンチ |
第10回(2014年) | 『球団と喧嘩してクビになった野球選手 破天荒野球選手自伝』 | 中野渡進 | 2014年3月 双葉文庫 |
第11回(2015年) | 『海と真珠』 | 梅田みか | 2014年3月 ハルキ文庫 |
第12回(2016年) | 『ベンチウォーマーズ』 | 成田名璃子 | 2014年8月 メディアワークス文庫 |
第13回(2017年) | 『アレグリアとは仕事はできない』 | 津村記久子 | 2013年6月 ちくま文庫 |
第14回(2018年) | 『奇譚を売る店』 | 芦辺拓 | 2015年12月 光文社文庫 |
第15回(2019年) | 『川の光』 | 松浦寿輝 | 2018年5月 中公文庫 |
『美人薄命』 | 深水黎一郎 | 2013年4月 双葉文庫 | |
『阪堺電車177号の追憶』 | 山本巧次 | 2017年9月 ハヤカワ文庫 | |
第16回(2020年) | 『小夏と麦の物語』 | 飛騨俊吾 | 2018年11月 双葉文庫 |
第17回(2021年) | 『龍の耳を君に』 | 丸山正樹 | 2020年6月 創元推理文庫 |
『殻割る音』 | 中村汐里 | 2020年12月 小学館文庫 | |
第18回(2022年) | 『謎解き広報課』 | 天祢凉 | 2018年1月 幻冬舎文庫 |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.