棗(なつめ)は、抹茶を入れるのに用いる茶器の一種[1]。木製漆塗りの蓋物容器で、植物のナツメの実に形が似ていることから、その名が付いたとされる。
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棗には濃茶用と薄茶用がある[1]。なお、濃茶を入れる陶器製の茶入(濃茶器)に対して、薄茶を入れる塗物の器を薄茶器(薄器)といい、棗はこの薄茶器の総称として用いられる場合も多い[1](その歴史に関しては薄茶器の項目を参照)。薄茶用には、蒔絵などの柄がついており、濃茶用は黒の単色である。