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逢瀬川は、かつて水遊びが出来るような清流であったが、高度経済成長期の住宅街の急激な広がりに下水道の整備が進まず、さらに不法投棄などの増加により日本でも屈指の水質汚濁の激しい河川となってしまった。
このような状況の中、1989年(平成元年)、郡山市民の撞井恒夫は、一人で川の中のゴミを拾いはじめた。最初は周辺住民に関心を示す者は無く、収集したゴミの処分についても行政は消極的であったが、時を経て日本国内に環境に対する意識が芽生えると、徐々に清掃活動を支援する市民が現れてきた。
この川を管轄する福島県県中建設事務所内でも有志による川ざらい活動(胴長軍団)が行われ、福島県の環境ボランティア活動の草分け的存在となった。この地道な活動はマスコミにも取り上げられ全国放送もされた。
現在では、ふるさとの川整備事業により護岸が親水公園(富田親水広場、大島自然ふれあい広場)として整備されるなど豊かな自然を取り戻しつつある。
郡山市逢瀬町の逢瀬公園付近の川沿い約1.5kmにわたって続く桜並木。
元は平成初期に地元の人たちによって植えられた約700mもの染井吉野の並木。その後、それらに加え8種類(アーコレード、舞姫、神代曙、オカメ、越の彼岸、一葉、鬱金、仙台屋)、150本もの桜が加わった。
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