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日本のナレーター、俳優、お笑い芸人、漫画家 (1951-2022) ウィキペディアから
小林 のり一(こばやし のりかず、本名:田沼 則一〈たぬま のりかず〉、1951年5月9日 - 2022年7月6日)は、日本のコメディアン・漫画家。以前は、三木のり一と名乗っていたが、結婚後改名。舞台、TV、映画、漫画、お笑いとこなすマルチ活動している。
父親の三木のり平は、昭和を代表する喜劇役者。東京都中央区日本橋浜町出身。母方の祖父は新宿末廣亭の高座上の額「和気満堂」を書いた中山呑海。息子はものつくり株式会社の田沼遊歩[1]。
父・三木のり平と仕事で何度も共演したが、私生活では三木は小林たちの育児に一切関わらなかったことから父子としての触れ合いはあまりなかった。本人によると「父と一緒に外出することや家族団欒で食事をした記憶も数えるほどしかなく、『おはよう』の挨拶のやり取りすらほとんどなかった。父がいつ何をきっかけに怒り出すかわからず、私や妹は腫れ物に触るようにピリピリしていた」とのこと[5]。
独立して家を出た後、1999年に三木の危篤の知らせを受けて病院に駆けつけると、病床の三木に喜劇役者として最も多忙だった昭和30年代の様子が書かれた本を朗読した。三木はこの声に耳を傾けながら懐かしそうにかすかに「うん…うん」とうなずき、これが小林の人生において父との距離が最も近づいた瞬間だったとのこと[5]。
2020年、演芸評論家の戸田学の協力により、のり一の口述の形をとり、父・三木のり平の生涯と多彩な活動をまとめた「何はなくとも三木のり平」が発行された。序文は矢野誠一、帯文は高田文夫[6]。
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