朝風(あさかぜ)は、大日本帝国海軍の駆逐艦で、神風型駆逐艦 (初代)の8番艦である。同名艦に神風型駆逐艦 (2代)の「朝風」があるため、こちらは「朝風 (初代)」や「朝風I」などと表記される。
艦歴 | |
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計画 | 1904年度[1] |
起工 | 1904年12月30日[1] |
進水 | 1905年10月28日[1] |
就役 | 1906年2月24日[1] |
その後 | 1912年8月28日三等駆逐艦[1] 1924年12月1日掃海艇編入[1] 1928年7月6日廃駆逐艦第15号と仮称[2] |
除籍 | 1928年4月1日[1] |
廃船 | 1929年1月31日[1] |
処分 | 1929年8月1日撃沈処分[1] |
性能諸元 | |
排水量 | 常備:381t 満載:450t |
全長 | 69.2メートル |
全幅 | 6.6メートル |
吃水 | 1.8メートル |
機関 | レシプロエンジン2基2軸、6,000hp |
最大速力 | 29ノット |
航続距離 | 11ノット/850カイリ |
乗員 | 70人 |
兵装 | 80mm(40口径)単装砲 2門 80mm(28口径)単装砲 4門 450mm魚雷発射管 2門 |
艦歴
1904年(明治37年)12月30日、川崎造船所で起工[3]。1905年(明治38年)2月15日、命名(製造番号第8号)[4]。同年10月28日、進水[3]。同年11月28日、駆逐艦に類別[5]。1906年(明治39年)4月1日、竣工[3]。
第一次世界大戦では、青島の戦いに参加[1]。シベリア出兵時には沿海州の沿岸警備を行った[1]。
1924年(大正13年)12月1日、掃海艇に編入[6]。1928年(昭和3年)4月1日、除籍[7]。同年7月6日、廃駆逐艦第15号と仮称[8]。1929年(昭和4年)1月31日、廃船。同年8月1日、湯谷湾外で榛名・比叡の実弾射撃標的として撃沈処分[1]。
艦長
※『日本海軍史』第9巻・第10巻の「将官履歴」及び『官報』に基づく。
- 駆逐艦長
- (兼)鈴木氏正 少佐:1906年3月6日 - 5月10日
- (兼)三上兵吉 中佐:1906年5月10日 - 9月13日
- (兼)田中吉太郎 大尉:1906年9月13日 - 12月20日
- 玉岡吉郎 大尉:1906年12月20日 - 1907年10月15日
- 関干城 大尉:1907年10月15日 - 11月22日
- 武富咸一 大尉:1907年11月22日 - 1908年11月26日
- 江口金馬 大尉:1908年11月26日 - 1909年2月1日
- 児玉兼三郎 大尉:1909年2月1日 - 12月1日
- (兼)木岡英男 大尉:1909年12月1日 - 1910年1月15日
- 荷村信夫 大尉:1910年1月15日 - 2月3日
- (兼)木岡英男 大尉:1910年2月3日 - 12月1日
- 影浦喜次郎 大尉:1910年12月1日 - 1911年4月17日
- (兼)岡田政次郎 少佐:1911年4月17日 - 5月22日
- 賀川五助 大尉:1911年5月22日 - 1912年5月22日
- 柘植道二 大尉:1912年5月22日 - 12月1日
- 倉島巽 大尉:1912年12月1日 - 1913年12月1日
- 柴山司馬 大尉:1913年12月1日 - 1914年12月1日
- 梅鉢義三 大尉:不詳 - 1915年12月13日
- 大久保義雄 大尉:1915年12月13日 - 1918年9月10日[9]
- 小島謙太郎 大尉:1918年9月10日 - 1918年12月1日
- 有馬直 大尉:1918年12月1日[10] - 1919年9月8日[11]
- 岩原盛恵 大尉:1919年9月8日[11] - 1922年2月1日[12]
- (兼)日台虎治 大尉:1922年2月1日 - 1922年7月20日[13]
- 太原進 大尉:1922年7月20日 - 1924年7月1日
- 前田芳雄 大尉:1924年7月1日[14] - 12月1日
- 掃海艇長
脚注
参考文献
関連項目
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