狼よさらば
ウィキペディア フリーな encyclopedia
『狼よさらば』(おおかみよさらば、原題:Death Wish)は1974年製作のアメリカ映画。妻子が凶悪犯罪に巻き込まれた男が夜な夜な犯罪者たちを拳銃で処刑していくヴィジランテ・アクション・スリラー映画である。監督はマイケル・ウィナー、脚本をウェンデル・メイズ(英語版)、主演をチャールズ・ブロンソンが務めた。本作の人気を受けて後に『ロサンゼルス』(1982年)、『スーパー・マグナム』(1985年)、『バトルガンM‐16』(1987年)、『狼よさらば 地獄のリベンジャー』(1994年)と続編が製作され、「Death Wishシリーズ」(または「狼よさらばシリーズ」)と呼ばれる。
概要 狼よさらば, 監督 ...
狼よさらば | |
---|---|
Death Wish | |
監督 | マイケル・ウィナー |
脚本 | ウェンデル・メイズ |
原作 | ブライアン・ガーフィールド |
製作 |
ハル・ランダース ボビー・ロバーツ |
製作総指揮 | ディノ・デ・ラウレンティス |
出演者 |
チャールズ・ブロンソン ヴィンセント・ガーディニア |
音楽 | ハービー・ハンコック |
撮影 | アーサー・J・オニッツ |
編集 | バーナード・グリブル |
製作会社 |
パラマウント映画 ディノ・デ・ラウレンティス・カンパニー |
配給 |
パラマウント映画 コロンビア ピクチャーズ |
公開 |
1974年7月24日 1974年11月2日 |
上映時間 | 93分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 |
英語 イタリア語 ドイツ語 |
製作費 | $3,000,000(概算) |
興行収入 | $22,000,000[1] |
次作 | ロサンゼルス |
テンプレートを表示 |
閉じる
ブライアン・ガーフィールドの1972年の同名小説(原題『Death Wish』、日本語題は『狼よさらば Death Wish』)を原作としている。原作共に原題の「Death Wish」は「(自分または相手の)死を望む」の意。
公開当時は、本作は明らかに自警主義を肯定し、犯罪者に対する無制限の処罰を推奨していると批判された[2]。原作は自警主義を批判する内容だったのに対し、映画はこれを肯定したとされている。しかしながら、商業的には大成功を収め、犯罪率が上昇していた1970年代のアメリカの世論の共感を得るものであった[3]。