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東京都の道路の通称 ウィキペディアから
旧甲州街道は甲州街道(国道20号)の旧道区間に付けられた通称である。東京都・神奈川県・山梨県・長野県各都県に、旧甲州街道と呼ばれる道路が存在する。
1984年(昭和59年)5月1日の東京都通称道路名設定公告(整理番号99)によれば、起点は東京都調布市国領町二丁目、終点は東京都府中市本宿町二丁目であり、
が該当する。
元来、国道20号は現在の旧甲州街道であったが、まず1954年(昭和29年)に調布市北浦(現:国領町)- 上石原間に、続いて1956年(昭和31年)に府中市本宿町 - 東府中間にバイパスが完成し、1961年(昭和36年)に上石原、東府中合流直前地点を結ぶ形で東府中 - 下石原間が完成した。バイパスと旧道を区別するために、旧道を「旧甲州街道」と呼ぶ。
バイパスとして開通した新道が国道20号に指定され、旧道は東京都道119号北浦上石原線(最初のバイパス建設区間に並行する部分)、東京都道229号府中調布線(残りの部分)として管理されるようになった。
このような経緯のため、両道には、旧バイパスに由来する短い支線状の路線が存在し、この部分は公告された通称としての旧甲州街道に含まれない。なお、1962年(昭和37年)4月25日の東京都通称道路名設定公告(整理番号15)に従えば、新たな甲州街道の通称は単に甲州街道である。
東京都杉並区上高井戸一丁目(東京都道311号環状八号線高井戸陸橋付近)から東京都調布市仙川2丁目(仙川駅手前)間(ほぼ全線が東京都世田谷区内)で、甲州街道と京王線の間を通る道も甲州街道の旧道であり、一般に旧甲州街道と呼ばれる。
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