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第57独立自動車化歩兵旅団(だい57どくりつじどうしゃかほへいりょだん、ウクライナ語: 57-ма окрема мотопіхотна бригада、略称57 ОМПБр)は、ウクライナ陸軍の旅団。南部作戦管区隷下で、ヘルソン州ノヴァ・カホウカに旅団司令部を置く。
2014年10月8日、ドンバス戦争の影響に伴い、ウクライナ領土防衛大隊の第17キロヴォフラード領土防衛大隊(第17独立自動車化歩兵大隊に改称)、第34祖国領土防衛大隊(第34独立自動車化歩兵大隊に改称)、第42ルフ・オポル領土防衛大隊(第42独立自動車化歩兵大隊に改称)を基幹にキロヴォフラード州キロヴォフラードで創設された[2]。
2014年11月、ドンバス戦争に投入され、東部ドネツィク州に配備された。
2019年5月6日、ペトロ・ポロシェンコ大統領から、名誉称号「コスト・ホルディエンコ」を授与された[3]。
2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻では、ルガンスク人民共和国と接する東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に配備され、6月に第2親衛軍団、第5諸兵科連合軍、第8親衛諸兵科連合軍、第58諸兵科連合軍、第1軍団、第90親衛戦車師団の攻勢でヒルスケを防御していた第42独立自動車化歩兵大隊、旅団砲兵群が投降したとロシア国防省が発表し、7月上旬までにセヴェロドネツィク、リシチャンシクが陥落してロシア軍はルハーンシク州全域を占領した[4][5][6][7]。
2022年4月、兵力を2分して東部ドネツィク州クラマトルシク地区に配備され、5月までスラヴャンスク、リマンを防御した[8][9]。
2022年9月24日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、勇気と勇敢さに対する栄誉賞を授与された[10]。
2022年9月、南部ヘルソン州ベリスラフ地区に再配置されて攻勢を開始し、11月中旬にベリスラフ、ヘルソンを解放してロシア軍はドニエプル川西岸から撤退した[11][12][13]。第42独立自動車化歩兵大隊が解放したラキフカ村では住民投票が実施され、賛成100%でウクライナへの再併合が決定した[14]。
2022年12月、激戦地の東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、バフムート市を防御したが2023年5月に陥落した[15][16]。
2024年5月、ロシアと国境を接する北東部ハルキウ州チュフイウ地区に再配置され、友軍の救援でヴォウチャンシクに展開した[18]。
編制は上記のとおりとなる[19]。
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