山猫 (映画)
イタリア、フランスの映画作品 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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『山猫』(やまねこ、イタリア語: Il gattopardo / フランス語:Le Guépard )は、1963年公開のイタリア・フランス合作映画である。監督はルキノ・ヴィスコンティ。カラー、スコープサイズ(スーパーテクニラマ70、2.20:1または2.35:1)、187分。
概要 山猫, 監督 ...
山猫 | |
---|---|
Il gattopardo | |
左からクラウディア・カルディナーレ、バート・ランカスター、アラン・ドロン | |
監督 | ルキーノ・ヴィスコンティ |
脚本 |
ルキーノ・ヴィスコンティ スーゾ・チェッキ・ダミーコ エンリコ・メディオーリ(イタリア語版) パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ マッシモ・フランチオーザ |
製作 | ゴッフレード・ロンバルド |
出演者 |
バート・ランカスター アラン・ドロン クラウディア・カルディナーレ |
音楽 |
ニーノ・ロータ ジュゼッペ・ヴェルディ |
撮影 | ジュゼッペ・ロトゥンノ |
編集 | マリオ・セランドレイ |
配給 |
ティタヌス 第16回カンヌ国際映画祭 20世紀フォックス日本支社 |
公開 |
1963年3月28日 1963年5月9日 1964年1月18日(英語国際版) |
上映時間 |
187分(オリジナル) 161分(英語国際版) など |
製作国 |
イタリア フランス |
言語 | イタリア語 |
製作費 | ITL2,900,000,000(見積値)[1] |
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イタリア貴族の末裔であるジュゼッペ・ランペドゥーサが自身の体験を基に描いた『山猫』、彼唯一の長編小説を映画化した作品で、映画では全8章のうち第6章までを取り上げている。ヴィスコンティが初めてイタリアの貴族社会を取り上げた作品でもあり、後の作品に続く転機となった。また自身の血統であるイタリア貴族とその没落を描いた意味で、「ヴィスコンティが唯一自身を語った作品」と評された。
第16回カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞し、国際的な評価を確立した。しかし、20世紀フォックスから「長すぎる」とのクレームを受け、シドニー・ポラック監修で161分の「英語国際版」が作成され、世界各国で主に短縮版が公開された(日本でも1964年1月に国際版が公開)が、ヴィスコンティ没後の1981年に、イタリア語オリジナル版(185分)が公開された(日本では当時の岩波ホールで同年12月に上映)。オリジナル・ネガは保存状態が悪かったため経年劣化を起こし、国際公開版よりも退色が目立つようになった。イタリア政府により修復され、本作の撮影監督ジュゼッペ・ロトゥンノの監修により、40周年を期し『山猫―イタリア語・完全復元版』(187分)を2003年に完成させた。この修復版は2004年秋に日本でも公開された。