御前崎遠州灘県立自然公園
静岡県の県立自然公園 ウィキペディアから
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御前崎遠州灘県立自然公園(おまえざきえんしゅうなだけんりつしぜんこうえん、英語: Omaezakienshūnada Prefectural Natural Park)は、静岡県の公園。
静岡県榛原郡吉田町、牧之原市、菊川市、御前崎市、掛川市、磐田市に位置する自然公園である[1][2]。駿河湾と遠州灘の境界にあたる御前崎と、その周辺の海岸の景観などを中心に、自然公園として指定されている[1]。優れた自然景観を保護することで、後世に引き継ぐことを目的としている[2]。
自然公園として指定された範囲は1628.8ヘクタールに及び[1]、生物の捕獲や採取[2][3]、建築物の新築・改築・増築、木竹の伐採、鉱物や土石の採取、河川湖沼の水量増減や汚水の排出、広告物の設置、土石の集積、埋立や干拓、土地の開墾、屋根や壁面の色の変更、湿原への立入、車馬や動力船の使用、航空機の着陸といった行為が規制されている[2][3]。そのため、自然公園に指定された範囲内での潮干狩りは禁止されている[2]。
御前崎は、岬における段丘崖と磯や砂浜の海岸線が特徴的である[1]。御前崎から西に広がる遠州灘の海岸線には、浜岡砂丘に代表される砂丘地帯が広がっており、白砂清松の景観を呈している[1]。御前崎から北に広がる駿河湾に面した海岸線は、静波海岸などが海水浴場として利用されており、手軽なマリンレジャーを楽しめる場として親しまれている[1]。なお、海に接した地域だけでなく、大浜公園のような内陸部も指定されている[1]。
1968年(昭和43年)12月20日、静岡県により自然公園の指定を受けた[1]。また、1980年(昭和55年)4月3日には、自然公園として指定の再検討を行った[1]。2010年(平成22年)4月13日には、自然公園としての点検が行われた[1]。
御前崎遠州灘県立自然公園における地区の名称、および、園地の名称の表記は、静岡県の告示での表記に従った。なお、御前崎遠州灘海岸地区は、園地として「御前崎海岸」や「燈台下海岸」などと並んで「豊浜地区」、「福田地区」、「鮫島地区」がそれぞれ指定されている[4]。また、園地としては「潮騒公園」ではなく「潮騒公園周辺」と指定されている[4]。高天神地区は、地区としては「高天神地区」と表記される[4]が、園地としては「高天神山」と表記されている[4]。横地城跡地区は、園地として「横地城跡牛池畔」と「横地城跡山頂」がそれぞれ指定されている[4]。釘ヶ浦海岸地区は、園地として「榛原海岸(釘ヶ浦地区)」と「片浜海岸(釘ヶ浦地区)」がそれぞれ括弧つきで指定されている[4]。
御前崎遠州灘県立自然公園の特別地域に指定された箇所においては、動物の捕獲や植物の採取が規制されている[3]。
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