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青森県むつ市にある田名部神社の例大祭 ウィキペディアから
田名部5町(横迎町、小川町、柳町、本町、新町)にはヤマと呼ばれる木製・黒漆塗りの山車がある。ヤマは2階建てで、下の階には乗子(のりこ)と呼ばれる囃子方が乗り、上の階には御神体を乗せて運行する。金具装飾、漆絵、屋根の形式など細部の造りや装飾は各ヤマで異なる。
車輪は木製の4輪である。車輪が木製であるだけではなく、ヤマそのものの高さもあるため、辻を曲がるのは難しく、そのため梃子(テコ)と呼ばれる専門者が辻での回転を巧みに操作する。
ヤマには左右一対の綱がつけられ、人々が曳くようになっている。
ヤマは昼夜で飾りを替える。昼間は刺繍を施した大水引き幕、小水引幕、見送り幕、御簾で飾られる。これらの幕は古くより京都の業者などの制作を依頼したり、中国から輸入したものを長崎経由で購入したものである。一方、夜間は昼間の幕に替わり、地元の描き手によって描かれた額(がく)と呼ばれる絵灯籠に付け替えられ、中に明かりをともす。夜間の額は毎年描き変えられる。
ヤマの運行は組が取り仕切る。組は男性のみで構成される。中学生~高校生で囃子方の乗子、その後は正式に組の一員となり、厳格な上下関係の元にしきたりを学んでいく。組は組頭(くみとう)を筆頭とし、副組頭、小頭、理事、幹事(評議員)、などが続く。組員はおよそ四十歳で定年となる。
紅毛唐人憩図(こうもうとうじんいこいのず)
囃子は横笛、鼓、手平鉦、大太鼓、小太鼓で演奏される。主な囃子は二種類ある。
アップテンポで技巧を凝らした笛のメロディラインが特徴である。
辻回しの掛け声にも種類があり
のかけ声で辻を回す。「ヤッ トーレッ」でヤマの向きを微調整する。夜間には「ヤマヤレ ヤマヤレ」のかけ声でヤマを曳く。「おしまこ」や各組特有の持ち歌を唄いながら曳くこともある。
毎年8/18-8/20に行われる。
8月18日にはおしまこ流し踊り、8月19日にはみこし祭りがある。
むつ市田名部地区。
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