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東京都の運河 ウィキペディアから
横十間川(よこじっけんがわ)は、東京都墨田区・江東区を流れる運河。天神川や釜屋堀、横十間堀、横十間堀川ともよばれる。
一級河川に指定されている。
東京都江東区亀戸と墨田区業平の境界で北十間川から分かれ南へ流れる。ここから竪川が交差する点に至るまでは、川の中央が両区の区境となっている。竪川と交差し、さらに小名木川と交差するが、そこにはX字状の小名木川クローバー橋が架かる。仙台堀川と交差した下流で西に流路を変え、江東区東陽で大横川に合流する。
周囲は地下水汲み上げによりゼロメートル地帯となり、天井川となっていたが、扇橋閘門等により堰き止められ常時排水することにより、海水面より1メートル水位を低下させた。これに伴い、小名木川クローバー橋から大横川に合流する地点までの区間は埋め立てられ、横十間川親水公園として整備されている。
かつては、武蔵国と下総国との国境、東京市(東京15区時代)と南葛飾郡との市郡境、東京市内(東京35区時代)の本所区・深川区と城東区との区境にもなっていた。
東京都はダイオキシン類対策特別措置法に基づいた各施設からのダイオキシン類排出抑制に取り組み、排出量を推計で1998年(平成10年)度に比べ、最大で20分の1に低減させた[1]。しかし、横十間川には底質中のダイオキシン類が環境基準値(150pg-TEQ/g)を超える底質汚染があり、東京都は改善を検討している[2]。
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