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調香師(ちょうこうし)は、食品や、香水をはじめとする香粧品の香料を調合する職業。フレーバー(食品香料)を調香する調香師はフレーバリスト(en:Flavorist)、フレグランス(香粧品香料)を調香する調香師はパフューマー(en:Perfumer)とも呼ばれる。
大きく分けて、食品メーカーや化粧品メーカーなどのユーザーから、香りのテーマや予算・期限が決まった調合の依頼を受ける依頼研究と、自らで新しい香りを創り出す創作研究とに分けられる。調香師には、数多くある香料素材の香りの記憶や、香りの構成知識の修得だけでなく、香りの流行傾向や製品カテゴリーの市場動向、香料の安全性、基材に対する安定性・着色性の知識も要求される。
調香師という言葉は資生堂の堅田道久が1960年(昭和35年)にNHKのテレビ番組「みんなの職業」への出演時にテレビ局によって造語が行われて定着した。堅田はこの言葉に抵抗があり、英語のパフューマ―かフランス語のパフュメェールが良いと1984年発行の著書に書き残している[1]。
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